これまでに取材させて頂いた全国の祭りと 今年取材予定の祭りを都道府県別に整理しました。 ※「ダイドーグループ日本の祭り」の取材成果も含んでいます。 ※開催日時等は変更になることがあります。 お出かけの際は事前にご確認ください。 ※取材前の祭りの写真は1枚のみとなっています。
祭り名で検索
【徳島県】阿波おどり
もっと見る 閉じる
北海道斜里町本町周辺
7月下旬
1807年、斜里での警備を命じられた津軽藩士72名が飢えと寒さで死亡。地元では慰霊碑を建て供養しました。それが縁で門外不出の「弘前ねぷた」が伝授され、根付いた祭りです。扇ねぷたが「ヤーヤドー」の掛け声とともに巡行。武者絵が描かれた迫力のねぷたと美しいねぷた囃子の大合奏が、世界自然遺産・知床の夏を彩ります。
■アクセス電車 JR北海道釧網本線「知床斜里」駅より徒歩約10分。
■お問い合わせ先斜里町役場総務部企画総務課総務係/0152-23-3131
北海道白糠郡白糠町 厳島神社
約200年前に安芸の厳島神社から分霊した北海道白糠町の厳島神社。例大祭では五穀豊穣と海の安全を願い、町内30キロを巡行。神輿は腰の高さに抱え、見せ所では地面をはうように進む「地ずり」という独特な担ぎ方をします。山場は太平洋の荒波に向かって豪快に突き進みながら神輿を清める勇壮な海中神輿渡御です。
■アクセス電車 JR北海道根室本線「白糠」駅下車、徒歩約10分。 車 道東自動車道「白糠」インターより、国道392号線、国道38号線を通り約23分。
■お問い合わせ先厳島神社社務所/01547-2-2712
北海道積丹郡積丹町大字美国町字大沢
7月5日・6日※毎年同日
天狗(猿田彦)や神輿が燃えたぎる炎の中を勇壮に渡り、穢れを払う「火渡り」は、5日、6日の夜に境内で行われます。暗闇の中、灯された火は幻想的であり、挑戦的です。この神事の起源は定かではありませんが100年以上続いていると言われています。期間中、大漁と海の安全を願う海上渡御の他、女神輿を先頭に海で身を清める海中神輿も行われます。
■アクセス電車 JR「小樽」駅より北海道中央バス積丹線にて「美国町船澗」で下車、徒歩約10分。 ※千歳空港からの所要時間は約3時間30分。 車 札樽自動車道「小樽」インターより国道5号線を通り、余市町で国道229号線に乗換えて約35分。
■お問い合わせ先積丹町美国神社/0135-44-2101
北海道札幌市 北海道神宮
6月14日~6月16日 ※毎年同日
毎年6月の北海道神宮例祭、通称「札幌まつり」は開拓時代に神様を街に迎えたいという市民の声からはじまった祭りです。見どころは神職・市民が中心部を練り歩く四基の神輿渡御と九基の山車行列です。山車には札幌の楚を築いた島義勇などの山車人形が備えられ、札幌に集まった全国各地の文化が混合された祭礼文化といえます。
■アクセス電車 ・JR「札幌」駅下車、地下鉄南北線にて「大通」駅下車、地下鉄東西線「円山公園」駅下車、徒歩約15分 ・JR「札幌」駅よりタクシーで約15分 車 ・札樽自動車道「新川」から宮の森方面へ ・札樽自動車道「札幌西」インターから宮の森方面へ
■お問い合わせ先北海道神宮/011-611-0261
北海道上川郡美瑛町
7月24日※毎年同日
勢子たちが約40キロの燃え盛る大松明を夜の町内で12本、神社内で12本を担ぎ練り歩く祭りです。平成元年より和歌山県の熊野那智大社で千年以上続く「那智の火祭」を譲り受け、火と水を崇め、自然の恵みに感謝する神事で、美瑛町の繁栄と十勝岳の鎮静、大松明に書かれた願い事を祈願しています。
■アクセス電車 JR「旭川駅」より約30分「美瑛駅」下車 車 道央自動車道「旭川鷹栖インター」より約40分 飛行機 旭川空港よりタクシーで約15分
■お問い合わせ先那智・美瑛火祭実行委員会(美瑛神社内) 0166-92-1891
北海道松前郡松前町字松城
8月上旬
旧松前藩が、かつて城中で行わせたことから「お城神楽」とも呼ばれる松前神楽。江戸時代に神職によって盛んに行われたものが後に道南地域や日本海沿岸地域などに広がりました。現在も各神社の神職が一体となって各神社の例大祭で公開されています。
■アクセス電車 JR「木古内」駅下車、函館バスで約1時間30分 「松城」下車、徒歩約10分 車 函館より国道228号線を通り約2時間
■お問い合わせ先松前町役場 商工観光課/0139-42-2275
北海道久遠郡せたな町大成区太田
6月27日~28日※毎年同日
北海道では古くから航海の守り神として信仰されてきた、太田山神社。本殿は太田山の中腹、40度の急勾配の石段、ロープづたいの険しい山道、90度の絶壁7メートルを鉄鎖で登ったところにあります。例大祭に合わせて「御山掛け」という行事も行われ、白装束を身にまとった若者たちが本殿を目指します。
■アクセス車 ・道央道「国縫」インターより国道230号線、国道229号線、道道740号線を通り80分 ・道央道「八雲」インターより国道277号線、道道42号線、国道229号線、道道740号線を通り80分
■お問い合わせ先せたな町大成総合支所 産業建設課(商工労働観光係) 01398-4-5511
青森県上北郡野辺地町 町内一円・漁協荷捌き場
8月下旬
南部藩政時代に北前船が運んだ上方文化のひとつとされる、京都祇園祭の流れを組む祭り。艶やかに着飾った稚児が 園囃子を奏で、豪華絢爛な山車が町内を練り歩きます。大しめ縄の奉納や、山車の合同運行などが行われ、海上渡御では、神輿をのせた御座船に続き、大漁旗を掲げた数十隻の船が勇壮に運航します。
■アクセス電車:青い森鉄道「野辺地」駅下車すぐ。 車:第二みちのく有料道路「七戸」インターより国道4号線を通り約15分。
■お問い合わせ先一般財団法人野辺地町観光協会/0175-64-9555
青森県八戸市 中心街
7月31日~8月4日※毎年同日
藩政時代より受け継がれる「八戸三社大祭」。雅やかな三神社の神輿行列と多彩な郷土芸能、華麗な山車の競演が見もので、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つに数えられています。毎年作り変えられる豪華絢爛な山車が、仕掛けを動かしながら迫り来るたび、沿道は大きな歓声に包まれます。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 ・東北新幹線「八戸」駅下車、タクシーで約25分。 ・JR「本八戸」駅下車、徒歩約10分。
■お問い合わせ先(一財)VISITはちのへ/0178-70-1110
青森県五所川原市 中心市街地
8月4日~8日※毎年同日
青森県内各地で開催される「ねぶた・ねぷた祭り」を代表する一つ「五所川原立佞武多」。ビル7階建てに匹敵する高さ約23メートルの立佞武多3台を含む十数台のねぷたが「ヤッテマレ」の掛け声、お囃子とともに市街地を練り歩きます。細かな造形と鮮やかな色使い、迫力ある祭りと優美に燈った立佞武多の絶妙なバランスは必見です。
■アクセス電車 JR五能線「五所川原」駅下車、徒歩約3分。 車 東北自動車道「浪岡」インター経由 津軽自動車道「五所川原」インターより約10分。
■お問い合わせ先五所川原市経済部観光物産課/0173-35-2111 (一社)五所川原市観光協会/0173-38-1515
青森県弘前市 岩木山神社
旧暦8月1日を含む3日
津軽地方のシンボルとして古くから親しまれる岩木山。この山で毎年旧暦の8月1日に行われる「お山参詣」は津軽地方最大の秋祭り。五穀豊穣と家内安全を祈願し、津軽一円の人たちが「サイギサイギ」の声と登山囃子を響かせ岩木山神社に集まります。クライマックスは山頂の御来光。参拝者は朝日に向かって手を合わせます。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR「弘前」駅下車、弘南バスにて約40分 車 東北自動車道「大鰐弘前」インターより約40分
■お問い合わせ先岩木山観光協会/0172-83-3000
青森県八戸市内 長者山新羅神社、八戸市庁前広場、更上閣
2月17日〜20日※毎年同日
八戸えんぶりは、八戸地方に春を呼ぶ民俗芸能で、豊作祈願の祭りです。色とりどりの烏帽子を被った太夫が踊ることを「摺(す)る」といい、毎回約30組の「えんぶり組」が、八戸市の長者山新羅神社での奉納の後に一斉摺りを行います。その様は、あたかもまだ寒い北の大地に響きわたる春の鼓動のようです。
■アクセス電車 JR八戸線 「本八戸」駅下車、徒歩約5分 車 東北自動車道「八戸」インターより約15分 飛行機 「三沢」空港より八戸シャトルバス約50分
■お問い合わせ先(公社)八戸観光コンベンション協会/0178-41-1661
青森県青森市
8月上旬から中旬
骨組みに和紙を張り、色を施した巨大灯籠人形「ねぶた」。「ねぶた」をダイナミックに操る曳き手、太鼓や笛を奏でる囃子方、独特の浴衣と花笠をまとい「ラッセラー」の掛け声に合わせ、踊り跳ねる跳人。これらが三位一体となり国内外の観光客を魅了する、日本を代表する火祭りです。
■アクセス電車 JR東北本線「青森」駅より徒歩約 5分 (青森中心部)
■お問い合わせ先社団法人青森観光コンベンション協会 青森ねぶた祭 実行委員会事務局 017-723-7211
岩手県盛岡市仙北 北上川河川敷
8月16日※毎年同日
盛岡の夏の風物詩である舟っこ流し。約300年前、法要のため位牌を舟に飾りお供え物を載せて流した事が始まりとも言われ、今日では先祖の供養や五穀豊穣、無病息災祈願、送り盆の精霊送りとして受け継がれています。各町内会や寺壇で共同で舟を造り、火を灯して北上川に浮かべると、その中に仕込まれた花火が燃え上がり、幻想的な世界が広がります。
■アクセス電車:JR東北本線「仙北町」駅より徒歩約7分。
■お問い合わせ先盛岡市役所交流推進部観光課/019-613-8391
岩手県上閉伊郡大槌町 大槌稲荷神社・小鎚神社・大槌町内
9月下旬
被災地大槌町に伝わる大槌稲荷神社と小鎚神社の例大祭を総称した祭り。各日、それぞれの神社の神輿渡御が行われ、巡行には郷土芸能団体も加わり、町内を練り歩きます。クライマックスは小鎚神社の神輿二基が川に入る水垢離(みずごり)。神輿の魂振りの動きに呼応し、大小の幟や虎舞の虎も集まり、熱狂に包まれます。
■アクセス電車 三陸鉄道リアス線「大槌」駅下車、徒歩約10分。 車 三陸沿岸道路「大槌」インターより約5分。
■お問い合わせ先大槌町観光交流協会/0193-42-5121
岩手県一関市大東町大原 大原商店街付近
2月11日※毎年同日
極寒の2月、市道「大原水かけ祭り線」という名の約500mの通りを疾走する裸男達に、容赦なく冷水を浴びせるその様から「天下の奇祭」とも呼ばれます。1657年の「明暦の大火」(振袖火事)を厄日と定め、「火防祈願」と「火防宣伝」の二つを兼ねて始まったと伝えられる、360年以上の歴史ある祭りです。
■アクセス電車 JR大船渡線「摺沢」駅下車、タクシーで約10分。 車 東北自動車道「一関」インターより約50分。
■お問い合わせ先一関市・大東大原水かけ祭り保存会事務局(大原市民センター)/0191-72-2282 一関市大東支所産業経済課/0191-72-2111
岩手県陸前高田市高田町
8月7日※毎年同日
旧暦の七夕に開催される、古くからこの地に伝わる夏の恒例行事。各地区から華麗な山車が威勢のいいお囃子にあわせて町を練り歩きます。日没後は飾りも変わって灯が燈り、幻想的な七夕山車が華やかさを競います。震災を乗り越えた地域の情熱が、変わり行く町並みに明るい灯りを燈します。
■アクセス電車 JR「気仙沼」駅よりJR大船渡線BRT(バス高速輸送システム)にて「まちなか陸前高田」下車。 車 東北自動車道「一関」インターより国道284号線、45号線経由で約90分。
■お問い合わせ先陸前高田市観光物産協会/0192-54-5011
岩手県西磐井郡平泉町字大沢 毛越寺
1月20日 ※毎年同日
新春の祈祷である常行堂の摩多羅神祭が執り行われる世界遺産、平泉の毛越寺。結願の20日は二十日夜祭と称され、献膳式に続き古伝の常行三昧供の修法が行われます。また、松明を持ち常行堂まで練り歩き、無病息災、家内安全などを祈願する行列の他、最後に堂内では法楽として延年の舞が夜半まで奉納されます。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR「平泉」駅より約700m、徒歩約10分 バス 巡回バスるんるん「平泉駅」より約3分、「毛越寺駐車場」下車、徒歩約3分 車 東北自動車道「平泉・前沢」インターより約10分
■お問い合わせ先毛越寺事務局/0191-46-2331
岩手県花巻市大迫町内川目
7月31日~8月1日 ※毎年同日
霊山として古くから信仰されている早池峰山(はやちねさん)。例大祭は山伏たちに先導された神輿渡御にお伴する40体余りの権現様(ごんげんさま)と、童子らによる神楽(しんがく)のお通りが長い列となって練り歩き、小さな集落を賑わせます。宵宮で6時間にわたって奉納される岳神楽(たけかぐら)と大償神楽(おおつぐないかぐら)は中世芸能の面影を今に残し、「早池峰神楽」として、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に、また平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
■アクセス・JR「新花巻駅」より大迫方面へ約50分 ・東北自動車道「花巻インター」より大迫方面へ約50分
■お問い合わせ先花巻市役所商工観光部観光課/0198-24-2111
岩手県花巻市 おまつり広場(上町周辺)
9月第2金、土、日曜日
各町内から繰り出す12台の風流山車をはじめ、祭り期間中、100基にも及ぶ勇壮な神輿、古来より踊り継がれてきた鹿踊・神楽権現舞・花巻ばやし踊りなど、420年以上の伝統をもつ花巻まつり。のどかな田園風景の広がる宮沢賢治の故郷が、エネルギーに満ち溢れる3日間です。
■アクセス車 東北自動車道「花巻南インター」から約10分 電車 ・東北本線新幹線「新花巻」駅下車、車で約10分 ・東北本線「花巻」駅下車、徒歩約10分
■お問い合わせ先花巻まつり実行委員会(事務局:花巻市商工観光部観光課) 0198-24-2111
宮城県岩沼市稲荷町 竹駒神社
旧暦二月初午の日から7日間
五穀豊饒などを願って7日間行われる竹駒神社最大の祭り。見どころは28日(日)に行われる神輿渡御。歴史絵巻のような奴衆、稚児、騎馬、獅子や神輿の担ぎ手など総勢約600名による大行列です。中でも揃いの半纏に身を包んで行列の先頭を行く「竹駒奴」の練り歩きや毛槍投げ受けの妙技は見逃せません。
■アクセス電車 JR東北本線(常磐線)「岩沼」駅の東口より徒歩約15分。 車 仙台東部道路「岩沼」インターから車で約10分。 東北自動車道「白石」インターから国道4号線を車で約30分。
■お問い合わせ先竹駒神社社務所/0223-22-2101
宮城県加美町柳沢
1月第2土・日曜日
火難避け、五穀豊穣、家内安全祈願の小正月行事。八幡神社の境内に藁と竹を使い御小屋と12束の灯籠を作り、灯籠の燃え方でその年の作況を占います。夜明け前には若者達が家々を回り手桶の酒を振る舞い新婚の家ではお嫁さんの顔にかまど墨を塗り神のご加護を願い、明け方には御小屋に火を放ち一年の無病息災を願います。
■アクセス電車 ・東北新幹線「古川」駅下車、ミヤコーバスで約25分、「柳沢」バス停下車、徒歩約5分。 車 ・東北自動車道「古川」インターより、国道347号経由、約35分。
■お問い合わせ先加美町生涯学習課文化財係/0229-69-5113
宮城県石巻市 金華山黄金山神社
銅鑼・太鼓・ラッパなどの賑やかな鳴り物に盛りたてられ、全長約20メートル、重さ約100キロの龍体(じゃたい)が、白煙立ち込める中、玉使いと10人の龍衆(じゃしゅう)によって会場狭しと舞い踊ります。祭り人達の衣装は、日本古来の風俗と中国様式の特色を取り入れた金華山独特の物。霊島金華山に相応しい夏祭りです。
■アクセス鮎川港より船で約20分、女川港より船で約35分。 【鮎川港まで】 電車 JR「石巻」駅より宮交バス鮎川行きで約90分、「鮎川港前」下車。 車 三陸自動車道「石巻河南」インターより約60分。 【女川港まで】 電車 JR「女川」駅より徒歩約10分。 車 三陸自動車道「女川」インターより約30分。
■お問い合わせ先金華山黄金山神社/0225-45-2301
宮城県仙台市太白区秋保町馬場字大滝 秋保大滝不動尊
4月29日※毎年同日
ユネスコ無形文化遺産登録「秋保の田植踊」は仙台市太白区秋保町の馬場・長袋・湯元の3地区にそれぞれ伝わる田植踊の総称。田植踊はその年の豊作を祈願し行われるもの(予祝芸能)で、きらびやかな衣装をまとった早乙女が田植えを模した踊りなどを行います。宮城の代表的な民俗芸能ともいえ、集落ごとに独自の田植踊があります。
■アクセスバス JR仙台駅前西口バスプール8番のりばより、宮城交通バス秋保温泉方面行きで約1時間20分、「秋保大滝」下車。 車 ・東北自動車道「仙台南」インターから国道286号線、県道62号線経由で約35分(約22キロ) ・東北自動車道「仙台宮城」インターから国道48号線、国道457号線、県道62号線経由で約40分(約24キロ)。
■お問い合わせ先仙台市秋保総合支所 観光課/022-399-2111
宮城県石巻市雄勝町大須 大須八幡神社
※旧暦3月15日
海上安全や豊漁を祈る神輿渡御と、国の重要無形民俗文化財である雄勝法印神楽の奉納が行われる祭りです。神輿は「チョーサイ、ヨーサイ」の掛け声と太鼓や笛の音に合わせ地区を練り歩いた後、岸壁から一気に海に入り力強く進みます。神輿を縦に横に荒々しく担ぐと神様が喜ぶと言われ、塩や海水は穢れを払う禊の力があるとされています。
■アクセス電車 JR仙石線「石巻」駅下車、タクシーで約90分 車 三陸自動車道「河北」インターより県道30号線、国道398号線、県道238号線を通り約90分
■お問い合わせ先石巻市役所 雄勝総合支所 雄勝公民館/0225-57-3052
宮城県栗原市金成小迫 白山神社
4月第1日曜日
小迫の延年は、春の農耕期を前に豊作を願い行われてきた祭りです。延年とは、平安から室町にかけ僧侶や稚児が寺院で盛んに行っていた遊演舞台の総称のひとつ。平安時代より地域の年中行事として伝承されたものは古風な芸能を残しており、国の重要無形民俗文化財に指定されています。祭りでは7つの演目が披露されます。
■アクセス電車 東北新幹線「栗駒高原」駅下車、車で約15分 車 東北自動車道「若柳金成」インターより約10分(栗原市金成支所より約10分)
■お問い合わせ先栗原市産業経済部 田園観光課/0228-22-1151 栗原市若柳金成商工会 若柳本所/0228-32-3100 栗原市若柳金成商工会 金成支所/0228-42-1473
宮城県登米市東和町米川 法輪山 大慈寺
毎年2月初午
国指定重要無形民俗文化財の米川の水かぶりは、古くから伝わる火伏せ行事です。初午の日に顔にかまどの煤を塗り独特の藁装束を身に纏った神様の使いが、家々に水を掛けながら町中を走り抜け祈願します。人々は水かぶりの男達から装束の藁を抜き取り、我が家の屋根に上げて火伏せのお守りにします。
■アクセス電車 JR新幹線「くりこま高原」駅から在来線「瀬峰」「新田」 「石越」各駅からタクシーで米川まで約45分 バス ・「石越」駅から宮城交通石越線「佐沼営業所」下車、内陸線に乗り換え「米川診療所前」下車すぐ ・「瀬峰」駅から宮城交通登米線「佐沼営業所」下車、内陸線に乗り換え「米川診療所前」下車すぐ 車 ・東北自動車道「築館」インター、「若柳金成」インターから国道346号線で東和町米川まで約45分 ・三陸自動車道「登米東和」インター、「登米」インターから米川まで約20分
■お問い合わせ先登米市東和総合支所 0220-53-4111 登米市商工観光課 0220-34-2734
秋田県仙北市西木町上桧木内字大地田 紙風船広場
2月10日※毎年同日
100年以上の歴史をもつ小正月行事。銅山開発の技術指導のためこの地を訪れた平賀源内が熱気球の原理を応用した遊びを教えたことが発祥と伝えられています。製作には幅広い年代の住民が集まり、和紙を貼り合わせた長さ3~12メートルの紙風船を作ります。祭りでは約100個の紙風船が夜空に舞い上がる幻想的な光景が見られます。
■アクセス電車 秋田内陸縦貫鉄道「上桧木内」駅より徒歩約7分。 車 秋田自動車道「大曲」インターより約70分。
■お問い合わせ先西木観光案内所/0187-42-8480
秋田県北秋田市綴子西館 綴子神社
7月14日・15日※毎年同日
雨乞いと五穀豊穣を祈願するため始まったと伝えられている祭り。上町(うえまち)と下町が、直径約4メートル、重さ約3.5トンの大太鼓や獅子踊りなどの郷土芸能を、出陣行列の形式で練り歩き、一年交代で綴子神社に奉納します。宵宮と例祭に大太鼓を山車で引き、太鼓の上下で複数人が太鼓を打ち鳴らします。その雷鳴のような音は、一里四方に響き渡ります。
■アクセス電車 JR「鷹ノ巣駅」、秋田内陸線「鷹巣駅」から車で約10分。 車 「鷹巣」インターから車で約10分。
■お問い合わせ先大太鼓の館/0186-63-0111
秋田県男鹿市全域
12月31日※毎年同日
大晦日の晩、「泣く子はいねがー、親の言うごと聞がね子はいねがー」などと叫びながら家々を回る男鹿のナマハゲ。地域の人々にとって、ナマハゲは怠け心を戒め、無病息災などをもたらす来訪神です。後継者不足などで近年は実施する地区が減っていましたが、ユネスコ無形文化遺産登録を機に復活の動きも見せています。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR男鹿線「羽立」駅下車、タクシーで約15分。 車 秋田自動車道「昭和男鹿半島」インターより約40分。
■お問い合わせ先男鹿市観光文化スポーツ部文化スポーツ課/0185-24-9103
秋田県秋田市広面赤沼 太平山三吉神社
1月17日※毎年同日
毎年1月17日に行われる太平山三吉神社の例祭。五穀豊穣や家内安全、商売繁盛を祈願して各町内会や会社、団体などが梵天(ぼんでん)と呼ばれる依代を奉納します。先陣を競い、境内を激しくもみあいながら奉納することから「けんか梵天」の異名をとります。この日、真冬の秋田は男衆の熱気に包まれます。
■アクセス電車 JR「秋田」駅東口よりタクシーにて約6分。 車 秋田自動車道「秋田中央」インターより約8分。
■お問い合わせ先太平山三吉神社/018-834-3443
秋田県横手市大森町八沢木字木の根坂 保呂羽山波宇志別神社 里宮
11月7日・8日※毎年同日
毎年11月7日夜から翌朝まで行われる、約1200年の歴史があるといわれている神楽。近郷の神官・神子が集う「寄合神楽」の形態をとり、夜を徹して33番の神楽を奉納します。湯を立て各舞ごとに湯ぼうきで清めながら神事が行なわれ、その年の収穫に感謝し、来る年の五穀豊穣を願います。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 ・JR「大曲」駅より国道105号線、県道265号線経由でタクシーにて約30分。 ・JR「横手」駅より県道29号線経由でタクシーにて約30分。 車 ・秋田自動車道「大曲」インターより約30分。 ・秋田自動車道「横手」インターより約40分。
■お問い合わせ先保呂羽山霜月神楽保存会/0182-26-6317
秋田県潟上市天王地区(牛乗り)・男鹿市船越地区(くも舞)
7月6日~7日 ※毎年同日
東湖八坂神社例大祭は1年にわたってさまざまな行事が繰り広げられ、毎年7月7日にクライマックスの神事が披露されます。日本神話に登場するスサノオノミコトが御神牛に乗って練り歩く「牛乗り」と船上でヤマタノオロチが演じる「くも舞」。神話の世界「スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治」伝説を再現します。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR男鹿線「天王」駅下車、徒歩約5分 車 秋田自動車道「昭和男鹿半島」インター下車、約15分
■お問い合わせ先潟上市産業課商工観光班/018-853-5336
秋田県大仙市大曲地域 花館地区~雄物川~伊豆山
秋田県大仙市花館地区に江戸時代の嘉永年間から伝わる小正月行事。当時の花館村の名主斎藤勘左衛門が五穀豊穣や家内安全を祈って始まったとされています。秋田県内には各地で「ぼんでん」祭りが行われますが、川を渡るのはここだけ。カラフルな「ぼんでん」が川を渡る光景は、冬の風物詩として人気があります。
■アクセス電車 JR「大曲」駅下車、車で約5分 車 ・【秋田市方面】「花館柳町」交差点で国道13号バイパスを右折、約400mで右側に臨時駐車場有り ・【大曲インター利用】「大曲」インターで降り、国道105号線を「花館上町」交差点で左折、ノートルダム大曲の前を通過し、約300mで、左側に臨時駐車場有り
■お問い合わせ先川を渡るぼんでん実行委員会/0187-62-3012(花館公民館) 大仙市農林商工部商工観光課/0187-63-1111
秋田県秋田市土崎港 土崎神明社
7月20日~21日※毎年同日
国指定重要無形民俗文化財の土崎神明社の曳山行事は、土崎地区の旧町内から20台程の曳山が出され、かけ声と「港ばやし」のお囃子にあわせて勇壮に練り歩きます。20日は武者人形を飾った曳山が町内を練り歩き、土崎神明社に奉納します。祭りは21日に神事のあと町内に帰る「戻り曳山」で最高潮を迎えます。
■アクセス電車 JR男鹿線「土崎」駅下車、徒歩5分 車 秋田自動車道「秋田北」インターから約15分
■お問い合わせ先土崎港祭り実行委員会 018-845-2264
山形県鶴岡市鼠ヶ関 厳島神社
4月14日・15日※毎年同日
日本海を望む岬の突端の弁天島に鎮座する鶴岡市鼠ヶ関の厳島神社で、毎年4月15日に行われる勇壮な例大祭。白装束の精進人が太鼓や笛に合わせて神輿を担ぎ漁師町を練り歩き、川にたどり着くと神輿に水を掛け合い豊漁豊穣を願います。前日には宵祭りも行われ、漁港は1年で最も活気づくとされています。
■アクセス電車 JR羽越本線「鼠ヶ関」駅下車・徒歩約3分。(厳島神社まで) 車 日本海沿岸自動車道「あつみ温泉」インターより、国道7号線を南下約10分。
■お問い合わせ先鼠ケ関自治会/0235-44-2112
山形県鶴岡市(旧 藤島町)古郡地区 池神社
8月15日※毎年同日
鶴岡市(旧 藤島町)古郡地区にある「池神社」で毎年8月15日に奉納される「古郡神楽」。戸数60戸という小さな集落で行われる神楽は、今から約四百数十年前、当時の領主が干害対策のために堰の開削に着手、その完成を祈願して自ら奉納したことが起こりと言われています。
■アクセス電車 JR「藤島」駅下車、タクシーで約6分。 車 ・山形自動車道「鶴岡」インターから約21分。 ・日本海東北自動車道「鶴岡西」インターから約26分。
■お問い合わせ先ふじしま観光協会 0235-64-2229
山形県山形市桜町 豊烈神社
10月6日※毎年同日
江戸時代、山形を治めた水野家の祖先忠元公の命日10月6日に、山形市の豊烈神社に奉納される神事。6騎の騎馬が紅白に分かれ、紅組は赤い毬を、白組は白い毬を馬上から網の付いた杖ですくい上げ、毬門の的穴に投げ入れます。5個の毬を入れた後、あげ毬と呼ばれる十文字印の毬を早く入れたほうが勝ちとなります。
■アクセス電車 JR「山形」駅下車、徒歩約8分。 車 山形自動車道「山形蔵王」インターより国道286号線を山形駅方面に向かって約10分。
■お問い合わせ先豊烈神社/023-642-7108
山形県寒河江市平塩 熊野神社・塞神様前
旧暦1月15日
平塩の熊野神社に古くから伝わる小正月に行われる奇祭。松の木で男根をかたどった御神体を彫り、祈祷して魂を込めます。神事の後、御神体は近隣から集まった約300人の頭上高く撒かれ、壮絶な奪い合いが行われます。ご神体には様々なご利益があると言われ(子宝恩恵)、妻の為、家族の為にと、一体の御神体を巡り、30分以上も奪い合いが続くこともあります。
■アクセス電車 JR左沢線「寒河江」駅下車、タクシーで約15分。 車 山形自動車道「寒河江」スマートインターより約5分。
■お問い合わせ先平塩熊野神社社務所/0237-86-0165
山形県長井市 市内目抜き通り・白つつじ公園特設会場
5月中旬
長井の獅子舞の起源は今から約千年前に遡ります。古くから人々は太平安泰を求め神を心の拠りどころとして社を建立し、五穀豊穣・無病息災を祈願してきました。今日まで、市内各地区では、春から秋にかけ黒獅子舞が伝統神事として人々により継承されてきました。この各地区の黒獅子舞が一堂に会すのが「ながい黒獅子まつり」です。
■アクセス電車 山形新幹線「赤湯」駅下車、「赤湯」からフラワー長井線で約35分、「長井」駅下車、徒歩約10分 車 東北自動車道「福島飯坂」インターより国道13号線・国道113号線を約90分
■お問い合わせ先長井市観光協会/0238-88-5279
山形県南陽市宮内 熊野大社
山形県南陽市宮内の熊野大社では、毎年7月に五穀豊穣を願う例大祭が行われます。祭りでは、重さ400キロを超える大神輿が、威勢のいい掛け声とともに市中を練り歩きます。また、境内では、獅子頭の周囲につけられた「おしだ」を目がけ、氏子達がわれ先と奪い合う「獅子競(バヨイ)」が繰り広げられ、辺りは興奮と歓声に包まれます。
■アクセス電車 ・JR奥羽本線「赤湯」駅下車、車で約10分 ・山形鉄道「宮内」駅下車、徒歩約10分 車 ・東北自動車道「福島飯坂」インターより国道13号線を通り約1時間 ・磐越自動車道「会津若松」インターより国道121号線を通り約1時間30分 ・日本海東北自動車道「荒川胎内」インターより国道113号線を通り約1時間30分 ・山形自動車道「山形蔵王」インターより国道13号線を通り約40分
■お問い合わせ先熊野大社山上事務所/0238-47-3303
山形県西置賜郡小国町小玉川国民宿舎 飯豊梅花皮荘駐車場
5月4日※毎年同日
町の面積の9割以上を森林が占め、今なお「マタギ」と呼ばれる人たちによる狩猟の習俗が残る山形県小国町。サクラが咲く5月初めに300余年の伝統がある「熊まつり」が開かれます。熊まつりは、恵みをもたらす山の神に感謝し、狩猟した熊を供養する儀式で、古式ゆかしい神事と迫力ある熊狩りの模擬実演が行われます。
■アクセス電車 「米沢」駅よりJR米坂線「坂町」行き約1時間30分 「小国」駅下車、町営バス「飯豊梅花皮荘」行き45分、「飯豊梅花皮荘」下車すぐ 車 東北自動車道「福島飯坂」インターより国道13号線、287号線、113号線、県道15号線、260号線を通り約2時間30分
■お問い合わせ先小国町観光協会 0238-62-2416
福島県大沼郡会津美里町 伊佐須美神社
7月11日~13日※毎年同日
伊勢の朝田植・熱田の夕田植とともに高田の昼田植として日本三田植のひとつにあげられる御田植祭。五穀豊穣を祈る3日間の中でも特に貴重なのが、千人近くの子どもらが参加する一社相伝の神事「獅子追」です。獅子・馬・鹿・牛の8頭の仮面を先頭に勇ましい掛け声を上げながら駆け、神輿渡御の道中や神田を祓い清めます。 (国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR只見線「会津高田」駅より徒歩約30分。 車 ・磐越自動車道「会津若松」インターより約30分。 ・磐越自動車道「新鶴PA」スマートインターより約15分。
■お問い合わせ先御田植祭祭典委員会(伊佐須美神社社務所内)/0242-54-5050
福島県二本松市 隠津島神社
12月第1日曜日
約960年前の「前九年の役」で陸奥国領袖の安倍頼時と征夷大将軍 源頼義が戦った故事にちなんだ祭り。戦いに敗れた源頼義・義家父子が木幡山に立てこもり、神社に戦勝を祈願したところ雪が降り、山の木が源氏の白旗のようになって安倍氏は戦わずして引き返したといわれています。山岳信仰・羽山信仰により権立(ごんだち)の成人儀礼が複合されています。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR「二本松」駅下車、タクシーにて約20分。 JR「安達」駅下車、タクシーにて約15分。 車 東北自動車道「二本松」インターより約25分。
■お問い合わせ先二本松市東和支所/0243-46-2111 隠津島神社/0243-46-2869
福島県双葉郡浪江町請戸 苕野神社
2月第3日曜日
安波祭は豊作や豊漁、海上安全を祈る伝統行事で、江戸時代からの歴史があると伝えられています。2011年の東日本大震災と原発事故後、避難先で規模を縮小して開催していましたが、2018年に地元で再開しました。会場では芸能保存会による神楽のほか、子どもを中心とする踊り子たちが、豊作を祈る田植踊を奉納します。
■アクセス電車 JR常磐線「浪江」駅下車、徒歩約40分(タクシーで約10分) 車 常磐自動車道「浪江」インターより、国道114号線を経由して約15分。
■お問い合わせ先浪江町教育委員会事務局生涯学習係/0240-34-0253
福島県東白川郡塙町伊香・古宿 諏訪神社
7月中旬
福島県塙町伊香・古宿地区で100年以上続くと言われている、無病息災祈願の奇祭。地元の諏訪神社のお仮屋で身を清めた若者たちが、この地域に約120世帯ある家々のほとんどを土足で走り回り、足跡を残していきます。若者たちが駆け抜け、汚した場所は“神様が通った場所”とされ、一晩そのままにしておくとご利益があると言われています。
■アクセス電車 ・JR水郡線「磐城塙」駅下車 タクシー約10分。 ・JR水郡線「磐城石井駅」下車 タクシー約10分。 車 ・常磐自動車道「那珂」インターから国道118号線または349号線を郡山方面へ約70分。 ・東北自動車道「白河」インターから国道289号線、118号線を水戸方面へ約45分。
■お問い合わせ先塙町役場まち振興課商工観光係/0247-43-2112
福島県二本松市 市内・二本松神社
10月4日~10月6日 ※毎年同日
一番の見所は4日の宵祭りで、各町内から鈴なりの提灯をつけた七台の太鼓台が繰り出し、二本松神社のかがり火を紅提灯に移します。300余の提灯をつけたそれぞれの太鼓台は夜空を赤々と照らし、威勢のいい若連の掛け声とお囃子を奏でながら市内を勇壮に練り歩き、見物客までも熱くします。
■アクセス電車 JR東北本線「二本松」駅下車、徒歩約10分 車 東北自動車道「二本松」インターより市街地を通り約10分
■お問い合わせ先二本松市 産業部 観光課 観光振興係/0243-55-5122
福島県いわき市錦町御宝殿 熊野神社
御宝殿熊野神社の祭礼行事は神事と民俗芸能が一体となり、古式にのっとり彩りも豊かに厳かに執り行われます。祭り全体が「御宝殿の稚児田楽・風流」の名称で、国の重要無形民俗文化財になっているいわき市の誇る貴重な文化遺産です。稚児田楽は全国的にも珍しく8人の小学生が古式ゆかしく田楽を演奏します。
■アクセス電車 ・常磐線「植田」駅下車、徒歩約20分、または車で約10分 ・常磐線「勿来」駅下車、車で約10分 車 常磐高速道「いわき勿来」インターより国道289号線、県道56号線を通り約10分
■お問い合わせ先御宝殿熊野神社/0246-62-2207
福島県二本松市針道 諏訪神社
体育の日の前日
400年以上の伝統がある「針道のあばれ山車」は、二本松市針道地区にある諏訪神社例大祭で繰り広げられ、7つの若連が勇壮な自慢の山車をぶつけ合います。その昔、この地方で凶作が続き疫病が大流行した際、災いを鎮めようと人形を飾った山車と神楽囃子を奉納したのが始まりと伝えられています。
■アクセス電車 東北本線「二本松」駅下車、タクシーで約20分 車 東北自動車道「二本松」インターより国道4号線、「安達ヶ原」交差点から県道62号線を約25分
■お問い合わせ先二本松市東和支所地域振興課(東和観光協会) 0243-46-2111
茨城県水戸市大串町 大串稲荷神社
11月23日 ※毎年同日
四方に幕などを張り巡らした底なし屋台の中で、お囃子に合わせて三体の獅子が舞を演じます。獅子は獅子頭を棒の先につけて操る「棒ささら」で、親子の愛情表現を描くのが特色。元禄14年に始まったといわれます。水戸・石岡地区に集中し、他県には見られない民俗芸能。(国選択無形民俗文化財・県指定無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR常磐線「水戸駅」下車
■お問い合わせ先大串稲荷神社/0292-69-2732
栃木県日光市湯西川 湯殿山神社
8月17日※毎年同日
平家落人伝説の残る湯西川の祭り。慈光寺から湯殿山神社への神輿渡御では、行列に神主と住職が加わるなど神仏習合の姿が今なお残っています。また、祭りを執行する「行人」は、祭りの2日前から行屋に入り、厳格な水行などを行います。神事の後、獅子守る会による獅子舞が奉納され、上演の間は、神様とともに馳走をいただく直会となります。
■アクセス車:東北道「宇都宮」インター経由、日光宇都宮道「今市」インターより国道121号線を会津・湯西川温泉方面に約60分。
■お問い合わせ先日光市経済観光部栗山観光課/0288-97-1136 一般社団法人日光市観光協会/0288-22-1525
栃木県芳賀郡市貝町田野辺 高龗神社
8月下旬の土・日曜日
市貝町田野辺地区に江戸時代前期から続く伝統的な祭りで、風雨順調、五穀豊穣、家内・地域の安全を祈る風祭として二百十日に近い8月下旬の2日間開催されています。氏子によって天棚と呼ばれる彫刻屋台が組まれ、その中で祭り囃子が演奏されます。初日の夜行う「はだかもみ」は勇壮で、「とちぎの祭り100選」に選ばれています。
■アクセス電車 JR「宇都宮」駅からタクシーで約40分。 車 北関東自動車道「真岡」インターから約35分。
■お問い合わせ先市貝町生涯学習課/0285-68-0020
栃木県宇都宮市今里町 羽黒山神社
11月第3土曜日とその翌日
羽黒山神社の「梵天祭り」は、五穀豊穣や無病息災などを願う祭りで、江戸時代中期から続けられています。2本の孟宗竹をつなぎ色鮮やかな房を付けた梵天を担ぎ、天に向かって跳ね上げながら練り歩きます。威勢のいい掛け声とともに羽黒山の険しい参道を登り、頂上の神社へ20本ほどの梵天を奉納します。
■アクセス電車 ・JR宇都宮線「宇都宮」駅下車、関東バス「今里」行、「玉生」行で約40分、「今里下」下車。 ・JR宇都宮線「氏家」駅下車、臨時バスで約20分「地域交流館」下車、徒歩約15分。(「地交流館」より有料の循環バス有) 車 東北自動車道「上河内」スマートインターより約5分。
■お問い合わせ先宇都宮上河内地区市民センター まちづくり支援グループ/028-674-3131
栃木県小山市間々田 間々田八幡宮
5月5日※毎年同日
田植え前の時期に雨乞い・五穀豊穣・疫病退散を願う関東有数の奇祭。祭りの主役は子どもたちで、竹やワラなどで作られた長さ15メートルもある7体の竜頭蛇体の巨大な蛇を自治会ごとにつくり、「ジャーガマイタ、ジャガマイタ」という掛け声とともに担いで町内を練り歩きます。この掛け声は、“蛇が巻いた”や“蛇が参った”が変化したものだとする説があります。
■アクセス電車 JR宇都宮線「間々田」駅下車。徒歩約20分。 バス 「間々田駅西口」より小山市コミュニティバス間々田線小山駅西口行きにて約5分、「間々田四丁目公民館」下車、徒歩約5分。 車 東北自動車道「佐野藤岡」インターより国道50号線、国道4号線を通り約30分。
■お問い合わせ先小山市教育委員会生涯学習課/0285-22-9669
栃木県鹿沼市今宮町 今宮神社
10月第二土・日曜日
1608年、大かんばつのとき、鹿沼の人々が氏神に祈りをささげたことに由来します。江戸時代の鹿沼は江戸と日光を結ぶ街道の宿場町。動く陽明門とも形容される彫刻屋台を神社へ繰り込み、神社例祭を盛り上げてきました。毎年二十台を超える屋台が囃子を奉納し、神社から繰り出した後「ぶっつけ」と呼ばれる囃子の競演を行います。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 ・JR日光線「鹿沼」駅下車、徒歩約15分 ・東武日光線「新鹿沼」駅下車、徒歩約5分 車 東北自動車道「鹿沼」インターより約15分
■お問い合わせ先鹿沼市観光交流課/0289-63-2188
栃木県那須烏山市 烏山市街地
7月第4金曜日〜日曜日
山あげ祭の奉納余興は、日本最大級の野外歌舞伎舞踊です。奥行き100メートルに及ぶ大掛かりな舞台装置を道路に据え、常磐津の三味線や唄に合わせて地元の踊り子が演じます。演目の進行に合わせて変化する舞台背景や若衆の一糸乱れぬ動きは見所のひとつです。高さ10メートルを超える大山をあげる様子は圧巻で、祭りの由来になっています。
■アクセス電車 JR烏山線「烏山」駅下車。上演場所により異なり徒歩1~30分 車 北関東自動車道「宇都宮上三川」インターより国道4号線、県道64号線などを通り約50分
■お問い合わせ先那須烏山市 商工観光課/0287-83-1115 那須烏山市観光協会/0287-84-1977
埼玉県秩父市番場町 秩父神社
7月19日・20日※毎年同日
秩父の総鎮守・秩父神社の摂社である日御碕神社の例大祭。秩父を代表する夏祭りで「お祇園」とも呼ばれています。7月19、20日は八基の笠鉾・屋台が秩父屋台囃子を響かせ街中に繰り出します。20日午後、神社を出発し、氏子に担がれた神社神輿は斎場前の荒川にもみこまれ、災厄を流しさると言われる「神輿洗いの儀式」で祭りは最高潮に達します。
■アクセス電車: ・西武鉄道「西部秩父」駅より徒歩約15分。 ・秩父鉄道「秩父」駅より徒歩約3分。 車:関越自動車道「花園」インターより約50分。
■お問い合わせ先秩父市役所産業観光部観光課/0494-25-5209
埼玉県児玉郡美里町猪俣地区 高台院~堂前山
村外れの堂前山の尾根に築かれた百八基の塚に火をともす、400年以上続くお盆の幻想的な行事。武蔵国で勢力をはせた猪俣党の頭領、猪俣小平六範綱及びその一族の霊を慰めるためとされており、猪俣地区内の満6歳から満18歳までの青少年が行事の一切を取り仕切り、大人の介入がないのが特徴です。 (国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR八高線「用土」駅下車、徒歩約20分
■お問い合わせ先美里町教育委員会事務局生涯学習係 0495-76-3431
埼玉県川越市 中心市街地
10月第3土・日曜日
川越まつりは、江戸の天下祭の影響を強く受けて発展し、祭で曳出される山車の形も、天下祭の流行を敏感に感じ取りながら変化していきました。絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、町中を曳行。何台もの山車が辻で相対し、すれ違うさまは、そのスケールの大きさで、見物客を圧倒します。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 各線「川越」駅下車、徒歩すぐ。
■お問い合わせ先川越駅観光案内所/049-222-5556
埼玉県秩父郡小鹿野町飯田 八幡神社
12月第2日曜日
12月第2日曜日とその前日に行われる八幡神社例大祭は、五穀豊穣、豊猟祈願を祝う、別名「鉄砲まつり」。参道から銃火の轟音を合図に、2頭の神馬がそれぞれ社殿までの石段を駆け登る「お立ち」の神事。さらに、歴史ある大名行列、笠鉾・屋台の曳き廻し、地元の有志による歌舞伎上演などが行われ、勇壮に、賑やかに秩父路の祭暦を締めくくります。
■アクセス電車 ・西武池袋線「西武秩父」駅より西武観光バス栗尾行きで「栗尾」下車、徒歩約10分。 ・西武池袋線「西武秩父」駅より西武観光バス栗尾行きで「小鹿野町役場」下車、坂本行き乗換えで「飯田八幡神社」下車。(坂本行きは便数が少ないのでご注意ください) 車 関越自動車道「花園」インターより国道140号線、国道299号線経由で約60分。
■お問い合わせ先小鹿野町役場 おもてなし課 観光担当/0494-79-1100
埼玉県熊谷市 中心市街地・八坂神社
7月20日~7月22日 ※毎年同日
3日間にわたり執り行われる関東一の祇園祭です。祭中に疫病除けを祈願し、赤飯を振る舞ったのが「熊谷の赤飯ふるまい」です。後に赤飯の代わりに「うちわ」をふるまい、評判となったため「熊谷うちわ祭」と呼ばれるようになりました。特に「曳合せ叩合い」と呼ばれる各町区のお囃子の叩合いは見ごたえがあります。
■アクセス電車 JR高崎線秩父鉄道「熊谷」駅下車、徒歩約5分 車 関越自動車「東松山」インターより約20分
■お問い合わせ先熊谷うちわ祭協賛会/048-527-0002
埼玉県入間郡毛呂山町 出雲伊波比神社
11月3日※毎年同日
出雲伊波比神社の流鏑馬(やぶさめ)は、流派による武芸ではなく、地域に伝えられてきた祭りとしての流鏑馬で、春と秋に行われています。秋の流鏑馬は15歳前後の少年が射手となり、祭りの日まで禊を繰り返し流鏑馬にのぞみます。地域から選ばれた少年が矢を放ち、地域が安らかであるよう願います。
■アクセス電車 ・JR八高線「毛呂」駅下車、徒歩約5分 ・東武越生線「東毛呂」駅下車、徒歩約10分 車 ・関越自動車道「坂戸西スマート」インターより約20分 ・圏央自動車道「狭山日高」インターより約30分
■お問い合わせ先毛呂山町 産業振興課 商工観光係/049-295-2112
埼玉県春日部市西宝珠花地先江戸川河川敷(宝珠花橋下流)
5月3日・5日※毎年同日
和紙と竹を用い、3ヵ月かけて作られた大凧を揚げる祭りで、170年以上の歴史があります。毎年、初節句を迎える子ども達の健康と成長を願って、二張りの大凧が空を舞います。大凧は縦15メートル、横11メートル、重さ800キロあり、春日部市「庄和大凧文化保存会」の若衆により、大空高く揚げられます。
■アクセス電車 ・東武野田線「南桜井」駅北口より会場直通シャトルバスで約10分 ・東武スカイツリーライン「春日部」駅東口から朝日バスで約30分「大凧会館入口」下車 ・東武スカイツリーライン「東武動物公園」駅東口から朝日バスで約30分「大凧会館前」下車
■お問い合わせ先春日部市大凧あげ祭り実行委員会事務局 048-736-1111
千葉県勝浦市鵜原 八坂神社
7月第4土曜日
八坂神社の例祭で行われるこの行事は、神社を出発し「よい、よい、よいやまかせぇ」の掛け声で鵜原の街中や鵜原海岸を練り歩きます。行列は若衆頭、挾箱、大鳥毛、陣笠、黒沙熊、白沙熊、若衆頭、中鳥毛、新沙熊、新鳥毛、枝槍、槍、槍組、弓組、鉾組、薙刀組、鉄砲組、若衆頭、神輿の順に続きます。鵜原海岸では神輿渡御「お浜おり」が行われます。
■アクセス電車:JR外房線「鵜原」駅より徒歩約5分。 車:圏央道「市原舞鶴」インターより国道297号経由で約45分。
■お問い合わせ先勝浦市役所観光商工課/0470-73-6641
千葉県山武郡横芝光町中台 大宮神社
8月最終日曜日
豊作祈願・風災害避けを祈願して奉納される獅子舞。境内の大銀杏の御神木に約13メートル、33段の大梯子をかけ、お囃子に合わせ、梯子に上って紙吹雪をまいたり、状態をそらすでんぐりや逆立ちなどの曲芸を披露したり勇壮な姿が演じられます。
■アクセス電車 JR総武線「松尾」駅下車、千葉交通成田空港ターミナル行バスにて「山室」下車、徒歩約10分。 車 圏央道「松尾横芝」インターより約5分。
■お問い合わせ先横芝光町教育委員会/0479-84-1358
千葉県いすみ市岬町 押日八幡神社・岬運動場など
9月25日※毎年同日
お国自慢で見せたいものは、おおやのへいだ(親の日だ)と廻り松。おおやのへいだは上総の奇祭といわれ、若い衆が3層4層の櫓を組み一番上の者が日の丸の扇を開き、「おおやのへいだ」と叫びます。長者地区・中根地区の両地区から繰り出した神輿が岬運動場に集まって展開される勇壮な大別れ式は、多くの人出で賑わいます。
■アクセス電車 JR外房総線「長者町」駅下車、徒歩約5分。 車 九十九里有料道路「一宮町新地地先」より、県道30号線、国道128号線、県道152号線を通り約20分。
■お問い合わせ先いすみ市オリンピック・観光課/0470-62-1243
千葉県南房総市千倉町忽戸 荒磯魚見根神社
昔、房州が干ばつに襲われ、忽戸の村人は、村の氏神・荒磯魚見根神社の本社の奈良の春日大社に雨乞いのお願いに行き、神の能の舞三番叟を伝授され、村の氏神に奉納し干ばつを救いました。以来、忽戸の人々は三番叟を神の舞として崇め、毎年氏神に奉納しています。選ばれた三役は、精進潔斎し、華麗な舞を披露します。
■アクセス電車 JR内房線「千倉」駅よりバスにて「忽戸」下車、徒歩約5分。 車 京葉道またはアクアラインにて館山道へ、富津館山道を館山方面へ~「富浦」インター~館山市経由、国道128号にて鴨川・千倉方面へ。
■お問い合わせ先南房総市観光協会千倉案内所/0470-44-3581
千葉県山武郡横芝光町虫生 広済寺
8月16日 ※毎年同日
鬼来迎は、鎌倉時代に始まったと言われ、仏教布教のため、仏教を信仰しないと地獄に落ちて苦しむことを、劇によって分かりやすく説いたものです。大序、賽の河原、釜入れ、死出の山の地獄の様子を演じた四段と、和尚道行、墓参、和尚物語の寺建立縁起の三段とからなりますが、寺縁起の三段は今は演じられていません。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR総武線「横芝」駅下車、徒歩で約60分、タクシーで約10分 車 銚子連絡道「横芝光」インターより約5分
■お問い合わせ先横芝光町観光協会/0479-84-1215
千葉県佐倉市鏑木町 麻賀多神社
10月第2金曜日〜日曜日
佐倉の秋祭りは、江戸時代より続く長い歴史をもち、千葉県最大級の麻賀多神社の大神輿をはじめ山車・御神酒所などが、佐倉囃子に合わせた「えっさの こらさの えっさっさ」の掛け声とともに鍵の手のような城下町を盛大に練り歩きます。現在は麻賀多神社のほか、愛宕神社、神明神社、八幡神社の氏子町による、4社合同祭の形で行われています。
■アクセス電車 ・京成線「京成佐倉」駅下車、南口より徒歩約10分 ・JR「佐倉」駅下車、北口より徒歩約20分 ※祭り期間中、開催地周辺は交通規制がかかるため車での乗り入れはできません。
■お問い合わせ先公益社団法人 佐倉市観光協会/043-486-6000 佐倉商工会議所/043-486-2331 佐倉市産業振興課/043-484-6146
千葉県鴨川市天津 鎮座・天津神明宮・須賀神社
8月下旬の3日間※20年に一度
式年鳥居木曳祭は「房州伊勢の宮」と仰がれる天津神明宮に伝わる、伊勢神宮の式年遷宮に倣った20年に一度の鳥居の建替神事です。鳥居曳神事では御神木が8月下旬3日間かけて天津市中を奉曳され、例祭前日の10月15日に新しく建立された鳥居の通初式が行われます。約一年かけて斎行される壮大な神事です。
■アクセス電車 JR外房線「安房小湊」駅より鴨川方面バス5分「神明神社」前下車徒歩3分、または「安房小湊」駅よりタクシー5分 車 館山道「君津」インターより房総スカイライン、鴨川有料道路、国道128号線(勝浦方面)経由で約1時間
■お問い合わせ先天津神明宮社務所 04-7094-0323
東京都中央区湊 鐵砲洲稲荷神社
5月2日~5日※毎年同日
平安時代の841年、凶作が続く中で住民が創建した鐵砲洲稲荷神社。江戸時代から埋め立てが進み、明治元年には現在の地に遷座しました。氏子地域には歌舞伎座も含まれます。本社神輿の渡御がある本祭は三年に一度執り行われます。江戸下町の神社では先陣を切って神輿が出ます。また、毎年、こども歌舞伎が奉納されるのが他社にない特徴です。
■アクセス電車 ・JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅下車、徒歩約5分。 ・東京メトロ有楽町線「新富町」駅下車、徒歩約10分。
■お問い合わせ先鐵砲洲稲荷神社社務所/03-3551-2647
東京都江東区亀戸 亀戸香取神社
飛鳥時代の665年、藤原鎌足により創建されたといわれ、スポーツ振興の神として必勝・合格祈願のため、多くの有名アスリートが参拝に訪れる亀戸香取神社の例大祭。祭りでは日本に二基しかないという屋根、胴体、台座が別々の動きをする「こんにゃく神輿」が東京の下町情緒があふれる亀戸町内を巡行します。
■アクセス電車 JR総武線、東武亀戸線「亀戸」駅北口より徒歩約10分。
■お問い合わせ先香取神社/03-3684-2813
東京都西多摩郡檜原村本宿 春日神社
3月1日・2日※毎年同日
東京・檜原村の春日神社で記録上1572年から続くといわれる、3月1日深夜から翌朝にかけて行われる神事。氏子地域の当番数名が4日前から他人が起こした火を一切使わない生活を送り、ふんどし姿で川に入り身を清め、火打石で火を起こし、浄水で米を炊き、ご飯を大高盛りにして神前に献上します。翌朝氏子は共同飲食をし、五穀豊穣・無病息災・天下泰平を願います。
■アクセス電車 JR五日市線「武蔵五日市」駅下車、西東京バスにて「数馬」「藤倉」「払沢の滝」行きバスで約20分、「本宿役場前」下車、徒歩約3分。 車 ・中央道「八王子」インターより滝山街道経由で約45分。 ・圏央道「日の出」インターより五日市街道経由で約30分。
■お問い合わせ先檜原村産業環境課観光商工係/042-598-1011
東京都千代田区永田町 日枝神社
6月中旬
2年に一度の神幸祭は400年以上の歴史を持ち、徳川家光公以来歴代将軍が上覧拝礼し、日本三大祭りにも数えられている壮大な祭り。皇居・旧江戸城を巡幸する日本唯一の祭りで、優雅な格調高い御列約500名が300メートルに渡り、都心に華麗な王朝絵巻を繰り広げ巡幸します。また、氏子各町会の神輿が宮入する連合渡御は圧巻。
■アクセス電車 ・地下鉄千代田線「赤坂」駅下車、(出口2)徒歩約3分。 ・地下鉄南北線・銀座線「溜池山王」駅下車、(出口7)徒歩約3分。 ・地下鉄千代田線「国会議事堂前」駅下車、(出口5)徒歩約5分。 ・地下鉄銀座線・丸の内線「赤坂見附」駅下車、(出口11)徒歩約8分。 車 首都高速「霞ヶ関」インターより約5分。
■お問い合わせ先日枝神社/03-3581-2471
東京都江東区富岡 富岡八幡宮
8月中旬
8月15日の例祭祭典を中心に行われる富岡八幡宮例祭、通称深川八幡祭りは江戸三大祭りのひとつに数えられ、深川っ子の精神的支柱となっています。2017年は3年に一度の本祭りで、八幡宮の御鳳輦が渡御、大小120の町神輿が担がれ、大神輿五十数基による圧巻の連合渡御が行われます。
■アクセス電車 ・東京メトロ東西線「大手町」駅より約5分、「門前仲町」駅下車、徒歩約3分 ・都営地下鉄大江戸線「新宿」駅より約30分「門前仲町」駅下車、徒歩約6分。 バス 都バス「東京駅丸の内北口」より東20または東22系統錦糸町駅前行き約20分「富岡一丁目」下車、徒歩約3分 車 首都高速9号深川線「木場」インターより約3分。 (※但しお祭り期間中は、公共交通機関のご利用をお願いしています。神社駐車場は使えません)
■お問い合わせ先富岡八幡宮/03-3642-1315
東京都羽村市羽東 稲荷神社
4月第2土曜日〜日曜日
玉川上水の水源「羽村堰」で知られる羽村市。毎年春になると「はむら花と水のまつり」が開催され、4月第2週の土日には山車や神輿が町を練り歩きます。中でも呼び物は八雲神社の神輿による水中渡御、3基の神輿が桜舞う多摩川を渡ります。市内神社6台の山車が勢揃いする曳き合わせにも注目。多摩川に春を告げる祭りです。
■アクセス電車 JR青梅線「羽村」駅下車、徒歩約10分 車 圏央道「日之出」インターより約10分
■お問い合わせ先羽村市観光協会/042-555-9667
東京都千代田区 神田、秋葉原、大手町、丸の内、中央区日本橋界隈
5月※2年に一度
日本三大祭、江戸三大祭のひとつに数えられる神田祭。江戸の総鎮守・神田明神の祭礼です。江戸城内に入ることを許され、将軍の上覧に供された数少ない祭りのひとつで「天下祭」と謳われました。今年は遷座400年という大きな節目の年。粋で洒脱な江戸っ子気質、絢爛豪華な江戸絵巻が繰り広げられます。
■アクセス電車 ・JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅(聖橋口)より徒歩5分 ・JR京浜東北線・山手線「秋葉原」駅(電気街口)より徒歩7分 バス 都バス茶51「駒込駅南口」から御茶ノ水線「神田明神」徒歩1分
■お問い合わせ先神田明神 03-3254-0753
神奈川県厚木市 林神社
10月上旬
相模人形芝居林座は、江戸時代中期に始まったと伝えられ、大阪の人形師・吉田朝右衛門が指導していたとも言われています。林座の人形は三人遣いで、操り方が鉄砲を打つ構えに似ていることから「鉄砲差し」と呼ばれる操法を継承しています。毎年、林神社例大祭での奉納公演をはじめ、未来へ繋ぐ伝承活動も行なっています。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車:小田急電鉄「本厚木」駅よりバスで約15分、「林」停留所下車、徒歩約5分。 車:東名高速道路「厚木」インターより約15分。
■お問い合わせ先林神社祭礼について 一般社団法人 厚木市観光協会/046-240-1220 林座について 厚木市教育委員会 社会教育部 文化財保護課/046-225-2509
神奈川県三浦市三崎 海南神社
11月最初の未の日の翌日、翌々日の申・酉の両日
主に日本の神話を題材に面をつけて舞う海南神社の「面神楽」。演目は現在まで国固め、恵比寿の舞、湯立、岩戸開きなど多くの演目が伝承されていて、演目の中には、海神に漁の安全や大漁祈願を願った「恵比寿の舞」や「浦島太郎」、世の中を平和にする泰平の舞を舞う「三人囃子」など漁業を中心に発展してきた三崎特有のものもあり見逃せません。
■アクセス電車:京浜急行電鉄「三崎口」駅下車、京急バス「通り矢」行き、「城ヶ島」行き、「三崎港」行きで約20分、「三崎港」下車。徒歩約5分。
■お問い合わせ先海南神社面神楽保存神楽師会/046-882-1871
神奈川県小田原市 松原神社
5月3日~5日※毎年同日
小田原の総鎮守・松原神社は、古くから氏子・漁師たちに信仰されてきました。神輿の担ぎ上げには仕事でも唄われる浜木遣りが儀式唄として用いられ、漁場での所作を陸地で再現した、「小田原担ぎ」が見られます。これは全国でも他に例がないと言われています。かつては漁師たちによって担がれていましたが、現在は氏子によって継承され、3日間の祭りを担ぎ続けます。
■アクセス電車 ・JR東海道線「小田原」駅より箱根登山バス国府津行にて「青物町」下車、徒歩約3分。 ・JR東海道線「小田原」駅より箱根登山バスまたは、伊豆箱根バス箱根行きにて「幸町」下車、徒歩約1分。 車 ・小田原厚木道路「小田原西」インターより国道255号線にて約15分。 ・西湘バイパス「小田原」インターより国道1号線にて約3分。(付近に有料駐車場有り)
■お問い合わせ先小田原市役所 企画部 広報広聴課/0465-33-1915 小田原市観光協会/0465-22-5002
神奈川県三浦市南下浦町菊名 菊名区民会館前広場
10月23日 ※毎年同日
三浦市南下浦町菊名に伝わる菊名の飴屋踊りは、毎年10月23日に白山神社例祭で奉納されてきた踊りです。この踊りは、飴売りが人寄せの為、歌舞を演じたのが始まりとされ、地区に伝承されてきた踊り。一時期中断していましたが、地元の女性達が中心となって復活。現在では小学生も参加して祭礼の日に奉納されています。
■アクセス電車 京急本線「横浜」駅より約50分「三浦海岸」駅下車、徒歩約20分 バス 「三浦海岸駅」より京急バス剱崎行または剱崎経由三崎東岡行きで約5分、「白山神社」下車、徒歩約3分 車 横浜横須賀道路「佐原」インターより国道134号線、県道215号線を通り約20分
■お問い合わせ先三浦市教育委員会教育部文化スポーツ課/046-882-1111
神奈川県中郡大磯町
1月上旬
大磯の左義長は、小正月に行われる「道祖神の火祭り」のことで国の重要無形民俗文化財に指定されています。海岸に松や竹、正月飾りなどを使って円錐型の「サイト」というワラの塔を作ることが特徴。当日はサイトに火を入れ一年の無病息災を祈ります。また裸の男衆がセイノカミサンの仮宮を引き合うヤンナゴッコという珍しい行事も行われます。
■アクセス電車 JR東海道線「大磯」駅下車、徒歩約10分 車 西湘バイパス「大磯港」インターより約3分
■お問い合わせ先公益社団法人 大磯町観光協会/0463-61-3300
神奈川県足柄上郡山北町 室生神社
「室生神社の流鏑馬」は源頼朝の石橋山挙兵の際、現在の山北の地を所領していた河村城主河村義秀が平氏方に味方し、領地没収、斬刑に処せられるところを鶴岡八幡宮での流鏑馬の妙技により許され、旧領に復帰できたという故事に基づき行われる祭事です。露払いの先導と射手の2頭立てで騎射が行われることが特徴です。
■アクセス電車 ・JR御殿場線「山北」駅下車より徒歩約5分 ・小田急線「新松田」駅より富士急湘南バスを利用し、「山北駅」バス停下車、徒歩約10分
■お問い合わせ先山北町役場生涯学習課 0465-75-3649
新潟県十日町市 十日町駅周辺・諏訪神社
8月25日~27日※毎年同日
数百年の歴史をもつ諏訪神社秋季例大祭を起源に行われる伝統あるまつり。荒神輿と異名をもつ全国的にも珍しい八角神輿や、山車の上で芸妓が踊りを披露する俄(にわか)など、多彩な行事が3日に渡って繰り広げられます。初日は、民謡流しや明石万灯が練り歩き、最終日には、八角神輿の還御でまつりがクライマックスを迎えます。
■アクセス電車:JR東日本「越後湯沢」駅より上越線、ほくほく線「十日町」駅下車、東口すぐ。 車:関越自動車道「六日町」インターより国道253号線を約25分。
■お問い合わせ先一般社団法人十日町観光協会/025-757-3345
新潟県柏崎市大字女谷 綾子舞会館特設舞台
9月第2日曜日
綾子舞は柏崎市女谷(おなだに)の、高原田(たかんだ)と下野(しもの)の2つの集落に約500年前から伝わる民俗芸能。小歌踊、囃子舞、狂言の3種類からなり、小歌踊は赤いユライを被り美しい扇の手振りで足をアヤにして踊る姿が初期歌舞伎踊りの面影を色濃く残しています。狂言も現存の流派にない古い歌舞伎の演目を伝えています。
■アクセス電車 JR信越本線・越後線「柏崎」駅よりタクシーで約25分。 車 北陸自動車道「柏崎」インターより約25分。
■お問い合わせ先柏崎市立博物館/0257-22-0567
新潟県村上市瀬波 延喜式内西奈彌神社
9月3日・4日※毎年同日
神社の祭神である保食神が敦賀から海路を辿り瀬波の地に上陸したことを祝って行われる西奈彌神社の例祭。5台ある「おしゃぎり」と呼ばれる屋台が一日中かけ町内を練り歩き、夜若い衆の熱気が最高潮に達すると瀬波浜町の坂に整列して木遣り唄を唄った後、鉦太鼓を打ち鳴らしながら屋台が一気に坂を駆け上がります。
■アクセス電車 JR羽越本線「村上」駅下車、徒歩約30分。 車 日本海東北自動車道「村上瀬波温泉」インターより約10分。
■お問い合わせ先村上市観光協会(9:00~17:00)/0245-53-2258
新潟県岩船郡関川村一帯
8月最終土、日曜日
村に伝わる「大里峠(おおりとうげ)」という大蛇伝説と、昭和42年に発生した羽越水害の惨事を忘れることなく後世に引き継ぐ水害供養をテーマに、昭和63年から行われている村民の祭り。集落ごとに各部位をつくり合体させたその大蛇は長さ82.8メートル、重さ2トン。竹とわらで作られた世界最長の蛇として、ギネスブックに認定(2001年)されています。
■アクセス電車 JR米坂線「越後下関」駅下車、徒歩約7分。 車 日本海東北自動車道「荒川胎内」インターより国道113号を約15分。
■お問い合わせ先関川村 農林観光課/0254-64-1478
新潟県糸魚川市 能生白山神社
4月24日 ※毎年同日
能生白山神社では、毎年4月24日に春季大祭が行われ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。奉納される舞楽は、室町時代の重立衆が大阪四天王寺より習い伝えたとされ、年月を経て中央とは異なる能生の風土に培われた舞の形になりました。特設された水舞台では、十一の舞が日没まで演じられ、夕日を浴びて舞う「陵王の舞」は圧巻です。
■アクセス電車 北陸新幹線「糸魚川」駅下車、ときめき鉄道約15分「能生」駅下車、徒歩約15分 車 北陸自動車道「能生」インターより約5分
■お問い合わせ先糸魚川市教育委員会 文化振興課/025-552-1511
新潟県魚沼市堀之内 八幡宮境内
9月中旬
堀之内十五夜まつりは旧暦の8月15日に行われる堀之内の鎮守さまである「八幡宮」の秋祭りで、元禄4年の記録以降、300年以上の歴史があります。古くから宿場町として栄えた堀之内の人々は、昔から祭りが好きで、京都などの祭り文化を取り入れていたようです。初日の宵祭りに八幡宮から御幣を授かり、最終日の後祭りに魚野川に納めます。
■アクセス電車 JR上越線「越後堀之内」駅下車、徒歩約10分 車 関越道「堀之内」インターからつきあたり県道を左折、約5分
■お問い合わせ先堀之内商工会/025-794-2433
新潟県西蒲原郡弥彦村 彌彦神社周辺
7月24日~7月26日※毎年同日
彌彦神社の燈籠神事は、日本三大燈籠祭りの一つにも数えられ、彌彦神社の神事の中でも特に賑わいがあります。その起源は詳らかではありませんが、京都衹園社の衹園会が伝わり発展したもので疫病退散、五穀豊穣を願っていると伝えられています。昭和53年5月には、大々神楽、小神楽と共に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
■アクセス電車 JR弥彦線「弥彦」駅下車より徒歩約5分 車 北陸自動車道「三条燕」インターより国道289号線を通り約25分
■お問い合わせ先弥彦観光協会 0256-94-3154
富山県富山市八尾町
9月1日~3日※毎年同日
300年以上も越中八尾で受け継がれている民謡行事。ボンボリが連なる古い町並みに哀調を帯びた胡弓や三味線の音色が響くなか、編笠をかぶった男女の優美で艶やかな踊りが風のように町を流します。民謡とは思えない洗練された芸は「芸術民謡」とも称され、見るものを夢幻の世界へと誘います。
■アクセス電車:北陸新幹線・JR高山本線「富山」駅より約25分「越中八尾」駅下車、徒歩約40分。 車: ・北陸自動車道「富山」インターより国道41号線、県道35号線を通り約25分で所定駐車場着。 ・北陸自動車道「富山西」インターより国道472号線を通り約20分で所定駐車場着。 ※所定駐車場から開催エリアまでのシャトルバスに乗車約10分。下車後徒歩約5分。
■お問い合わせ先越中八尾観光協会/076-454-5138
富山県南砺市福野 福野神明社
5月1日~3日※毎年同日
笛や夜高太鼓の前触れと勇壮快活な夜高節の唄声と共に、高さ約6.5メートルの大行燈7本及び中小10本の町内の夜高行燈が町内を練り回す様は迫力満点。若衆の勇ましい掛け声が響き渡る夜高祭の最大の見どころは7本の大行燈が狭い通りをすれ違う際に行われる「引合い」と呼ばれる行燈の壊し合いです。
■アクセス電車 JR「福野」駅下車、徒歩約5分。 車 東海北陸自動車道「南砺」インターより約5分。
■お問い合わせ先福野夜高祭連絡協議会/0763-22-1120
富山県魚津市諏訪町 諏訪神社
8月第1金・土曜日
豊漁と航海の安全を祈願する港町・魚津の伝統行事。「たてもん」とは、そり形の台に高さ約16メートルの大柱を立て、約90個の提灯を三角形に吊るし上げた船形の万燈です。車輪のない総重量5トンにものぼる「たてもん」を、若者たちが威勢よく曳き廻し、境内にて豪快に旋回させる姿は、勇壮かつ優美で、祭りの最大の見どころです。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 富山地方鉄道「電鉄魚津」駅より徒歩約12分。 車 北陸自動車道「魚津」インターより、県道52号線を通り約10分。
■お問い合わせ先魚津まつり実行委員会(魚津商工会議所内)/0765-22-1200
富山県射水市加茂中部 加茂神社
5月3日~5日 ※毎年同日
富山県射水市の加茂神社に伝わる春の大祭。目玉は一連の諸神事の最後に行われる「やんさんま」と呼ばれて親しまれている流鏑馬式。疾走する馬上から約3メートル60センチの大弓で的をめがけて矢を放つ勇壮な神事です。京都下鴨神社から伝わったと言われ、平安時代の農耕儀礼を色濃く残しています。また全国唯一の奇祭「牛乗式」も行われます。
■アクセス電車 ・あいの風鉄道「呉羽」駅下車、タクシーで約15分 ・あいの風鉄道「小杉」駅下車、タクシーで約15分 車 北陸自動車道「富山西」インターから主要地方道 新湊・平岡線41を約15分
■お問い合わせ先射水市 港湾・観光課 観光振興係/0766-51-6676
富山県砺波市 出町神明宮
4月29日~30日※毎年同日
チューリップの産地として有名な富山県砺波市で200年以上継承される子供歌舞伎。出町神明宮の春の祭礼として毎年4月29~30日に行われています。子ども役者が美しい衣装を着て、絢爛豪華な曳山の舞台で歌舞伎を演じます。豆役者は厳しい師匠のもと、2ヵ月以上前から稽古をはじめ祭り本番に挑み、名演技を披露します。
■アクセス電車 JR「砺波駅」下車、徒歩約10分 車 北陸自動車道「砺波」インターより約5分
■お問い合わせ先砺波市出町子供歌舞伎曳山会館 0763-32-7075
石川県羽咋市 唐戸山相撲場・羽咋神社
唐戸山神事相撲は相撲好きの羽咋神社の祭神・磐衝別命(いわつくわけのみこと)の遺徳を偲び、命日の9月25日に行われています。北陸各地から力士が集い、古式にのっとり「水なし塩なし待ったなし」で競い、結びの一番で大関を決めます。すり鉢状の地形の中央に土俵を設けた野外の相撲場は日本最古として伝わります。
■アクセス電車:JR「羽咋」駅下車、徒歩約15分。 車:のと里山海道「千里浜」インターより県道232号、国道249号を通り約5分。
■お問い合わせ先羽咋市商工観光課内 唐戸山相撲協会/0767-22-1118
石川県羽咋郡志賀町西海風無 西海神社・西海風戸 松ケ下神社
8月14日※毎年同日
大漁と航海安全の祈願祭。起源は江戸時代、出漁や航海で不在がちな男性に代わり女性も浴衣に腰巻、白い前掛け姿でキリコを担いだのが始まり。神輿とキリコが祭り唄を唄いながら地区を練り歩きます。宮入では祭りを終わらせないよう、キリコが神輿の拝殿入りを阻止・邪魔して何度も跳ね返し、境内は熱気の渦に包まれます。
■アクセス車 のと里山海道「西山」インターから約30分。
■お問い合わせ先志賀町商工観光課/0767-32-1111
石川県輪島市海士町 奧津比咩神社
8月22日・23日※毎年同日
輪島沖約50キロ、絶海の孤島「舳倉島」の本社(もとみや)・奥津比咩神社の祭礼。海士町の女神が輪島の男神に年に一度会い、新しい神様が生まれるという伝説にちなんだ“神輿入水神事”が見ものです。女装した若衆が担ぎ沖に向かわんとする神輿を子供たちが逆に引っ張り、その引き合いが長いほど豊漁に恵まれるとされています。
■アクセス電車 のと鉄道「穴水」駅より、バスかタクシーで約30分。 車 能越自動車道「のと里山空港」インターより約30分。
■お問い合わせ先輪島市産業部観光課/0768-23-1146
石川県加賀市大聖寺敷地 菅生石部神社
白装束の青年達が、長さ約2メートル・400本あまりの青竹を境内の石段や石畳に叩きつけ割り尽くした後、大蛇に擬した長さ約20メートル直径約30センチ・重さ約180キロの長縄を拝殿から引きずり出し引き回し川に投げ込みます。別名「竹割まつり」。天武天皇白鳳5年(676年)に、「平和な世においても武芸を怠らぬように」と始められました。
■アクセス電車 ・JR北陸線 「加賀温泉」駅下車、タクシーで約6分。 ・JR北陸線「大聖寺」駅下車、タクシーで約6分。 車 ・北陸自動車道「加賀」インターより国道8号線を通り約10分。 ・北陸自動車道「片山津」インターより県道20号線を通り約13分
■お問い合わせ先菅生石部神社社務所・御願神事保存会/0761-72-0412
石川県七尾市石崎町 八幡神社
8月第一土曜日
漁師町石崎の氏神・八幡神社の納涼祭。大漁祈願はもとより、度重なる大火を恐れ鎮める神事としたた“奉燈”。高さ12メートル、重さ2トンに及ぶ七基の奉燈には武者や海にちなんだ絵が描かれます。ねじり鉢巻が勇ましい100人もの海の男たちによって担がれ、「イヤサカサー…」の掛け声とともに港町を乱舞します。
■アクセス電車 JR「金沢」駅より特急かがり火で「和倉温泉」駅下車、徒歩約5分 車 ・のと里山海道「徳田大津」JC経由、能越自動車道「和倉」インターより約3分 ・能越自動車道「七尾」インター経由「和倉」インターより約3分
■お問い合わせ先七尾市産業部観光交流課/0767-53-8424 石崎奉燈祭奉賛会(石崎公民館内)/0767-62-2835
石川県七尾市
5月3日~5月5日※毎年同日
五穀豊穣を祈る能登最大の春祭り。3つの山町から奉納される曳山・通称でか山は、高さ約12メートル、重さ約20トン、車輪の直径約2メートルと、曳山としては日本一の大きさを誇ります。上段に歌舞伎の名場面が再現されたでか山は、見どころである豪快な方向転換「辻廻し」を行いながら、町中を曳き廻されます。
■アクセスJR「金沢駅」よりサンダーバードで約60分「七尾駅」下車、徒歩約10分
石川県白山市 藤塚神社周辺
5月第3土曜日〜日曜日
美川おかえり祭りは藤塚神社の春季祭礼で、北前船の寄港地として栄え、江戸時代中頃に始まったとされています。祭りでは、若衆による威勢の良いラッパに先導された豪華な神輿や台車が町内を練り歩きます。神社に戻る道を「おかえり筋」と言い、10年に一度巡ってくる筋の家々では、贅を尽くしたもてなしが行われます。
■アクセス電車 JR「美川」駅下車、すぐ 車 「美川」インターから県道25号線を南西へ約5分
■お問い合わせ先白山市観光文化部観光課/076-274-9544
石川県七尾市能登島向田町 伊夜比咩神社
7月最終土曜日
七尾市能登島で7月に行われるダイナミックな火祭り。男衆が伊夜比咩神社から神輿と大小7基のキリコ(奉灯)を担ぎ出し、広場に設置された高さ30メートルの大松明の周りを練り歩きます。熱気が最高潮に達すると、手松明を一斉に投げつけ、点火。大松明は火柱となって燃えさかり、倒れた方向で豊漁、豊作を占います。
■アクセス電車 「和倉温泉」駅下車、のとじま臨海公園行きバスで約30分 車 のと里山海道「徳田大津」ジャンクションから能越自動車道「和倉」インター経由で約20分
■お問い合わせ先七尾市産業部観光交流課 0767-53-8424
福井県福井市本堂町 高雄神社
10月中旬
髙雄神社の秋季例大祭の行事。その昔、人身御供として捧げられた幼子を助け怪物を退治した侍を称え、侍の祖先という猿田彦命(天狗神)、天鈿女命(オシッサマ)を祀る神事。例大祭前日の夜、子どもたちの人身御供にまつわる唄が流れる中、オシッサマが生贄を出したとされる橋近くの松手の宮まで渡御。本日(ほんび)には還御となります。
■アクセス電車:JR「福井」駅より京福バス桜ヶ丘団地線約25分「本堂」下車、徒歩約3分。 車:北陸自動車道「福井」インターより国道158号線、さくら通りを通り約30分。
■お問い合わせ先福井市安居公民館/0776-37-1234
福井県大飯郡高浜町 町内20地区・佐伎治神社
2019年6月23日~29日 ※数えで7年に一度
数えで7年に一度開催される佐伎治神社の式年大祭。疫神や死者の怨霊を鎮めるために行う御霊会の性格を持ち、7日間、3基の神輿が御旅所へ神幸。また、各地区の曳山が練り歩くほか、町のいたるところで、太刀振やお田植・神楽など多彩な芸能が奉納されます。最後に、神輿は海岸へと巡幸し「足洗い」で御霊は海へ帰ります。
■アクセス電車 JR「若狭高浜」駅下車、徒歩約5分。 車 舞鶴若狭自動車道「大飯高浜」インターより高浜方面へ約10分。
■お問い合わせ先高浜町産業振興課/0770-72-7705
福井県越前市大滝町 岡太神社・大瀧神社
越前和紙の特産地、越前市五箇地区。神社にはこの地に繁栄をもたらした紙祖神・川上御前が祀られ、全国の紙業界の総鎮守として崇められています。2018年は、泰澄大師が神社の前身である大滝寺を建立して1300年にあたり、大祭が行われます。その際、奉納される法華八講は神仏習合の儀礼を現代に伝える意義深いものです。
■アクセス電車 JR「武生」駅よりタクシーで約20分。 車 北陸自動車道「武生」インターより約10分。
■お問い合わせ先岡太講事務局/0778-43-0330
福井県三方郡美浜町久々子区 宗像神社
7月上旬
地区の守護として弁財天が祀られており、「弁天さん」と親しまれています。岬に立つ宗像神社からご神体を神輿にのせ、船で海を渡ります。村中のお仮屋に安置され、一晩お祀りした翌日、再び船で神社へ戻されます。弁財天を喜ばせるために、鮮やかなのぼりを立てた船の上で若い衆が相撲を取り、荒っぽく海へ落としあいをします。
■アクセス電車 JR北陸本線「敦賀」駅下車、小浜線に乗り換え「美浜」駅下車、タクシーで約5分 車 舞鶴若狭道「若狭美浜」インターより約15分
■お問い合わせ先美浜町商工観光課/0770-32-6705
福井県坂井市三国町山王 三國神社
5月19日〜21日※毎年同日
三国祭は北陸三大祭のひとつと称され、270年以上の歴史があります。中日(なかび)には、6.5メートル程の武者人形山車(やま)が三國神社前を出発し、街中を夜遅くまで巡行します。三国祭の行事は神仏分離以前の江戸時代以来の伝統習慣を今に伝えているとされ、福井県の無形民俗文化財に指定されています。
■アクセス電車 ・JR北陸本線「芦原温泉」駅下車、京福バス乗車 三国町行きで「三国神社前」下車、徒歩約20分 ・えちぜん鉄道三国芦原線「三国神社」駅下車、徒歩約10分 車 ・北陸自動車道「金津」インターより、約25分 ・北陸自動車道「丸岡」インターより、約30分
■お問い合わせ先三国祭り保存振興会/0776-82-6400
福井県福井市糸崎町 育王山龍華院糸崎寺 観音堂石舞台
4月中旬※2年に一度
福井県福井市糸崎町の糸崎寺に1200年以上前から伝わり2年に一度開催される舞楽で、祭り当日は観音堂の正面に設けられた舞台で、金色の面を付けた舞人が舞を奉納します。伝承によると、千手観音をこの地に安置した際、大勢の菩薩が喜びの舞を舞ったのが始まりとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 (祭りの国重要無形民俗文化財の登録名称は「糸崎の仏舞」ですが、日本の祭りネットワークでは『糸崎「仏舞」』とさせていただいております。ご了承ください。)
■アクセス電車 JR「福井」駅より京福バスにて鮎川(アユカワ)小丹生(コニュウ)方面乗り場から約40分「松陰(マツカゲ)」で下車、徒歩にて約15分案内看板あり タクシー JR「福井」駅より約30分。運転手さんに、鷹巣(タカス)の糸崎町までとお伝えください。案内看板あり 車 北陸自動車道の場合、関西方面から「福井」インター、富山方面から「福井北」インターで降り、国道305号線へ。糸崎町は沿線。所要時間約40~50分。ナビの天満神社(糸崎町)が会場。駐車場多少あり
■お問い合わせ先福井市教育委員会 事務局 文化課 0776-20-5367(月~金 9時~17時)
山梨県南アルプス市高尾 穂見神社
11月22日・23日※毎年同日
ほんの数軒の高尾集落。毎年11月22日の朝から翌12時過ぎまで太々神楽を奉納。豪壮な神楽殿も見もので、かつては夜通し舞われたため「夜神楽」などとも呼ばれていました。商売繁昌・家内繁昌の「資本金」を神社から借り、翌年に倍にして返すという独特な風習があります。現在では、「百万円」などと記された章を受け取ります。
■アクセス車:中部横断自動車道「南アルプス」インターより約30分。
■お問い合わせ先南アルプス市教育委員会文化財課/055-282-7269
山梨県南アルプス市沢登地区 六角堂
10月13日※毎年同日
南アルプス市・沢登地区、如意輪観音と聖徳太子を祀ったとされる六角堂。毎年秋の例大祭には地域の人々の手で作られる、50点以上の「切子」が奉納されてきました。三百数十年前から続くとされる沢登の「切子」は、10枚~15枚重ねた和紙を切り透かしていくもの。その繊細さ、美しさは、まさに芸術作品です。
■アクセス車:中部横断自動車道「南アルプス」インターより、甲西バイパス経由、約5分。
■お問い合わせ先沢登切子保存会/055-282-2885
山梨県上野原市 無生野集会所
山梨県上野原市に伝わる無生野の大念仏は悲運の最期を遂げた護良(もりなが)親王と雛鶴姫を供養するため始まったとされています。旧暦1月16日と新暦8月16日、地区集会所に道場と呼ばれる舞台がつくられ、鉦や太鼓に合わせて一本太刀、二本太刀の踊りが続き、最後に病気治癒のための祈祷「ぶっぱらい」が行われます。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR中央本線「上野原」駅下車、富士急山梨バス「無生野」行きで約50分、「無生野」で下車、徒歩約2分。 車 中央自動車道「上野原」インターより県道35号線で約40分。
■お問い合わせ先上野原市教育委員会社会教育課/0554-62-3409
山梨県笛吹市春日居町鎮目 山梨岡神社
4月4日・5日※毎年同日
山梨の県名のルーツとされる山梨岡神社の春季例大祭。見所は県無形文化財の太々神楽。4月4日早朝の神事の後、夜10時頃までかけて24種類の舞を奉納します。特に勇壮な「四剣の舞」は武田信玄が出陣に際して奉納、戦勝を祈願したとされています。神楽に携わる氏子は舞子と呼ばれ、現在は30人で構成。大切に受け継がれています。
■アクセス電車 JR中央線「石和温泉」駅下車、北口より徒歩約10分。 車 中央自動車道「一宮御坂」インターより国道20号線を石和温泉駅方面に向かい、国道140号線を通り、約20分。
■お問い合わせ先笛吹市 産業観光部 観光商工課/055-261-2034
山梨県北都留郡丹波山村 熊野神社ほか
江戸時代から約300年の歴史を誇る獅子舞。獅子と「ささら」と呼ばれる楽器を手にした花笠、白刃が、お囃子に合わせて村内を練り歩き、各地区の神社で舞を奉納します。舞には物語があり、三頭の獅子が激しく舞う場面は見どころのひとつです。文化財保存会の若者が中心となり途絶えていた演目を復活させるなど伝統を継承しています。
■アクセス電車 青梅線「奥多摩」駅から丹波行きバスにて約60分、「丹波」で下車 車 中央自動車道「上野原」インターより約60分
■お問い合わせ先丹波山村観光協会/0428-88-0411
山梨県笛吹市一宮町一ノ宮 甲斐国一宮浅間神社
4月15日※毎年同日
「おみゆきさん」は825年頃、甲府盆地を襲った大水害後に始まった、水防祈願が起源とされています。祭神が女性の神様の木花開耶姫命であることから、神輿の担ぎ手は長襦袢に花笠を被り白粉を塗った女装スタイル。「ソコダイ、ソコダイ」の掛け声とともに神輿を担ぎます。甲府盆地に春を呼ぶ祭りとして親しまれています。
■アクセス電車 JR「山梨市」駅下車、車で約10分 バス 「新宿駅西口」から中央高速バスにて約100分 「一宮」バス停下車、徒歩約10分 車 「勝沼」インターより約5分、「石」信号右折
■お問い合わせ先甲斐国一宮浅間神社社務所/0553-47-0900
【八朔祭】 山梨県都留市四日市場 生出神社 【ふるさと時代祭り】 山梨県都留市上谷 谷村第一小学校周辺
9月1日※毎年同日
毎年9月1日に行われる都留市生出神社の例祭、八朔祭。付祭りの大名行列(ふるさと時代祭り)が街中を練り歩き、奴姿の赤熊やお姫様、お殿様たちが歴史絵巻の世界を繰り広げます。葛飾北斎などが下絵を描いた豪華飾幕を纏った屋台の曳行、四日市場神楽なども行われます。
■アクセス電車 JR「大月」駅から富士急行線に乗り換え約15分「谷村町」駅下車より徒歩約3分 車 中央自動車道「都留」インターより県道40号線を通り約2分 ※駐車場はご用意しておりますが、数に限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
■お問い合わせ先ふるさと時代祭り実行委員会(都留市産業観光課内) 0554-43-1111
長野県上田市別所温泉 夫神岳~別所神社
室町時代から続く雨乞いの祭り。山の神への感謝に、村人が布を織って奉納したのが始まりといわれています。100人以上の住民が交代で長さ約6メートルの幟をかつぎ、標高約1250メートルの夫神岳山頂から別所神社まで温泉街を練り歩きます。花笠童女が竹を打ち鳴らす「ささら踊り」や、若手の獅子舞も行われます。
■アクセス電車 JR「上田」駅より上田電鉄別所線で約30分、「別所温泉」駅下車すぐ。 車 上信越自動車道「上田菅平」インターより約20キロ。
■お問い合わせ先別所温泉観光協会/0268-38-3510
長野県長野市新諏訪町 諏訪神社
9月23日※毎年同日
長野市・善光寺の西、諏訪神社の秋祭りに奉納される「瓜割煙火」。約180年前、疫病退散を祈願した煙火奉納が由来。仕掛け花火は地元住民からなる保存会の手作りで、伝統製法と新技法を織り交ぜて複数の花火を奉納します。神社裏の山に火玉が駆け上がる「大綱火」が披露されると熱気が最高潮に達します。
■アクセス電車 JR「長野」駅下車、県道戸隠中社行、道の駅鬼無里行、滝屋行「新諏訪」バス停下車、徒歩約7分。 車 上信越自動車道「長野」インターより善光寺方面へ約40分。
長野県佐久市望月 旧中山道・望月宿一帯
火と榊によって一切の不浄を払い浄め、五穀豊穣、無病息災を祈る、室町時代から続くと云われる、旧中山道・望月宿での伝統の火祭りです。闇夜に揺れる松明を手に山から駆け下り、松明を鹿曲川へ投げ込むさまはまさに幻想的。繰り出す榊神輿は激しくあおりあいながら練り歩く、信州の奇祭とも言われる幻想的な火祭りです。
■アクセス電車 北陸新幹線「佐久平」駅下車、バスかタクシーで約30分。 車 ・上信越自動車道「佐久」インターより約25分。 ・中部横断自動車道「佐久南」インターより約15分。
■お問い合わせ先佐久市役所総務部望月支所経済建設環境係/0267-53-3111
長野県飯田市上村・南信濃 各神社
12月上旬
毎年12月、飯田市上村および南信濃の9つの神社で奉納される湯立て神事。発祥は、平安時代から鎌倉時代にかけてといわれています。釜の上に神座が飾られ、湯を煮えたぎらせて神に捧げます。クライマックスには、天狗などの面が登場し湯を素手ではねかけます。禊ぎの湯によって一年の邪悪を払い、新しい魂をもらって新年を迎えます。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス車 中央自動車道「飯田」インターより約60~70分。(神社による)
■お問い合わせ先遠山郷観光協会/0260-34-1071
長野県下高井郡 野沢温泉村馬場の原
1月15日 ※毎年同日
野沢温泉の道祖神祭りでは、社殿正面前で燃え上がる火元から松明に火を付け社殿正面を焼こうとするのを、25歳の厄年が守ろうとします。社殿の上に上がっているのは42歳の厄年。約1時間半にわたる攻撃戦の末、双方の手締めにより社殿に火が入れられます。次第に社殿は大きな炎とともに空高く燃え上がり、火祭りは終わります。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 北陸新幹線「飯山」駅より直通バス野沢温泉ライナーで約25分、「野沢温泉」バス停下車、徒歩約3分 車 上信越自動車道「豊田飯山」インターより国道117号線、県道38号線で約25分
■お問い合わせ先野沢温泉観光協会/0269-85-3155
長野県飯田市山本 七久里神社
飯田市の七久里神社秋季祭典は「はだか祭」として親しまれています。南北朝時代に始まったとされ、約700年にわたり五穀豊穣や無病息災を祈願、感謝する豊年祭りとして継承されています。山本地区にある7つの集落から選ばれた若者がしめ縄を腰に巻き、同じようにしめ縄を巻いた大樽を頭上で振って、雨のように降り注ぐ火の粉を浴びながら舞います。
■アクセスバス 広域バス駒場線「山本自治振興センター前」より徒歩約10分 車 中央道「飯田山本」インターより約5分 ※飯田から山本方面へ向かうバスは9本(土曜日)。祭り終了後のバスはありません。
■お問い合わせ先飯田観光協会/0265-22-4851
長野県長野市大岡芦ノ尻集落
1月7日※毎年同日
無病息災を祈念して集落の松飾りを持ち寄って人面の神様を祀ったことに由来し、別名「神面装飾道祖神祭」とも呼ばれています。1.5メートルほどの道祖神の石碑に注連縄を使って怪異な神面を飾りつけ、一年間、集落の守護役とします。神面は長野冬季オリンピックの開会式に登場したことでも有名です。
■アクセス電車・バス JR「篠ノ井」駅下車、市営バス大岡篠ノ井線「篠ノ井駅」バス停から約1時間「大岡支所前」下車、タクシー約10分、徒歩約40分 車 長野自動車道「麻績」インターより県道12号線を通り約30分
■お問い合わせ先長野市地域振興部大岡支所 026-266-2121 長野市商工観光部観光振興課 026-224-8316
岐阜県郡上市八幡町 岸劔神社・日吉神社・八幡神社
4月第3土・日曜日
郡上八幡の三大神社である「岸劔神社」「日吉神社」「八幡神社」の大神楽が城下町を巡り、春の訪れを告げる祭りです。いずれも岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。街中に子どもたちの氏子による囃子の笛や太鼓の音が響きわたります。
■アクセス電車 長良川鉄道「郡上八幡」駅より徒歩約20分(タクシーで約7分)。 車 東海北陸自動車道「郡上八幡」インターより約10分。
■お問い合わせ先郡上市商工観光部観光課/0575-67-1808
岐阜県高山市 日枝神社
ユネスコ無形文化遺産に登録された高山祭の屋台行事は、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の2つをさす総称。祭りの起源は1600年頃、屋台の起こりは1700年中頃とされており、「高山祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。日本三大美祭の一つに数えられ、豪華絢爛な12台の屋台曳き揃え、からくり奉納、夜祭りなどが行われます。
■アクセス車 東海北陸道「高山」インターより国道41号線及び市道にて約25分。
■お問い合わせ先高山市役所 商工観光部観光課/0577-35-3145
静岡県藤枝市岡部町新舟および殿
10月第2土曜日
起源は戦国時代の狼煙にさかのぼります。竹筒の火薬を詰めて櫓から打ち上げる形になったのは明治時代。朝比奈川沿いの地区ごとに13の連があり、昼の部、夜の部で各連1本ずつ打ち上げます。連ごとに竹筒の長さや火薬の詰め方、パラシュートの大きさなどが違います。そして、独特の節回しで読み上げる口上でも競い合います。開催は2年に1度です。
■アクセス電車:JR東海道本線「焼津」駅下車、バスにて約40分。
■お問い合わせ先藤枝市観光協会/054-645-2500
静岡県三島市大宮町 三嶋大社・大通り(旧東海道)ほか
8月15日~17日※毎年同日
三嶋大社の例大祭に併せて行われ、伝統と歴史に重きを置き、「山車・シャギリ」「農兵節」、故事をもとにした「頼朝公旗挙げ行列」、「流鏑馬」など多くの行事が行われます。見どころは、摺り鉦や笛、太鼓で勇壮なリズムを刻む伝統芸能「シャギリ」です。街中に「シャギリ」の音が鳴り響き、祭りは最高潮を迎えます。
■アクセス電車 JR「三島」駅から徒歩約10分。
■お問い合わせ先三嶋大祭り実行委員会事務局(三島市観光協会)/055-971-5000
静岡県周智郡森町飯田 山名神社
7月14日、15日に最も近い土日
山名神社の祭礼は「飯田の祇園」と呼ばれ、応仁の乱以前、京都・祇園祭で舞われていた舞がここに残されています。8段構成の舞の中で、カマキリのかぶりものを付けて舞う「蟷螂(とうろう)の舞」は全国的にも珍しいものです。舞の途中からは舞台の周囲を8台の屋台が廻り、祭りはクライマックスを迎えます。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR「袋井」駅下車、秋葉バスサービス(秋葉線)で約20分、「天王」下車。 車 新東名高速道路「森掛川」インターより約10分。
■お問い合わせ先森町産業課商工観光係/0538-85-6319
静岡県磐田市見付 見付天神・矢奈比賣神社
9月上旬
「見付天神裸祭」は、矢奈比賣(やなひめ)神社の御祭神が、遠江国総社である淡海國玉(おうみくにたま)神社へ渡御する神事を中心に構成されています。例祭の夜に行われる「鬼踊り」が有名で、腰蓑を着けた裸の男衆が見付地区内を練り歩き、拝殿にて狂喜乱舞する勇壮な様は、「天下の奇祭」と称するにふさわしい祭りです。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR東海道線「磐田」駅下車、秋葉バス遠州森町行き「見付天神入口」下車、徒歩約3分。 車 ・東名「磐田」インターより約7分。 ・磐田バイパス「見付」インターより約5分。
■お問い合わせ先見付天神・矢奈比賣神社/0538-32-5298
静岡県牧之原市大江 大江八幡宮
海上安全を願い、毎年秋に行われている特殊神事。船若(ふなわか)と呼ばれる青年達が長さ2メートル程の菱垣廻船(ひがきかいせん)と樽廻船(たるかいせん)、二隻の船の模型を担ぎ、「御船唄」にあわせて街中を元気よく練り歩きます。船首と船尾を交互に持ち上げ、荒波を航海する様子を威勢よく表しています。
■アクセス電車 JR「静岡」駅下車、静鉄バスターミナル「静岡駅前」より特急静岡~御前崎線で約60分 車 ・東名高速道路「相良牧之原」インターより約15分 ・東名高速道路「吉田」インターより国道150号線経由で約30分 ・東名高速道路「菊川」インターより約25分
■お問い合わせ先牧之原市教育委員会 社会教育課/0548-53-2646
静岡県浜松市西区舞阪町舞阪 岐佐神社
旧暦9月14日〜15日
潮干狩りで有名な浜名湖の畔、岐佐神社の例祭。直径1.8メートルを超える巨大な太鼓をつけた屋台が8台あります。バチも巨大で、約1メートル。男達は連日、拳に巻きつけた晒に血が滲むまで力の限り叩き続けます。太鼓屋台が三連の鳥居を勇壮に叩きながら上り下りする場面は圧巻で、本祭りで披露されます。
■アクセス電車 JR東海道「弁天島」駅下車、徒歩約15分 車 東名高速「浜松西」より約30分
■お問い合わせ先浜松市西区舞阪協働センター/053-592-2111
静岡県下田市 下田八幡神社
8月14日~15日※毎年同日
毎年8月14~15日に下田八幡神社を基点に供奉道具、御神輿、賑やかな太鼓台が繰り出します。太鼓台には、昼は人形の飾り物を乗せ、夜は提灯で照らしながら町を練り歩きます。 圧巻は供奉道具の「太鼓橋」。11基の供奉道具を綱で繋ぎ、若い衆が押し上げて作る太鼓橋は、担ぎ手も観衆も一体となって熱気に包まれます。
■アクセス電車 伊豆急「下田」駅より徒歩約5分 車 新東名高速道路「長泉沼津」インターより国道136号線、国道414号線を通り、約100分
■お問い合わせ先下田市観光協会 0558-22-1531
愛知県新城市 信玄塚
長篠・設楽原決戦場という日本の戦国史を代表する山里、新城。その地に蜂を亡霊と考え死者の霊を慰めようと446年前に始まった祭り。火おんどりでは「お種」と呼ばれる浄火が松明に灯されます。鉦や太鼓の囃子に合わせて、祭り人は大きなもので高さ3メートル、太さ2メートルを超える松明を、あたかも斬り合う武士のように振りかざして踊ります。
■アクセス電車 JR飯田線「三河東郷」駅より徒歩約20分。 車 新東名高速道路「新城」インターより約5分。
■お問い合わせ先新城市設楽原歴史資料館/0536-22-0673
愛知県北設楽郡設楽町三都橋 津島神社
11月第二土曜日
奥三河の祭りで、深山に伝わる「湯立て神事」であり、その歴史は400年を越えます。松明の灯で幻想的な空気が広がる舞座に登場する七福神が、祢宜との問答のはじめに「さんそうろう~」と唱えることから、「参候祭」と呼ばれています。それぞれが特徴のある舞を披露し、湯立てを行い、見物人に湯をかけて去っていきます。
■アクセス電車 飯田線「本長篠」駅下車、豊橋鉄道バス田口新城線「田峯」下車、タクシーで約20分 車 新東名高速道路「新城」インターより国道151号、257号経由で設楽町へ。田峯交差点より国道420号線へ入り折立バス停付近
■お問い合わせ先設楽町観光協会/0536-62-1000
愛知県高浜市春日町 春日神社 八剱社
10月第1土曜日〜日曜日
約200年以上の歴史を誇る「高浜おまんと祭り」。早朝より高浜の田戸地区から春日地区まではっぴ姿に地下足袋姿の若者が約2キロの道のりを1000人ほどの大行列を作り街中を神馬を先頭に行進します。春日神社に到着すると丸太で組まれた馬場の中を、疾走する馬に飛びつき駆け抜けていく勇壮な祭りです。
■アクセス電車 名鉄名古屋本線「知立」駅下車、三河線に乗り換え「三河高浜」駅下車、徒歩約10分
■お問い合わせ先高浜市観光協会/0566-52-2288
愛知県西尾市鳥羽町西迫 鳥羽神明社
2月第2日曜日
鳥羽神明社に、約1200年前から伝えられる鳥羽の火祭り。高さ5メートル、重さ2トンの大松明「すずみ」2基に心身を清めた「神男」が火をつけ、その中にある神木と十二縄を、古い幟で作った衣装をつけた奉仕者たちが競って取り出し、どちらの「すずみ」から早く取り出されるかによってその年の豊凶を占います。
■アクセス電車 名鉄西尾・蒲郡線「三河鳥羽」駅下車、徒歩約10分 車 ・東名高速道路「音羽蒲郡」インターより、三河湾オレンジロード、国道23号線、国道247号線を通り約40分 ・東名高速道路「岡崎」インターより、県道26号線、国道248号線、国道247号線を通り約60分
■お問い合わせ先西尾市観光協会 0563-65-2169
三重県熊野市有馬町 花の窟神社
10月2日※毎年同日
日本書紀にも記されている日本最古の神社「花の窟」。例大祭では日本一長いといわれる約170メートルの大綱をご神体の巨岩の頂上まで引き上げ、参詣者がお綱を地面に垂らすことがないように境内から国道を越えて、七里御浜へ引き出して境内へ渡す、五穀豊穣を祈願する神事です。
■アクセス電車:JR紀勢本線「熊野市」下車、徒歩約20分。 バス:三重交通バス「熊野新宮花の窟」バス停すぐ。
■お問い合わせ先花窟神社 社務所/0597-89-2881
滋賀県近江八幡市宮内町 日牟禮八幡宮
3月中旬の土・日曜日
織田信長も安土城下の町衆と共に踊り出た天下の奇祭。各奉納町が干支をテーマに豆やスルメ等の食材で約3ヶ月をかけて制作したダシ飾りを、7メートルを超す左義長松明に取付け、旧城下町を担いで練り歩きます。ダシの出来栄えを競うコンクールや勇壮な左義長同士のぶつかり合いが行われ、夜には火除け厄除けを願い奉火されます。
■アクセス電車 JR琵琶湖線 「近江八幡」 下車、徒歩約30分。 車 名神高速道「竜王」インターより約30分。
■お問い合わせ先日牟禮八幡宮/0748-32-3151
滋賀県大津市坂本 日吉大社
4月12日~15日※毎年同日
1200年以上の歴史を有する天下の勇祭。神々が鎮座した由来を神輿で再現し、天下泰平・五穀豊穣を願います。期間中には7基の神輿が登場し、八王子山山上から神輿を担ぎ下す「午の神事」や、御子神出産の儀式である「宵宮落とし神事」、琵琶湖上を渡御する「船渡御」など、歴史絵巻さながらの行事が繰り広げられます。
■アクセス電車 JR湖西線「比叡山坂本」駅下車、徒歩約20分。 京阪石山坂本線「坂本比叡山口」駅下車、徒歩約10分。 車 名神高速「京都東」インターよりR161経由で約15分。
■お問い合わせ先日吉大社社務所/077-578-0009
滋賀県東近江市伊庭町 繖峰三神社
滋賀県東近江市の伊庭地区で毎年5月に行われる伊庭の坂下し祭りは、850年以上の歴史を持つ、近江の奇祭のひとつです。繖山の山頂にある繖峰三神社から麓の大鳥居まで、岩場の急斜面を、若衆たちが3基の神輿を引き下ろす神事です。伊庭の男たちが危険を顧みず魅せる、勇壮かつ果敢な姿が魅力の春祭りです。
■アクセス電車 JR東海道本線「能登川」駅下車、徒歩約20分 車 名神「八日市」インター下車、車で約25分 (駐車場御利用の場合は、JR能登川駅西口タイムズ)
■お問い合わせ先東近江市観光協会/0748-48-2100 伊庭区事務所/0748-42-0362
京都府京都市 京都御所(上京区)・下鴨神社(左京区)・上賀茂神社(北区)
5月15日※毎年同日
千数百年前に始まったと云われる京都三大祭りの一つ葵祭。京都御所を出発した行列は平安風俗そのままの絢爛豪華な姿で下鴨神社、上賀茂神社へと新緑の都大路を練り歩きます。総勢500人余り。中でも十二単をまとい輿に乗った斎王代はひときわ目をひきます。王朝絵巻の艶(あで)やかな雰囲気は見物に集まった人々を魅了します。
■アクセス電車 京都御苑 ・JR「京都」駅、阪急「烏丸」駅より地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車。徒歩約8分。 ・京阪電車「神宮丸太町」駅より徒歩約15分。 下鴨神社 ・JR「京都駅」、阪急「河原町」駅より市バス「下鴨神社前」下車。徒歩約8分。 ・京阪電車「出町柳」駅より徒歩約10分。 上賀茂神社:JR「京都」駅、京阪電車「出町柳」駅、阪急電車「大宮」駅より市バス「上賀茂神社」下車。 ※祭当日は交通規制のため、バス利用の際はご注意ください。
■お問い合わせ先京都市観光協会/075-212-1717 ※京都観光の一般的な問合せ、有料観覧席についてのみ
兵庫県西宮市 越木岩神社・苦楽園・越木岩周辺
古くから巨石信仰のある六甲山系で天然記念物の森に鎮座する越木岩神社。例年、秋祭りには神を遷しただんじり二基が太鼓と鉦を打ち鳴らし閑静な住宅街を練り歩きます。受け継がれてきた祭りには老若男女が参加します。夜の苦楽園口駅前ではだんじりの練りまわしが行われ 勇壮で迫力ある祭りは大観衆の熱気と歓声に包まれます。
■アクセス電車 阪急電車甲陽線「苦楽園口」駅下車すぐ 車 大阪・奈良方面 阪神高速3号線「武庫川」インターより約20分。 姫路・岡山方面 中国自動車道「高速西宮北」インターより約35分。 京都・滋賀方面 名神高速道路「西宮」インターより約15分。
■お問い合わせ先越木岩神社/0798-31-0009
奈良県葛城市 當麻寺
5月14日※毎年同日
奈良時代、蓮の糸を用い一夜にして阿弥陀仏の極楽浄土を織り上げた中将姫。29歳で往生した姫の命日に合わせ西暦1005年に恵心僧都によって始められた練供養は、全国のお練りの祖といわれます。日が二上山に傾くころ、観音菩薩らが25菩薩を従えて来迎する様は荘厳で、人々は自身の極楽往生を願います。
■アクセス電車 「新大阪」駅よりJRまたは地下鉄「天王寺」駅下車。徒歩で近鉄線へ移動。近鉄「大阪阿部野橋」駅より約35分「当麻寺」駅下車、徒歩15分 車 ・東京・名古屋方面より、西名阪自動車道「香芝」インターより国道168号線を南へ5キロ、約20分 ・大阪方面より、南阪奈自動車道「葛城」インターより県道30号線を北に2.5キロ、約10分
■お問い合わせ先當麻寺西南院 0745-48-2202
和歌山県新宮市新宮 熊野速玉大社
10月16日 ※毎年同日
世界遺産熊野速玉大社に千数百年以上前から伝わる熊野の神々の来臨を再現する船渡御神事。御神体を乗せた朱塗神幸船・諸手船・斎主船と共に、九隻の早船が櫂引きの音も勇ましく御船島を漕ぎ巡り速さを競います。船渡御が終わると、神霊は御旅所の杉ノ仮宮に導かれ、夕闇の中松明の灯りに古代の祈りが甦ります。(国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR紀勢本線「新宮」駅下車、徒歩約15分 車 ・【名古屋方面より】 紀勢自動車道「大泊」インターより国道42号線を新宮方面へ約30分。熊野大橋を右折 ・【大阪方面より】 阪和道「南紀田辺」インターより中辺路、本宮を通って168号線を熊野川沿いに約2時間
■お問い合わせ先新宮市商工観光課/0735-23-3333
鳥取県八頭郡智頭町 䖝井神社
10月28日※毎年同日
「花籠祭り」は八頭郡内の各地で行われる祭りであり、䖝井神社の花籠奉納は毎年10月28日に行われます。花籠とは竹を細く割ったものに五色の色紙を巻き付けた造花(ヤナギ)を同じく竹で編んだ籠に挿したもので、豊作への祈りと感謝を意味する捧げものと考えられています。祭礼後にはヤナギを抜き、輪にして持ち帰り、人家の屋根に投げ上げておくと火災や厄病除けになるといわれています。100年以上続く鳥取県東部の山間地域に広く見られる特徴的かつ伝統的な行事です。
■アクセス車:智頭急行智頭線「智頭」駅より国道373号、県道6号経由で車約15分。
■お問い合わせ先䖝井神社/0858-75-3824 智東町観光協会/0858-76-1111
鳥取県鳥取市鹿野町 城山神社
2年に一度、4月中旬
400年の歴史を誇る古式ゆかしい祭礼が2年毎に執り行われます。宵祭りは夕暮れ時に城山神社で神輿に御神体を迎える神事を行った後、綱灯篭に灯がともり、行列が町中を練り歩きます。本祭りは翌日の昼から始まり、京都祇園の山鉾を模したといわれる4台の屋台をはじめ、榊、猩々・獅子舞、武者行列、神輿など夜中まで賑わいます。
■アクセス電車 JR「浜村」駅、「宝木」駅よりタクシーで約15分。 車 ・中国自動車道「山崎」インターより国道29号線を約2時間30分。 ・中国自動車道「佐用」ジャンクションより鳥取自動車道を約1時間30分。
■お問い合わせ先鳥取市鹿野町総合支所(教育委員会鹿野分室)/0857-84-2011
鳥取県鳥取市賀露町北 賀露神社
4月29日※2年に1度
2016年は賀露神社の2年に一度の大祭で、神輿や神官、獅子や武者行列、麒麟獅子など総勢200名による行列が船に乗って千代川を下る「ホーエンヤ祭」が行われます。1250年程前に、遣唐使の吉備真備が遭難して賀露沖の島に漂着したのを地元の住民たちが船で助けたという故事に由来し、鳥取県の無形民俗文化財に指定されています
■アクセス電車 JR「鳥取」駅下車、「鳥取駅」から賀露行きバスで「神社前」下車、徒歩約5分 車 中国道「佐用」JCTから鳥取自動車道へ、「佐用」インター下車、国道29号線を賀露港へ 飛行機 「鳥取砂丘こなん」空港より車で約5分
■お問い合わせ先賀露神社会館/0857-28-6505
島根県松江市 松江城周辺・市内各所
出雲地方で「鼕(どう)」と呼ぶ大きな太鼓を上向きに据えた山車を、多数の老若男女が鼕、笛、チャンガラなどを打ち鳴らしながら引き廻す祭りです。起源は古来の正月行事「左義長」まで遡り、出雲地方では「とんど」行事として歳徳神を祀り、鼕を叩いて生かされていることに感謝し、新年の五穀豊穣や平安を祈願していました。
■アクセス電車:JR山陰本線「松江」駅より市営バス県庁方面行きで約10分、「県庁前」下車、徒歩約2分。 車:山陰道「松江西」インターより約10分。
■お問い合わせ先松江観光協会/0852-27-5843 松江市観光文化課/0852-55-5517
島根県松江市 松江城山稲荷神社・阿太加夜神社
5月中旬の9日間 ※10年に一度
10年に一度、約100隻の船が繰り広げる日本三大船神事「ホーランエンヤ」。御神霊を船でお運びする渡御祭と還御祭では、五大地と呼ばれる地域の人々が華やかに装飾した櫂伝馬船に乗り「櫂伝馬踊り」を披露。威勢のいい唄、整然と揃う櫂さばき、威風堂々見得を切る歌舞伎風衣装の剣櫂など、一大錦絵巻が繰り広げられます。
■アクセス電車 JR山陰本線「松江」駅下車、北に徒歩約5分。 車 山陰道「松江西」より国道9号線を東に約15分。
■お問い合わせ先松江市観光振興部観光文化課/0852-55-5220
島根県邑智郡邑南町矢上 三穂両神社
7月20日 ※毎年同日
鹿子原集落に200年以上続く「虫送り踊り」。毎年7月20日に、五穀豊穣を願う伝統行事として開催され、島根県の無形民俗文化財に指定されています。花笠に浴衣、紅たすき姿で腰に太鼓の男衆。そして乗馬姿のワラ人形。全国でも数少ない古形を残す、伝統の唄と踊りで、町内を練り歩きます。
■アクセスバス 浜田自動車道高速バス「広島」駅から浜田行き約1時間45分「瑞穂インター」下車、 「瑞穂インター」からおおなんバス瑞穂インター線 邑南町役場行き約15分「鹿子原」下車 車 浜田自動車道「瑞穂」インターから県道327号経由で約15分
■お問い合わせ先邑南町観光協会/0855-95-2369
島根県安来市安来町
8月14日~17日※毎年同日
「出雲国風土記」に記述される「毘売崎伝承」。一匹の大ワニ(鮫)により、命を亡くした娘の霊を慰めるため、鉾にワニを刺し4日間踊り続けたとされ、刺したワニが月の輪に見えたことが月の輪神事の起源とされています。1300年を経て今も神事は鉾の山車を先頭に、華麗な行列で笛や太鼓の演奏をしながら街を練り歩きます。
■アクセス電車 JR山陰本線「安来」駅より徒歩約10分 車 「山陰道安来」インターから安来市民体育館方面へ車約5分
■お問い合わせ先やすぎ月の輪まつり実行委員会事務局 0854-37-0711
岡山県倉敷市児島下の町 鴻八幡宮
10月第2日曜日とその前日
18台のだんじりと千歳楽1基が宮入りし、急な坂道参道(約70メートル)を200人から400人の氏子によって威勢良く曳き上げられる姿は壮観。約200年の歴史を持つ祭りばやしの「しゃぎり」は県の重要無形民俗文化財に指定されており、篠笛、胴長太鼓、締太鼓、鼓、鐘の5種類の楽器により7曲が奏でられ、祭りを盛り上げます。
■アクセス電車 JR瀬戸大橋線「児島」駅下車、王子ヶ岳線バスで約15分「堀江」停留所下車、徒歩約3分。 車 瀬戸自動車道「児島」インターより国道430号線を通り約20分。
■お問い合わせ先鴻八幡宮/086-472-3125
岡山県倉敷市本町 阿智神社
10月第三土・日曜日
岡山県・倉敷市美観地区にある阿智神社。祭りは2日間の日程で行われ、初日は午前10時の祭典、夕方には巫女舞、倉敷天領太鼓などが奉納されます。翌日の御神幸では、時代行列が倉敷の町を練り歩き、住民が神様を接待します。また、面を被った素隠居に頭をはたかれると、無病息災で過ごせるといわれています。
■アクセス電車 JR山陽本線・伯備線「倉敷」駅下車、徒歩約15分 車 ・山陽自動車道「倉敷」インターから約15分 ・瀬戸中央自動車道「早島」インターから約15分
■お問い合わせ先阿智神社 社務所/086-425-4898
岡山県真庭市勝山
10月19日~20日※毎年同日
出雲街道の要衝として古くから栄え、岡山県の町並み保存地区に指定されている真庭市勝山。静かな町は、毎年「喧嘩だんじり」で熱く燃え上がります。9台のだんじりが4つの喧嘩場で、激しくぶつかり合う「喧嘩だんじり」。勝山の若者が1年で最も熱くなるこのぶつかり合いは、観客をも興奮の渦に巻き込む祭りです。
■アクセス電車 JR姫新線「中国勝山」駅下車、徒歩5分 車 ・「米子道久世」インターより約15分 ・「中国道落合」インターより約20分
■お問い合わせ先勝山観光協会 0867-44-2120
広島県廿日市市宮島町 四宮神社
旧暦8月1日
農耕を禁じられていた宮島の人々が、作物への感謝を表すため家族などで「たのも船」という小船を作り、団子のお人形・おはぎなどを乗せて対岸の大野町のお稲荷様に向けて流す民俗行事。お祓いの後、厳島神社そばの海辺から流される幾隻もの「たのも船」のかがり火が灯る風景は、宮島の秋の夜の風物詩となっています。
■アクセス電車 JR山陽本線「宮島口」駅下車、「宮島口桟橋」から船で約10分、「宮島桟橋」から徒歩で約15分。
■お問い合わせ先一般社団法人宮島観光協会/0829-44-2011
広島県竹原市忠海東町 旧忠海東小学校
2月第2土曜日
二窓の神明祭は、約400年の歴史を持つ火祭り。竹や松を組んで作られた高さ約20メートルの「神明さん」をたくさんの色紙などで華やかに飾りつけます。男衆によって引き回された神明さんは、夕暮れを待って点火され、人々は炎に手を合わせながら1年間の無病息災や火難避け、家内安全を祈ります。
■アクセス電車 ・JR呉線「忠海」駅下車、徒歩約15分。 車 ・山陽自動車道「本郷」インターより約25分。
■お問い合わせ先竹原市地域振興部産業振興課/0846-22-7745
広島県安芸高田市吉田町吉田 清神社
市入り祭の祭礼で、神輿に供奉するだんじり屋台は約350年の歴史を持ち、「千歳山」と「八雲山」が 町内を練り歩き、その上で3人の子供が歌舞伎を熱演します。だんじり屋台の上で子ども歌舞伎を上演するのは全国でも稀で、千本桜など有名な演目のよく知られた箇所を抜粋して演じられます。その回数は1日10回にも及びます。
■アクセスバス 広島バスセンターより約90分、「安芸高田市役所前」下車、徒歩約5分。 車 中国縦貫自動車道「高田」インターより、県道6号吉田邑南線を約15分。
■お問い合わせ先安芸高田市商工会/0826-42-0560
広島県三原市久井町江木 久井稲生神社
2月第3土曜日
今回100年となる無病息災を祈って始められた祭り。男性たちがサラシと足袋姿で禊場(御調川)へ飛び込み身を清めた後、「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声と共に神社に駆け上がり、投下される陰と陽2本の御福木を奪い合う勇壮な祭りです。争奪戦の際、水を掛けた時に立ち昇る湯気は圧巻。
■アクセス電車 JR「三原」駅から甲山行のバスで約30分「公立くい診療所前」下車、徒歩約5分。 車 山陽自動車道「三原久井」インターから東城、久井方面へ約15分。
■お問い合わせ先久井稲生神社/0847-32-6029
広島県尾道市久保 土堂渡し場・八坂神社
6月最終土曜日
尾道町を構成する3つの地区に対応した三体の神輿が各町内を練って土堂渡し場へ集結。神の幟と呼ばれる八坂神社の幟の下で、周回する速さを一体ずつ競うタイム・トライアル(前哨戦)、次いで三体入り乱れて駆ける競い合いを経て、三体が幟に付けられ、江戸時代からの伝統である「三体廻し」という独特な情景を繰り広げます。
■アクセス電車 JR「尾道」駅下車、徒歩約10分 車 山陽道「福山西」インターから約15分
■お問い合わせ先尾道市産業部観光課/0848-38-9184 尾道観光協会/0848-37-9736
広島県豊田郡大崎上島町東野 地先 白水港周辺
瀬戸内海の大崎上島町で行われる住吉神社の夏祭りでは、江戸時代から櫂伝馬競漕が行われています。様々なコースで島内4地区選出の4艇が、地区の威信をかけたレースを争います。「漕ぎ手」や「船頭」「太鼓打ち」など18人が乗り込み太鼓を鳴らし、かけ声を上げ、勇壮に船を操る様は水軍の栄華を彷彿とさせます。
■アクセス電車 JR「竹原」駅下車、芸陽バスで「竹原港」下車 「竹原港」から「大崎上島」までフェリーで約30分 バス 「広島バスセンター」又は「広島駅」から「竹原港」まで高速バス「かぐや姫号」 「竹原港」から「大崎上島」までフェリーで約30分 車 山陽自動車道「河内」インターより竹原港まで約25分 「竹原港」から「大崎上島」までフェリーで約30分
■お問い合わせ先大崎上島町観光協会/0846-65-3123
広島県福山市鞆町
7月第2土曜日
神社に太鼓が響き渡り、厳粛な祝詞が奏上されます。火打ち石で起こされた御神火を移した長さ4メートル重さ200キロ強のお手火3体を約150人の氏子衆が担ぎ、頭に水をかけられながら、燃え盛る炎に耐え、大石段を進み拝殿前まで登ります。参拝者はこの神火を家に持ち帰り、無病息災や厄除けの護符とします。
■アクセス電車 JR「福山」駅から「鞆鉄バス」で「鞆港」行または「鞆の浦」行で「鞆の浦」下車、徒歩約10分
■お問い合わせ先沼名前神社 084-982-2050
山口県萩市浜崎町 住吉神社
7月28日~8月4日※毎年同日
萩市住吉祭の御神幸祭の中心は御神輿です。その昔御神輿の御供として御船山車が巡行されました。この御船の上で演奏される「御船謡」は毛利藩の御座船謡として祝事や藩主乗船の際などに演唱され口伝伝承されました。例年8月3日は「御船」に歌い手が乗船し萩市中巡行し、深夜には神社に宮入りする「おあがり」で祭りの最高潮に達します。
■アクセス電車:JR「新山口」駅下車、「東萩駅」行きバスで約70分、「東萩駅」下車、徒歩約10分。 車:中国自動車道「美祢東」インターより国道490号、県道32号線を通り約40分。
■お問い合わせ先住吉神社/0838-22-0849 萩商工会議所/0838-25-3333
山口県山口市上竪小路 八坂神社
約600年前、室町時代に守護大名・大内氏が京都から勧請した八坂神社の例祭。京都から伝わった当時のままの演舞を地元住民が代々守り伝えてきた「鷺の舞」に始まり、三基の神輿と祇園囃子を奏でる山車は駅前通りを練り歩きます。“西の京・山口”に夏の訪れを告げる祭りは、一週間続きます。
■アクセス電車 JR山口線「上山口」駅下車、徒歩約15分。 バス JR「新山口」駅より「県庁前」行き防長バスで約36分、「野田学園」下車、徒歩約1分。
■お問い合わせ先八坂神社社務所/083-922-0083
山口県岩国市美和町北中山 白羽神社
11月2日※毎年同日
江戸時代、飢饉や疫病の流行に悩まされた農民が始めたという山代白羽神楽は、白羽神社の秋祭夜殿祭で奉納されます。時に激しく、時に滑稽に、神楽の奉納は夜明け頃まで続きます。約30年前から子どもたちによる神楽団も結成され、山代白羽神楽は山間の小さな集落で脈々と受け継がれています。
■アクセス電車 JR「岩国」駅よりタクシーで約50分。 車 ・山陽自動車道「岩国」インターより約40分。(美和町方面へ国道2号線、県道59号線、111号線、135号線を経由) ・中国自動車道「六日市」インターより約60分。(岩国方面へ国道187号線、県道2号線、135号線を経由)
■お問い合わせ先美和町 観光協会/0827-96-0132
山口県光市室積 早長八幡宮
10月体育の日の前日
早長八幡宮の秋祭りは、地域の安泰、豊漁や海の安全を願います。見所は、遷座までお宮があった御旅所に向かう「山車巡幸」です。「鳥居」「灯篭」など神社を構成する山車十基と踊山一基は、各集落が受け継いでいます。御旅所に山車が到着すると、神社が出現し、神事が行われます。”神社が町を駆け抜ける”奇祭です。
■アクセス電車 山陽新幹線「徳山」駅下車、JR「徳山」駅から山陽本線岩国上り方面 JR「光」駅下車、JRバス室積公園口行きで約18分「室積」下車 車 ・山陽自動車道「熊毛」インターより約25分 ・山陽自動車道「徳山東」インターより約30分
■お問い合わせ先光市室積山車保存会(室積コミュニティセンター内)/0833-78-0267
山口県下関市長府宮の内町 忌宮神社
8月7日~8月13日※毎年同日
毎年8月7~13日に忌宮神社で行われる祭りです。男は、2本の竹をつないで作られた、高さ約30メートル、重さ約100キロある「大幟(おおや)」を担ぎ、女は、「切籠(きりこ)」と呼ばれる灯篭を付けた七夕飾りを持って、「鬼石」の周りを回ります。第14代仲哀天皇の時代に始まったとされ、山口県無形民俗文化財に指定されています。
■アクセス電車 JR「下関駅」より約15分「長府駅」下車、タクシーで約10分 バス JR「長府駅」よりサンデン交通「下関」行き約5分「城下町長府」下車、徒歩約5分 車 中国自動車道「下関インター」より約20分
■お問い合わせ先忌宮神社/083-245-1093
山口県熊毛郡上関町祝島 大分県国東市国見町伊美
8月16日〜20日※4年に一度
大分県国東市国見町伊美にある伊美別宮社のご神体と神職、里楽師を乗せた御座船が、約49キロ離れた周囲12キロの孤島、山口県の祝島に向けて出発し、祝島を斎場に神恩感謝の合同祭事を行う神舞行事。大漁旗で飾った奉迎船や伝馬船が織りなす勇壮な海上絵巻の入船出船神事等、千年以上前から続く県境を越えた祭りです。
■アクセス電車 JR「宇佐」駅から車で約40分 (国道213号線経由大分空港方面) 車 大分空港道路「下原」下車、約40分 (国道213号線経由)
■お問い合わせ先国東市役所観光課/0978-72-5168
山口県長門市東深川 赤崎神社
9月9日、10日※毎年同日
国の重要有形民俗文化財「赤崎神社楽桟敷」で、神恩に感謝し、五穀豊穣を願う踊りを奉納します。今から400年程前、牛馬の疫病が流行し農耕と牛馬の守護神を祀る赤崎神社に平癒祈願をしたところ、鎮まったことから神恩に感謝する踊りを奉納したことに始まります。以後、例祭で「式三番叟」「楽踊」「湯本南条踊」を奉納しています。
■アクセス電車 JR山陰本線美祢線「長門市」駅下車、車で約5分、徒歩20分 車 山陽自動車道「美祢」インターより国道316号線約30分
■お問い合わせ先長門市観光課観光振興係/0837-23-1137 長門市教育委員会文化財保護室/0837-23-1264 飯山八幡宮(赤崎神社)社務所/0837-22-2732
山口県岩国市由宇町清水
1月中旬※5年に一度
岩国市由宇町北西部の山間にある小さな集落・清水地区で行われる祭りで、5年に一度、五穀豊穣を祈り村人を守る祖霊を森に迎える、古い形式の祭事です。鎮守の森で神木を神と崇めて行われる、簡素で厳かな「奇祭」であるこの祭りは、鎌倉時代から記録が残り、県指定無形民俗文化財に登録されています。
■アクセス電車 山陽本線「由宇」駅前よりタクシーで約30分 車 山陽自動車道「玖珂」インターより国道437号線、県道141号線を通り約40分
■お問い合わせ先岩国市教育委員会由宇支所 0827-63-0121
徳島県海部郡海陽町平井字王余魚谷 轟神社
11月第2日曜日
清流・海部川の源流域にある轟の滝。毎年秋になると山の民と海の民が集い、暮らしを支える「水」の神様に感謝して祭りが行われます。400年以上受け継がれてきた祭りの見どころは「暴れ神輿」の滝渡御です。禊ぎを終えた白装束の担ぎ手が約140段の石段を駆け下り、落差約58メートルの滝へ神輿を運びます。
■アクセス電車:JR牟岐線「阿波海南」駅下車、町営バスにて「轟神社」下車、徒歩約10分。
■お問い合わせ先轟神社/0884-75-2216
徳島県海部郡美波町赤松字阿地屋 赤松神社
10月スポーツの日前日
美波町赤松地区で約200年前から伝わる『吹筒花火』。集落ごとの13花火組が1本ずつ丹精こめて手造りする花火は、高さ約10メートルの丸太の先の吹筒から吹き出す火の粉の勢いや美しさを競います。舞い散る火の粉の下を若者が「できたん、どしたん」の掛け声とともに駆け回り、五穀豊穣と家内安全を祈願します。
■アクセス電車 JR牟岐線「日和佐」駅下車、タクシーで約15分。 車 国道55号北河内から県道19号経由。
■お問い合わせ先美波町政策推進課 0884-77-3616
徳島県徳島市など
8月12日~15日※毎年同日
「踊る阿呆(あほう)」に見る阿呆」で知られ、400年以上の歴史があり、庶民の心意気を示す祭りです。徳島市で開催される4日間は、街が踊り一色に染められ、鉦や太鼓の「ぞめき」のリズムにのせられた踊り子たちが、練習で磨いてきた個性あふれる踊りを次々と披露しエネルギーを爆発させます。
■アクセス電車 JR「徳島」駅下車、徒歩約5分。 車 徳島自動車道「徳島」インターより国道11号線、国道192号線を通り約15分。
■お問い合わせ先阿波おどり実行委員会事務局(徳島市経済部観光課内)/088-621-5298
徳島県海部郡美波町日和佐浦 日和佐八幡神社
豊漁豊作に感謝するため古くから続く秋祭り。江戸時代からは「ちょうさ」と呼ばれる太鼓屋台が造られ、祭り当日は計8台が町中を勇壮に練り歩きます。打子4人を乗せた太鼓屋台は重さ約1トン。約50人がかりで担ぎ、クライマックスでは一気に海へと暴れ込みます。2018年は神社の創建から700年にあたり、祭り気運はますます高まっています。
■アクセス電車 JR牟岐線「日和佐」駅下車、徒歩約15分。 車 徳島自動車道「徳島」インターより国道11号、国道55号を通り約70分。
■お問い合わせ先日和佐八幡神社/0884-77-2474 美波町 産業振興課/0884-77-3617
徳島県鳴門市大麻町板東 大麻比古神社
11月1日※毎年同日
桧の獅子舞は別名「夫婦獅子」ともいわれ、幼稚園児が演じる「蝶子」に誘い出された2匹の獅子が、ストーリーのある5つの舞いを太鼓や拍子木に合わせて舞い、五穀豊穣や家内安全を祈願します。400年余りの歴史があり毎年10月、地元の氏神3社に奉納した後、11月1日の大麻比古神社例祭に臨みます。
■アクセス電車 JR「坂東」駅下車、徒歩約30分 車 高松自動車道「板野」インターより撫養街道鳴門方面へ約10分
■お問い合わせ先大麻比古神社/088-689-1212
徳島県阿南市橘町 海正八幡神社御旅所周辺
10月1日~3日※毎年同日
ケンカだんじりは、毎年10月、海正八幡神社の例大祭で行われる行事。古くから船の安全や、大漁を祈願してきただんじり(楽車)どうしが激しくぶつかり合います。だんじりをぶつけ合うようになったのは、昭和の20年代後半ころよりで、人間同士が祭りで喧嘩をしないよう、だんじりに代わりをさせてきたといわれています。
■アクセス電車 JR四国「阿波橘」駅下車、徳島バス「橘駅前」より「橘西」行き10分終点下車、徒歩3分 バス 「徳島」駅より「橘西」行き約1時間10分終点下車より徒歩3分 車 「鳴門」インターより国道11号線、55号線を通り約1時間20分、中浦公園(たこのこうえん)駐車場徒歩5分
■お問い合わせ先海正八幡神社 0884-27-0880
香川県高松市香川町 浅野地区集落研修センター~新池
江戸時代に水不足解消を願い始まった祭り。色鮮やかで、ユニークな表情の化粧をした人々が約2キロの道のりをおどけながら練り歩き、神輿に使われる神具や供侍の衣装が稲わらや野菜などで作られていることが特徴です。行列は最後、神輿とともに池に飛び込んで豪快に豊作を祈願する、笑顔いっぱいの祭りです。
■アクセス電車:ことでん琴平線「仏生山」駅から香川町シャトルバスで「坂下」下車、徒歩約1分。 車:・高松自動車道「高松西」インターより約20分。 ・高松自動車道「高松中央」インターより約25分。
■お問い合わせ先高松市創造都市推進局文化財課/087-839-2660
香川県三豊市仁尾町 市民センター仁尾周辺
古くから干ばつに悩まされ続けてきた香川県仁尾町。この地に、恵みの雨をもたらすよう願う祭りです。毎年8月、藁で作った長さ約35メートル、重さ約3トンの巨大な竜を、200人を超える人々が担ぎ、水を浴びせます。地域の住民は祭りのために数か月前から竜を作り始めます。一度は途絶えた祭りが、地域の伝統民俗行事を継承しようという人々の願いから復活しました。
■アクセス電車 JR「詫間」駅・JR「観音寺」駅下車、タクシーで約15分。 車 高松自動車道「三豊鳥坂」インターより約15分。
■お問い合わせ先仁尾竜まつり実行委員会(まちづくり推進隊仁尾内)/0875-82-5208
香川県観音寺市豊浜町の一帯 豊浜八幡神社・一宮神社 等
瀬戸内海に面した香川県観音寺市で行われるさぬき豊浜ちょうさ祭。ちょうさとは太鼓台となる山車のことで、五穀豊穣と海上安全、豊漁を祈って、毎年10月の第2日曜日を最終日とする3日間で開催されます。金糸刺繍で豪華絢爛に飾られた20数台のちょうさを小粋でいなせな法被を着た担ぎ手たちが盛大に担ぎ上げる姿は圧巻です。
■アクセス電車 ・JR予讃線「観音寺」駅下車、車で約20分 ・JR予讃線「豊浜」駅下車、徒歩約15分 車 高松自動車道「大野原」インターから国道11号線を通り約5分
■お問い合わせ先観音寺市経済部商工観光課/0875-23-3933
愛媛県松山市北条辻 鹿島神社
5月3日※毎年同日
起源は治承年間(1177年〜81年)、河野水軍の出陣に際し鹿島の神前に集結して戦勝を祈願し、凱旋の時の祝勝奉賛が、やがて鹿島神社の神事となったものと伝えられています。先祖の武勇をたたえ昔の遺風をしのぶため、漁船の競漕を試み、櫂練りを演じる風習が伝承されました。船の奉仕者の扮装、動作、掛け声など、すべて古式にのっとった伝統行事です。
■アクセス電車 JR予讃線「伊予北条」駅下車、徒歩約10分。 車 ・松山自動車道「松山」インターより約50分。 ・西瀬戸自動車道「今治」インターより約50分。
■お問い合わせ先北条鹿島まつり実行委員会(松島市役所北条支所内)/089-993-4510
愛媛県松山市西垣生町三嶋大明神社・住吉神社
10月7日※毎年同日
松山市南西部の西垣生に伝わる「今出大神輿(いまづおおみこし)」。宮入りでは「家持ち」といわれるベテラン衆が神社に入れまいと、逆に「若い衆」は神輿を宮入りさせようと真剣勝負の熱い押し合いが繰り広げられます。何度も地面に落とす迫力ある神輿が松山の秋祭りを盛り上げます。
■アクセス電車 JR「松山」駅下車、タクシーで約30分。 飛行機 「松山」空港よりタクシーで約12分。 車 松山自動車道「松山」インターより約30分。
愛媛県西宇和郡伊方町三崎 三崎八幡神社・三崎港周辺
10月8日・9日※毎年同日
伊方町三崎地区で江戸初期から続く秋祭りは、「牛鬼と四ッ太鼓の合戦」が最大の見どころ。五つ鹿踊り、相撲甚句、唐獅子、稚児の舞も奉納されます。最終日、東西に分かれた「牛鬼」と「四ッ太鼓」は合戦を繰り広げます。垂直に10メートルほど立ち上がり、重なり合うように倒れ込んだ時に牛鬼が勝てば「豊漁」、四ッ太鼓が勝てば「五穀豊穣」になるとされています。
■アクセス電車 JR「松山」駅から八幡浜方面へ車で約2時間。 車 松山自動車道「大洲」インターより約1時間。
■お問い合わせ先伊方町役場産業課/0894-38-2657 伊方町役場三崎支所/0894-54-1111
愛媛県今治市朝倉北
5月3日 ※毎年同日
今治市朝倉の矢矧神社・春季祭礼では獅子舞と掛け合いによる寸劇「にわか狂言」が奉納されます。愛媛県内に残存する唯一のにわか芸で、獅子舞奉納の途中に周囲を観客に囲まれ上演されます。最後はこの獅子舞のひとつ「継ぎ獅子」が奉納されます。人が人の上に重なり、三継ぎ、四継ぎと差し上げられる獅子の姿は圧巻です。
■アクセス電車 JR「今治」駅 駅前から瀬戸内バス上朝倉行き、「平林」下車、徒歩約5分 車 ・しまなみ海道「今治」インターから約20分 ・今治小松自動車道「今治湯ノ浦」インターから約15分
■お問い合わせ先今治市役所朝倉支所 産業建設課/0898-56-2500
愛媛県西条市内(旧西条市中心部) 伊曽乃神社
10月15日〜16日※毎年同日
西条まつり・伊曽乃神社の例大祭は西条市の中でも最も大きなもので、80台余りのだんじり・みこしが繰り広げる豪華絢爛な例祭です。早朝と夜は100余りの提灯を灯し幻想的な祭り絵巻を再現しています。我が町内のだんじり・みこしに誇りと自慢を持って舁ぐ様は、祭りを心から愛する想いが伝わってきます。
■アクセス電車 JR「伊予西条」駅下車、車で約5分、または徒歩約20分 車 松山自動車道「いよ西条」インターより約10分
■お問い合わせ先西条市産業経済部観光物産課/0897-56-5151 西条市観光協会/0897-56-2605
愛媛県四国中央市新宮町上山西庄地区 大西神社
山あいの集落で300年以上続く伝統行事で、土佐の長曽我部氏との戦いに敗れ、亡くなった領主・大西備中守元武の供養が始まりとされています。大西神社の境内に笹を立てて、しめ縄を円形に巡らせ、太鼓や鉦が独特の3拍子を鳴らす中、総勢22人が勇壮華麗に舞っており、愛媛県無形民俗文化財にも指定されています。
■アクセス車 ・瀬戸大橋~香川方面より、「川之江」ジャンクション、「川之江東」ジャンクションを通り、高知県方面へ「新宮」インター下車、県道5号線を通り約35分 ・淡路島~徳島方面より、「川之江東」ジャンクションの高知県方面へ「新宮」インター下車、県道5号線を通り約35分
■お問い合わせ先四国中央市教育委員会文化図書課 0896-28-6043
高知県室戸市佐喜浜町 佐喜浜八幡宮周辺
佐喜浜八幡宮例大祭の一連の行事では、獅子舞と俄(にわか)が奉納されます。俄とは即興的に演じる滑稽な寸劇。江戸時代に上方の文化としてこの地に伝わったと言われ、世相を反映した演目を「風刺」を効かせて演じられることから「俄は庶民の目安箱」と呼ばれています。時事問題や地域の話題をユーモアたっぷりに聴衆を沸かせます。
■アクセス車:高知市内から国道55号を東へ室戸経由で約150分。
■お問い合わせ先室戸市教育委員会生涯学習課/0887-22-5142
高知県高岡郡津野町 河内五社神社・三嶋神社・諏訪神社
11月15日・16日・19日※毎年同日
913年、藤原経高が京より津野山郷に来国し、神話を基にした宮中の神楽が里神楽として伝えられました。五穀豊穣、無病息災、満願成就への感謝と祈願のため、毎年、町内の多くの神社でにぎやかに奉納されています。保存会では、幼稚園、小、中学校でも授業などを通じて地域の祭りの伝承を行っています。(【土佐の神楽】国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス車 高知自動車道「須崎東」インターより、国道56号、県道284・315号線、国道197号を経由して約80分。
■お問い合わせ先津野町教育委員会/0889-62-2258
高知県須崎市浦ノ内東分鳴無 鳴無神社
鳴無神社の秋の大祭は「チリヘッポ」と呼ばれる全国でも珍しい“神の子の結婚式”の祭りです。神の子となる子ども(男の子は「行児」、女の子は「斎女」)は、旧暦の8月1日から始まる様々な儀式を経て、大祭での結婚式を迎えます。当家の一行が歌う「チリヘッポ」の神歌に導かれながら、祭りはしめやかに行われます。
■アクセス電車 JR土讃線「須崎」駅下車、タクシーで約15分。 車 高知自動車道「須崎東」インターより約15分。
■お問い合わせ先須崎市教育委員会生涯学習課/0889-42-8591
高知県吾川郡いの町枝川 八代八幡宮回り舞台
11月5日※毎年同日
芝居が好きな八幡様に奉納することで地域の豊作を祈願する、農村歌舞伎。300年以上続く歌舞伎を守るのは、伝承に力を注いだ先人「いなきさん」の教えを受け継ぐ地域の青年団。明治初期に創建された回り舞台とともに、親から子へ、子から孫へと受け継がれています。毎年11月5日神祭の夜に、人々が神とともに舞台を楽しみます。(「八代八幡宮の回り舞台」国指定 重要有形民俗文化財)
■アクセス電車 とさでん交通「八代通」駅下車、徒歩約15分。 車 高知自動車道「伊野」インターより約1分。
■お問い合わせ先いの町 教育委員会/088-893-1922
高知県安芸郡北川村木積 星神社
1月8日 ※2年に1度
千年の歴史を伝える星神社で1月8日、2年に一度の「お弓祭り」が勇壮に行われます。元旦の朝から神社の下を流れる奈半利川で厳寒の中、禊を続けてきた村の若者12人が、豊作・悪魔退散を祈願し千八筋の矢を放ちます。矢が的に当たれば祝いの「練り」が始まり、境内の酒宴は大いに盛り上がる豪快で楽しい土佐の祭りです。
■アクセス電車 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線「奈半利」駅下車、タクシーで約30分 車 高知自動車道「南国」インターより約80分
■お問い合わせ先北川村教育委員会/0887-32-1223
高知県宿毛市沖の島町弘瀬
周囲17キロの小さな島「沖の島」。室町時代、この島には高知と愛媛の県境が引かれていました。明治時代には高知県に統合されましたが、伝統あるこの祭りには愛媛県の「牛鬼」も引き継がれています。クライマックスは神輿を標高100メートルの荒倉神社まで担ぎ上げる儀式。祭りの際には過疎の島も大いに賑わいます。
■アクセス電車 土佐くろしお鉄道「宿毛」駅下車、高知西南交通バス、「片島港」下車。「片島港」から宿毛市営定期船で「弘瀬」下船 車 ・【高松、高知方面】「須崎東」インターより西方へ約2時間 ・【広島、松山方面】「西予宇和」インターより南方へ約1時間40分 ※いずれも片島港から定期船の利用となります。カーフェリーはありません。
■お問い合わせ先沖の島観光協会/0880-69-1001 一般社団法人宿毛市観光協会/0880-63-0801
高知県高岡郡四万十町興津 興津八幡宮
10月15日※毎年同日
その年の豊漁と豊作を占う祭りで、祭神を慰め感謝し、氏子の無病息災、五穀豊穣、漁獲豊漁などを祈願します。見所は、宮舟と神輿の勇壮なぶつかり合いで、漁師の担ぐ宮舟が神輿を突くと豊漁、農民の担ぐ神輿が逃げ切れば豊作とされています。400年以上の歴史があり、高知県無形民俗文化財に指定されています。
■アクセス電車 JR土讃線「窪川」駅より高南バス興津行き約35分、「青少年旅行村」下車、徒歩5分 車 高知県自動車道「四万十町中央」終点より右折、約1キロ先信号を興津方面右折後、約30分「興津海水浴場」駐車
■お問い合わせ先四万十町観光協会 0880-29-6004
福岡県福岡市 市内一円・櫛田神社
5月3日・4日※毎年同日
「博多どんたく」の起源は840年の歴史を持つ「博多松ばやし」に始まります。福神、恵比須、大黒、稚児の4つの流れから成り、稚児は天冠をかぶり、舞衣の少女が優雅に舞います。昭和37年、『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』と拡大発展し今や2日間、200万人以上の人出を誇り「総おどり」でフィナーレを飾ります。
■アクセス電車 JR「博多」駅下車、市内各所。
■お問い合わせ先福岡市民の祭り振興会事務局/092-441-1170 福岡観光コンベンションビューロー/092-733-5050
福岡県京都郡みやこ町犀川生立 生立八幡宮
5月第2日曜までの3日間
初日の「お潮井採り」、2日目の「お下り」、3日目の「お上り」と御神輿の渡御行事からなる生立八幡宮神幸祭。八基の山笠が御神輿に随行して神社前の馬場を100メートル移動します。約100人が一気に、約3.5トンのヤマをギシギシと軋ませて担ぎあげる姿は「力の奉納」と呼ぶに相応しい勇壮な祭りです。
■アクセス電車 平成筑豊鉄道「犀川」駅下車、徒歩約15分 車 ・東九州自動車道「今川スマート」インターより約10分 ・東九州自動車道「みやこ豊津」インターより約15分
■お問い合わせ先生立八幡宮/0930-42-0506 みやこ町歴史民俗博物館/0930-33-4666
福岡県太宰府市 太宰府天満宮
9月20日〜9月25日※毎年同日
年間約700万人もの観光客が訪れる福岡県の太宰府天満宮。この地で没した学問の神様、菅原道真公を祀るこの神社最大の祭りが秋の神幸式大祭です。道真公の御神慮を慰め、五穀豊穣に感謝するこの祭りでは、平安時代の衣装に身を包んだ約500人の氏子たちに守られながら道真公の御神霊をのせた神輿がかつて暮らした榎社まで下り、また太宰府天満宮まで上ります。
■アクセス電車 西鉄「太宰府」駅下車、徒歩約5分 車 ・「太宰府」インターから約15分 ・「筑紫野」インターから約20分
■お問い合わせ先太宰府天満宮総務部/092-922-8225
福岡県福岡市東区 志賀海神社・頓宮
体育の日の前日※2年に一度
博多湾の志賀島は、国宝「漢委奴国王」の金印が発見された小さな島。古代、ここから海洋民族「阿曇族」は日本海を旅しました。さらに川を遡った阿曇族は、信州に阿曇野を形成しました。志賀海神社の神職は今も阿曇の末裔です。御神幸祭の舞には、古代の祭紀の痕跡が残っており、小さな島から古代ロマンを紐ときます。
■アクセス電車 JR「西戸崎」駅より(西鉄バス11分)「志賀島」下車、徒歩10分 バス 西鉄バス「天神郵便局前」より(西鉄バス70分)「志賀島」下車、徒歩10分 船 市営渡船 ベイサイドプレイスより33分、「志賀島」下車、徒歩10分 車 福岡都市高速「香椎浜」インターより20分
■お問い合わせ先志賀海神社 092-603-6501
佐賀県伊万里市二里町大里 神原八幡宮
12月最初の卯の日の前日
取り追う祭は、御供(ごくう)さんと呼ばれる握り飯を奪い合う収穫祭です。地区の男達が二手に分かれ、燃え盛る松明の火を打ちつける激しい合戦が見どころ。御供さんは穀物に宿るとされる精霊の象徴で、最後に氏子みんなで分け合い、長寿や健康を祈ります。起源は、南北朝時代に敗れた武将が再起を図るための火中訓練と言われています。
■アクセス電車:松浦鉄道「川東」駅より徒歩約25分。 車:・西九州自動車道「伊万里東府招」インターより約15分。 ・長崎自動車道「武雄北方」インターより約30分。
佐賀県唐津市浜玉町浜崎 諏訪神社内 須賀神社
海の日の直後の土、日曜日
合戦絵巻が豪華絢爛に飾り付けられた、高さ約15メートル、重さ約5トンの巨大な3台の山笠(ヤマ)を叶大漁、五穀豊穣、商売繁盛を祈願して、締め込み姿の男衆が祇園ばやしの音にのり町内を曳き回します。夜には、燈籠と電球でライトアップされさらに絢爛となり、諏訪神社境内での山笠を何度も旋回させる「おおまぎり」で、祭りは最高潮に達します。
■アクセス電車 JR筑肥線「浜崎」駅より徒歩約5分。 車 西九州自動車道「浜玉」インターより約5分。
■お問い合わせ先唐津観光協会 浜玉観光案内所/0955-56-6937
佐賀県鹿島市浜町 肥前浜宿
1月19日 ※毎年同日
江戸時代から300年以上続くふな市。毎年1月19日早朝から、酒蔵が建ち並ぶ通りを中心に生きた鮒を売る市が立ち、大勢の人で賑わいます。人々は鮒を昆布巻きし一昼夜煮詰める郷土料理「ふなんこぐい」をつくり、二十日正月に恵比寿様にお供えしたり家族で食べたりして商売繁盛を願います。
■アクセス電車 JR「肥前浜」駅下車、徒歩約10分 車 長崎自動車道「武雄北方」インターより約30分
長崎県大村市黒丸町 法養堂
11月28日※毎年同日
戦国時代に領主大村純伊の領地回復を祝い踊られたという「黒丸踊り」。大村市黒丸町で500年以上続くこの踊りを伝えたという浪人の「法養」を偲んで、彼の命日11月28日にあわせて開催される祭りです。直径約5メートル、重さ約60キロの竹で作られた大花輪を背負った男達が勇壮に舞います。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス車:長崎自動車道「大村」インターより約15分。
■お問い合わせ先大村市教育委員会 文化振興課/0957-53-4111
長崎県平戸市岩の上町 亀岡神社
10月24日~27日※毎年同日
日向神楽と並んで九州の神楽を代表する平戸神楽。24番の舞からなり、元禄時代から続く平戸神楽は年に一度だけ、 亀岡神社秋季例大祭の10月26日に全ての舞が奉納されます。なかでも「二剣の舞」は、真剣3本を使う圧巻の舞です。平戸神楽振興会は2019年度地域伝統芸能大賞の保存継承賞を受賞しました。(【平戸神楽】国指定重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 JR「佐世保」駅下車、タクシーにて約60分。 車 西九州自動車道「佐々」インターより約30分。 飛行機 長崎空港よりタクシーにて約120分。
■お問い合わせ先亀岡神社/0950-22-2228 平戸市 文化交流課/0950-22-4111 平戸観光協会/0950-23-8600
長崎県諫早市白浜町 楠公神社 八幡神社
1月第2日曜日
上半身裸の男たちが一心不乱に畳を破り、藁で体をこすりあう奇祭。舞台は、鎌倉時代の武将・楠木正成父子を祭神とする「楠公神社」。拝殿の内と外ふた手に分かれ一枚の「畳」を挟んでぶつかり合います。わずか数百人の楠木勢と数万人の幕府軍が対峙した「千早城の戦い」(1333年)を再現したものと伝えられています。
■アクセス電車 JR「諫早」駅下車、「諫早駅前」よりバスにて「白浜」下車、徒歩約5分。 車 長崎道「諫早」インターより国道207号線で小長井方面に約25分。
■お問い合わせ先諫早市商工振興部商工観光課/0957-22-2647
長崎県長崎市高浜町 高浜八幡神社
高浜町で100年以上続く秋祭りの見所は、五穀豊穣や家内安全を願い奉納する相撲踊りです。祭りでは力士役の男衆が土俵で甚句に合わせて舞を披露します。江戸後期にこの地から大相撲にのぼった力士が故郷に「相撲甚句」と「相撲踊り」を伝えたと言われ、今も受け継がれています。小学生によるシャギリや相撲宿という風習が継承され、町は相撲一色となります。
■アクセスバス 「長崎駅前南口」より30番系統 樺島行きにて約50分、「高浜海水浴場前」下車、徒歩約3分。 車 長崎自動車道の終点「長崎」インターより「野母崎」案内に従い、国道499号線を通り約40分。
■お問い合わせ先長崎市高浜地区公民館/095-894-2001
長崎県平戸市岩の上町 最教寺
節分の日
毎年(節分の日)1歳前後の赤ちゃんが約300人ほど集まって行われる子泣き相撲。赤ちゃんの健やかな成長を願う祭りで、勝負は早く泣いた方が勝ちです。約400年前の最教寺で、赤ちゃんの泣き声が亡霊を追い払ったという故事にちなんだ祭りです。
■アクセス車 西九州自動車道「佐々」インターより約40分(平戸大橋より約5分)
■お問い合わせ先平戸観光協会/0950-23-8600
長崎県長崎市上西山町 諏訪神社 他
10月7日~9日※毎年同日
長崎くんちは、1634年以来の伝統を誇り、国の重要無形民俗文化財に指定されています。平成27年には、諏訪町の龍踊が出場します。青龍・白龍・子龍・孫龍と多彩でスピード感にあふれ、10人の龍方(じゃかた)と1人の玉遣いが踊りながら一瞬に入れ替わる「棒交代」など見所満載です。
■アクセス電車 路面電車「蛍茶屋」行き「諏訪神社前」電停より徒歩10分 ※観覧には事前にチケットの購入が必要です。
■お問い合わせ先長崎商工会議所内(長崎伝統芸能振興会) 095-822-0111
熊本県天草市河浦町宮野河内
10月下旬
不知火海の無人島、産島。神功皇后が皇子を出産したという言い伝えが島名の由来です。この「産島八幡宮例大祭」は全国でも珍しい、ご神体が海を渡る祭礼です。島から出て「お下り」したご神体は対岸の上平地区の十五社宮で1泊し、翌日、再び海を渡って「お上り」します。十数隻が大漁旗を掲げる海上行列は壮観です。
■アクセス車:九州自動車道「松橋」インターより約90分。
■お問い合わせ先宮野河内地区振興会/0969-78-0001
熊本県人吉市 青井阿蘇神社・人吉市中心部
10月3日~11日※毎年同日
国宝・青井阿蘇神社の例大祭で、人吉球磨地域最大の秋祭り。10月3日~11日まで開催され、9日の神幸式では神輿・神馬・獅子面・稚児などが時代絵巻さながらに市内を練り歩きます。3日の鎮火祭、8日夕刻の球磨神楽などはこの地域独特のものであり、長い歴史と伝統文化が人々の暮らしの中に息づいています。
■アクセス電車 JR肥薩線「人吉」駅下車、徒歩約5分。 車 九州自動車道「人吉」インターより約10分。
■お問い合わせ先青井阿蘇神社/0966-22-2274
熊本県八代市 八代神社(妙見宮)
11月23日※毎年同日
九州三大祭の一つ。約380年の歴史を持つ、獅子、笠鉾、亀蛇(キダ)など40もの出し物から成る神幸行列が、早朝から八代神社へと練り歩きます。江戸時代、熊本藩主の細川氏や八代城主の松井氏による厚い保護を受け、妙見祭は徐々に町人気質で異国情緒ただよう賑やかな祭りとなりました。2016年ユネスコ無形文化遺産に登録。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス電車 ・JR「八代」駅下車、徒歩約20分。 ・JR「新八代」駅下車、シャトルバスで約10分。臨時バス停より徒歩約5分。 車 九州自動車道「八代」インターより国道3号線、国道219号線を通り約10分。臨時駐車場有り。
■お問い合わせ先八代妙見祭保存振興会(八代市経済文化交流部文化振興課)/070-5819-8246
熊本県上益城郡山都町 浜町商店街一帯
9月第1土、日曜日
田の神に感謝し収穫の目安を立てる日とされる八朔(旧暦8月1日)の日に、豊年祈願を願って行われてきた八朔祭は250年以上の歴史があります。祭りの目玉は「大造り物」の引き廻し。大造り物は大きいもので高さ4メートルのものなど迫力満点。連合組ごとに、野山に自生する竹やススキ、シュロの皮などを使って技を競います。
■アクセス電車 JR「熊本」駅からバスで約10分、「熊本交通センター」にて乗換、通潤山荘行の熊本バスで約85分。 車 九州自動車道「御船」インターまたは「松橋」インターから約45分。
■お問い合わせ先山都町 山の都創造課/0967-72-1158
熊本県阿蘇市一の宮町宮地 阿蘇神社
3月中旬
阿蘇神社に伝わる神事「阿蘇の農耕祭事」は国指定の重要無形民俗文化財、その中で3月の申の日に行われる「火振り神事」は農耕神「国龍神」の婚礼を祝う儀式です。夕刻、氏子達は火をつけた茅の束を振り回し神様方の婚儀を祝います。神事中境内は炎の輪で彩られ、幻想的な雰囲気に包まれます。祭りが終わると阿蘇には春が訪れます。
■アクセス電車 JR豊肥本線「宮地」駅下車、徒歩約15分 車 九州自動車道「熊本」インターより国道57号線を阿蘇方面へ約90分
■お問い合わせ先一の宮町インフォメーションセンター/0967-22-8181
熊本県熊本市中央区 藤崎八旛宮~市内中心部一帯
9月13日〜9月17日※毎年同日
千年以上の歴史を誇る藤崎八旛宮の例大祭。最終日の「神幸式」では、神輿に付き従う「随兵」と呼ばれる勇壮な武者行列や「新町獅子舞」、飾り馬や勢子の「馬追い」などが続き、熊本市街地を練り歩き、沿道の人たちから喝采を浴びます。2万人近くの奉仕者による熊本最大級の祭りである藤崎八旛宮例大祭は、熊本に本格的な秋の訪れを告げます
■アクセス電車 JR「熊本」駅から徒歩2分の「熊本駅前」電停から健軍町行きで約15分、「水道町」電停下車、徒歩約15分 バス 「JR熊本駅」から熊本交通センター行きで約10分、「交通センター」から約15分、「藤崎宮前」下車、徒歩5分 車 九州道「植木」インターから国道3号線を南へ約35分 熊本IC・益城熊本空港ICからは約20分
■お問い合わせ先藤崎八旛宮社務所/096-343-1543
熊本県菊池郡菊陽町 馬場楠区~曲手区
10月末から11月初旬
お法使祭の神様は、いつも仮住まい。津森神宮周辺の12の地区を一年ごとに、神輿に揺られ旅から旅を繰り返します。変わっているのはそれだけではありません。地区の人たちは神輿を落としたり、転がしたり手荒い扱い。一年間地域を守ってくださった荒神様への感謝の気持ちと名残惜しさを込めた儀式なのです。
■アクセス車 熊本空港より車で5分 電車 JR豊肥線「原水」駅よりタクシーで10分
■お問い合わせ先津森神宮社務所 096-286-2808
大分県豊後大野市緒方町 原尻の滝周辺
旧暦10月14日・15日に最も近い土・日曜日
源平時代の武将、緒方三郎惟栄にまつわる約800年続く神事です。祭りの呼び物は、松明が明々と燃える中、ふんどし姿の若者たちに担がれた神輿が川に立つ鳥居をくぐって対岸のお宮まで渡る裸神輿。母である「三の宮社」の神功皇后が松明に導かれながら夜の川を渡り、我が子応神天皇が待つ「二の宮社」をめざします。
■アクセス電車:JR豊肥線「緒方」駅よりタクシーで約10分。 車:中九州横断道路「朝地」インターより約15分。
■お問い合わせ先豊後大野市役所 緒方支所/0974-42-2111
大分県中津市耶馬渓町中畑 檜原山正平寺
4月第2日曜
鎌倉時代に始まったとされる「桧原マツ」は五穀豊穣を祈願する神仏習合の祭りです。本堂での法要後、ホラ貝の合図で、薙刀をもった白装束の僧兵を先頭に三基の神輿が下宮から本堂へ渡御する御神幸が行われます。その後、境内で始まる御田植式(マツヤク)では稲作の一連の所作が地元集落の信者によってユーモアたっぷりに演じられます。
■アクセス電車 日豊本線「中津」駅より車で約55分。 車 ・<中津方面から約55分> ・国道212号線を日田方面へ 約20km 「津民入口」を右折し県道2号線へ。 県道2号線を約2km「桧原山入口」バス停を右折し中津市道を約」6km。 <日田方面から約60分> ・大分自動車道「日田」インターより国道212号線を中津方面へ約30km。 津民入口を左折し、県道2号線へ(以下、上記に同じ)
■お問い合わせ先中津市役所 耶馬渓支所 地域振興課/0979-54-3111 檜原山 正平寺/0979-54-3260
大分県国東市国見町櫛来 櫛来社
10月14日※毎年同日
櫛来社の宵宮祭として行われる火祭り。積み上げたシダの枝葉が高さ数メートルの炎を上げる中、白装束に木彫りの面をつけた「ケベス」と火を守る「トウバ」が激しいせめぎ合いを見せます。終盤、燃え盛る枝葉が観客にまき散らされると境内は騒然。起源や名前の由来も不明のため”奇祭”と言われています。
■アクセス電車 JR「宇佐」駅下車、「伊美」行きバスで約60分、終点「伊美」よりタクシーで約5分。 車 大分自動車道「速見」インターより日出バイパス、「日出」インターより国道213号線を通り約60分。
■お問い合わせ先国東市文化財課/0978-72-2677
大分県豊後高田市金谷町 中央公園イベント広場
8月18日※毎年同日
300年以上前、庶民の間で広まった、県選択無形民俗文化財の「草地おどり」。踊り手は若手の女性18人で稽古に励んでいます。中でも、高田観光盆踊り大会は一年に一度の晴れ舞台。祭りを締めくくるフィナーレとして登場し、浴衣姿の優しい女踊りから法被姿の激しい男踊りへの早変わりを披露し、会場を魅了します。
■アクセス電車 JR日豊本線「宇佐」駅より大交北部バス豊後高田行き約15分。「豊後高田バスターミナル」下車、徒歩約3分。 車 東九州自動車道「宇佐」インターより国道10号線、国道213号線を通り約25分。
■お問い合わせ先豊後高田市 商工観光課/0978-25-6219
大分県大分市 賀来地区・賀来神社
9月1日~11日 ※6年に一度
6年に一度、卯年と酉年に大名行列が勇壮に練り歩きます。最大の呼び物は、子どもたちが高さ5メートルの鳥居に傘を投げ、受け止める「鳥居越し」。成功すると、沿道から大きな歓声が上がり、祭りは一番の盛り上がりを見せます。鳥居越しを含む行列の独特な所作は口伝えで受け継がれていて、地域を結ぶ絆にもなっています。
■アクセス電車 JR久大本線「大分」駅より約10分で「賀来」駅下車、徒歩約15分 車 大分自動車道「大分」インターより大道トンネル経由、国道207号を約25分
■お問い合わせ先賀来神社/097-549-5568
大分県由布市庄内町 庄内町総合運動公園 神楽殿(雨天時:大分県由布市庄内町 庄内屋内競技場)
由布市庄内町で、毎年11月3日に行われる「庄内神楽祭り」。祭りは平成2年から始まり、庄内神楽の発祥については、安永7年(1778年)に、社家集団による神楽の奉納が行われたという記録があります。庄内神楽は、深山流神楽と犬山流神楽の2つに大きく分けられ、12の神楽座があり、勇壮で荘厳な舞が人々を魅了します。
■アクセス電車 ・JR九大本線「小野屋」駅よりタクシーで約5分 ・JR九大本線「庄内」駅よりタクシーで約10分 車 ・大分自動車道「湯布院」インターより国道210号線を大分方面へ約30分 ・大分自動車道「大分」インターより国道210号線を経由し約30分
■お問い合わせ先由布市役所 庄内地域振興課 097-582-1111
宮崎県日向市 みなとオアシスほそしま・細島商業港一帯
7月第3金・土・日曜日
明治22年(1889年)の細島町制施行を記念して始まった「細島みなと祭り」は、男たちがかつぎあげた東西の太鼓台が激しく組み合わさる勇壮な祭りです。細島八坂神社の例大祭である「祇園祭」も同日に執り行われ、御神輿が多数の大漁旗に守られて海上をパレードする船渡御では、航海安全と大漁を祈願します。
■アクセス電車 JR豊本線「日向市」駅より宮崎交通バスにて「イオンタウン日向」下車、徒歩約10分。 車 ・東九州道「日向」インターより県道15号経由で約10分。 ・東九州道「門川」インターより国道10号経由で約20分。
■お問い合わせ先日向市観光協会/0982-55-0235
宮崎県日向市財光寺 五十猛神社
11月2日・3日※毎年同日
「五十猛神社秋季例大祭」は40歳を迎える厄年の人達が厄払いのために「ひょっとこ踊り」を奉納する祭りです。「てんてこてん」という笛と鐘の軽快な音に続き、“おかめ”や“ひょっとこ”“きつね”のお面を付けて踊るユーモアたっぷりの「ひょっとこ踊り」は、見る人たちの笑いを誘います。
■アクセス電車:JR日豊本線「財光寺」駅下車、徒歩約10分。
■お問い合わせ先五十猛神社/0982-54-6607
宮崎県えびの市 今西地区 香取神社・田代地区 天宮神社
3月 初卯に近い日曜日
約400年前から伝わる五穀豊穣を祈願する祭り。香取神社(今西地区)の女神が、天宮神社(田代地区)の男神を1年に1度迎えに行き一緒に帰ってきたあと、香取神社の境内で、作況を占うカギ引き(竹引き)や田植え狂言が奉納されます。その狂言は、木牛と馬鍬を使い方言を交えたユーモラスなものです。
■アクセス電車 ・JR「えびの」駅下車、タクシーで約6分。 車 ・宮崎自動車道「えびの」インターより約10分。
■お問い合わせ先えびの市社会教育課/0984-35-2268
宮崎県延岡市島浦町 島野浦神社
11月上旬
江戸時代に海上交易の要所として栄えた宮崎県延岡市の離島「島野浦島」。人口約880人の島が一年で最も盛り上がるこの日は「喧嘩神輿」という御神体を乗せた暴れ神輿と化粧をした若衆が担ぐ太鼓台がぶつかり合い村を巡ります。神楽が奉納される頃、巻網船が集魚灯を灯す漁船パレードも行われ海の文化が根づく祭りです。
■アクセス電車 JR「延岡」駅より浦城港へ車で約20分。 浦城港~島野浦島 高速艇約10分、 フェリー約20分。 車 東九州自動車道「須美江」インターより浦城港へ約15分。
■お問い合わせ先島野浦離島開発センター/0982-43-1050
宮崎県都城市上水流町志和池 科長神社
旧薩摩藩の地域で行われる五穀豊穣・無病息災を祈る夏祭り。7月になると毎晩、神社や公民館から花火が打ち上げられます。特徴的なのが、科長神社例大祭の特殊神事「からくり花火」。竹筒で作られた花火が、境内に張り巡らされた麻縄を伝い、次々に駆け抜けます。火の粉を浴びると健康に過ごせると言われ、毎年多くの参拝者と見物客が訪れます。
■アクセス電車 JR「都城」駅下車、タクシーで約20分。 車 宮崎自動車道「都城」インターより国道10号線、221号線を通り約10分。
■お問い合わせ先都城観光協会/0986-23-2460 科長神社/0986-36-1951
宮崎県串間市市木 岩折神社前
中秋の名月に近い日曜日
300年以上前から伝わる五穀豊穣や無病息災を願った伝統行事。市木が元気になるためにと、20数年前に祭りを復活させ、今では集落の方々のふれあいや絆を深める大切な場となっています。当日は、児童による「子供柱松」や「松の下笹踊り」なども行われます。勢子が投げ入れる松明が夜空を彩る魅力的な祭りです。
■アクセス電車 ・JR「串間」駅下車、タクシーで約30分 ・JR「南郷」駅下車、タクシーで約15分 飛行機 宮崎空港からタクシーで約1時間40分 ※会場に駐車場がございませんので、市木支所又は市木公民館に停車していただき、臨時バスをご利用ください。
■お問い合わせ先串間市役所 総合政策課 地域振興係/0987-72-1111 串間市役所 市木支所/0987-71-5011
宮崎県西都市銀鏡 銀鏡神社
12月中旬
宮崎県銀鏡(しろみ)地区で毎年12月に開催される銀鏡神社大祭。そこで奉納されるのが「銀鏡神楽」です。山深い銀鏡地区はその昔、焼き畑や狩猟が暮らしの中心だったため、地区に古くから伝わる銀鏡神楽は、「神に感謝し山に祈る」もの。厳粛に時にはユーモラスに、銀鏡神楽は夜を徹して舞い、神々を迎えます。
■アクセス電車 JR「佐土原」駅下車、車で約2時間 車 「西都」インターから国道219号線、米良街道を通り約1時間30分
■お問い合わせ先西都市観光協会/0983-41-1557
宮崎県えびの市 菅原神社
7月28日※毎年同日
えびの市に鎮座する菅原神社で家畜の無病息災と豊作を願う伝統行事、牛越祭。地面から50センチの高さに設置された丸太を牛が跳び越えるというこの珍しい祭りは、農繁期を終えた牛たちによって行われます。祭りの歴史は400年以上と古く、今では毎年約20頭の牛が参加しています。
■アクセス電車 吉都線「京町温泉」駅下車、タクシー約15分 車 「えびの」インターより約10分
■お問い合わせ先えびの市観光協会 0984-35-3838
鹿児島県曽於市大隅町岩川 岩川八幡神社
約千年の歴史を持つ岩川八幡神社の伝統行事。毎年11月3日の午前1時、ふれ太鼓の合図で伝説の巨人を目覚めさせる儀式が始まると、午前7時、身の丈約4メートル85センチ、梅染めの衣を身に纏い、大小二刀を腰に携えた大男「弥五郎どん」が蘇ります。午後1時からの浜下りは圧巻のひと言。子ども達に引かれ威風堂々と市街地を練り歩きます。
■アクセス電車:JR「都城」駅よりタクシーで約30分。 車:東九州自動車道「曽於弥五郎」インターより約60分。
■お問い合わせ先弥五郎どん保存会・弥五郎どん祭り実行委員会事務局/099-482-1432
鹿児島県肝付町 四十九所神社
10月第3日曜日
鹿児島県肝付町高山地区で約900年続く五穀豊穣などを祈願する行事。馬に乗った射手が、四十九所神社の馬場を3回駆け抜けながら合計9本の矢を放ち、当たった矢の数で豊作を占います。射手をつとめるのは中学生の少年。練習の日々を重ね、人馬一体の大役に挑みます。
■アクセス車:東九州自動車道「加治木」インターより、県道552号経由、約25分。
■お問い合わせ先肝付町役場 内之浦総合支所 産業創出課/0994-67-2116
鹿児島県いちき串木野市羽島 羽島崎神社
旧暦2月4日に近い日曜日
豊漁・航海安全と五穀豊穣を同時に願う、海と山に囲まれた羽島ならではの行事。数え年5歳の男児が模型船を手に境内を練り歩く船持ち(ふなもち)と、牛・テチョ・太郎の三役が即興演技を披露する田打ちからなります。祭りのあとには参加した子どもの家庭では祝宴が開かれます。
■アクセス電車 ・JR鹿児島本線「串木野」駅下車、タクシーで約20分。 車 ・南九州西回り自動車道「串木野」インターより、県道43号線を北へ約25分。
■お問い合わせ先いちき串木野市社会教育課文化振興係/0996-21-5113
鹿児島県薩摩郡さつま町中津川 大石神社
織田・豊臣時代にこの地域を治めていた祁答院島津家初代・島津歳久。地元の人々から「金吾様」と呼ばれ親しまれていた歳久を祀るのが大石神社です。その秋季大祭では豊作・無病息災を祈念し、中津川地区の5集落が一同に集まり、各集落に伝承される踊りを奉納します。
■アクセス電車 JR「鹿児島中央」駅下車、駅前7番乗り場「宮之城」行きバスで約90分、「宮之城」下車、その後タクシーで約35分。 車 九州自動車道「溝辺鹿児島」インターより、国道504号線経由「さつま広橋」インターより約10分。
■お問い合わせ先さつま町役場商工観光PR課/0996-53-1111
鹿児島県大島郡龍郷町秋名
旧暦8月丙の日
旧暦八月最初の丙(ひのえ)の日である「アラセツ」に、山に建てた藁葺き小屋を揺り倒す「ショチョガマ」と、ノロ(祝女)たちが海岸の岩礁の上で唄い神を招く「平瀬マンカイ」が行われます。この2つの祭りの後、村の広場で盛大な「八月踊り」が行われ、奄美文化の独自性の象徴となっています。(国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス飛行機 「奄美」空港より車(レンタカー、タクシー)で約45分。 船 「名瀬」港より車(レンタカー、タクシー)で約30分。
■お問い合わせ先龍郷町役場企画観光課/0997-69-4512
鹿児島県薩摩川内市 国道3号 向田側
9月22日 ※毎年同日
長さ約365メートル、重さ約7トン、直径約40センチ、その一戦の為に作られた日本一の大綱。商売繁盛と五穀豊穣を祈念し約3500人の男達が激突します。関ヶ原の戦いで島津軍の士気を高めようと始まったとされ、400年以上の歴史を持ちます。相手の引き手を妨害する「押し隊」が綱中央で激しくぶつかるのが最大の特徴です。
■アクセス電車 JR「川内」駅下車、徒歩約10分 車 南九州西回り自動車道「都」インターより国道3号線を約10分
■お問い合わせ先川内大綱引保存会/0996-21-1851
鹿児島県姶良市 加治木福祉センター
6月第3日曜日
加治木くも合戦は、戦国武将の島津義弘が文禄・慶長の役(16世紀末)に参戦し、兵士の士気を高めるために始めたといわれ、加治木で400年以上受け継がれてきました。大会は合戦の部だけでなく蜘蛛の色艶や姿形の美しさを競う優良ぐもの部もあります。平成8年には国から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました。
■アクセス電車 JR日豊本線「加治木」駅下車、西へ徒歩約7分
■お問い合わせ先姶良市加治木地域振興課/0995-62-2111
沖縄県島尻郡伊是名村 勢理客・仲田・諸見・伊是名公民館前
旧暦6月
伊是名島内の4つの地区がそれぞれに開催する豊年祈願の祭り。夕方から祝事があった家々を練り歩く「村ガーイ」が行われ、その後大綱引きが始まります。大きな松明が降り回される中、人々が担いだ板の上で上半身裸の若者たちが組み合いをする「スナイ」で興奮は最高潮に。綱引きの後は、沖縄相撲の大会が夜を徹して続きます。
■アクセス車 那覇空港から名護バスターミナルへタクシーにて約120分。 「名護運天」港から「伊是名」港へフェリーにて約60分。
■お問い合わせ先一般社団法人 いぜな島観光協会/0980-45-2435
沖縄県八重山郡竹富町西表 祖納公民館・干立公民館など
旧暦10月前後の己亥(つちのとい)からの3日間
稲の収穫が終わった後の「農家の正月」にあたる神行事。新たな年の豊作と村人の無病息災を願います。海から神を迎える船漕ぎや、五穀豊穣の象徴であるミリク神行列があり、黒衣の花嫁行列「アンガー行列」や干立の奇神「オホホ」などが有名。西表島は昔から稲作が盛んで、節祭が今も生活のための行事として生きています。 (国指定 重要無形民俗文化財)
■アクセス船 石垣島離島ターミナルよりフェリーで約45分。
■お問い合わせ先竹富町役場 教育委員会社会文化課 0980-87-6257
沖縄県うるま市平安座島
旧暦3月3日
旧暦3月3日、沖縄各地は白砂を踏み穢れを清める「浜下り」の日。うるま市平安座島で島最大の祭事「サングヮチャー」が行われます。ノロ(神女)に魚を捧げる儀式のあと、大きなタマン(魚)の張りぼてを担ぎ、潮が引いた海を道ジュネーし、島の発展や豊漁を祈願する祭りです。
■アクセス車 沖縄自動車道「沖縄北」インターより約30分。 「沖縄北」インターより県道36号線を直進し高架橋を下りてドンキホーテのある交差点を左折、金武湾のT字路を右折、海中道路から最初の島が平和座島。
■お問い合わせ先平安座自治会/098-977-8127
沖縄県南城市古堅集落内・古堅公民館
旧暦4月1日
約200年前に首里から南城市大里古堅地区に伝わったとされる五穀豊穣や子孫繁栄を願う伝統行事。南城市の無形民俗文化財にも指定されています。弥勒(ミルク)や旗頭を先頭に踊り手の子どもたちが、地域の拝所や集落内を練り歩きます。耳たぶをつかみながら「ミーミンメー」と歌い踊る子どもたちの姿が可愛らしく、地域の活力となっています。
■アクセスバス 糸満バスターミナルより沖縄バス36系統糸満新里線行きで約21分、「古堅入り口」下車、徒歩約1分。 車 那覇空港自動車道「南風原北」インターより国道329号線、県道77号線を通り約6分。
■お問い合わせ先南城市教育委員会文化課/098-946-8990
沖縄県国頭郡国頭村安田 国頭村安田公民館
8月下旬 ※2年に1度
人口160人余りの安田地区で400年余り続く安田のシヌグは五穀豊穣と無病息災を願う伝統行事です。2年に一度開催される「ウフ(大)シヌグ」では、村の男たちが山に登り、草木などを身につけ「一日神」となる儀式を行います。自然豊かなヤンバルの地で行われる神聖な伝統行事で国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
■アクセス車 沖縄自動車道「許田」インターより国道58号線を約45分北上し、与那より県道2号線を安田方面に約30分
■お問い合わせ先安田区公民館/0980-41-7138
沖縄県島尻郡与那原町
440年余の伝統を持つ与那原大綱曳。長さ約90メートル、重量5トンの大綱の上に琉装の支度を乗せて練り歩く様子は竜神を思わせます。雄綱と雌綱がカナチ棒により繋がれた瞬間に綱引きがスタートするのが他の大綱曳にはない醍醐味です。そして、決着後は互いの健闘をたたえ合い、和気あいあいと酒を酌み交わします。
■アクセスモノレール 「首里」駅下車、車で約15分
■お問い合わせ先与那原町企画観光課/098-945-5323
沖縄県糸満市 糸満漁港
旧暦5月4日
糸満ハーレーは、糸満の漁師達が海の恵みに感謝し「大漁」と「航海安全」を祈願する為、毎年旧暦の5月4日に行われ、当日は県内外から約3万人の観客が集います。行事は、木製の手漕ぎ船の競争で「御願バーレー」「青年バーレー」「アガイスーブ」(最後の勝負)があり、地域の誇りを懸けて争われます。
■アクセスバス 那覇市旭橋(バスターミナル)89系統「糸満バスターミナル」行き約40分、「糸満ロータリー」下車。会場まで徒歩3分 車 那覇市内より国道331号線を糸満方向へ(糸満漁港/北地区)約40分。会場まで徒歩8分
■お問い合わせ先糸満漁業協同組合 098-992-2011 糸満市経済観光部 商工観光課 098-840-8135