NPO祭り_DB001_100選
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ここは隠れキリシタンの悲しい歴史を語る長崎県五島︒下崎山の白浜神社での奉納相撲を終え︑一同は白浜の海岸︒へ下帯姿の若ものたちが観光客の顔に容赦なく︵墨ヘグラを︶つけてまわる︒化粧と同じで︑霊力をつける﹁タマフリ﹂だ︒和服の若い女性がふたり並んで歩いてちらも新婚でなければならないという︒次は玉蹴り︒それは鯨それの壮絶な争奪戦︒豊漁祈願だとか︒さらに青年団対消防団の大漁と豊作を占う綱引きがあり︑最後は巨大な藁草履が350キ︒ロ10数人の若ものがこれを担ぎ︑沿道で見物する女性を次つぎと載せ︑上下左右に揺すりながら山城神社に向かう︒第7代世襲の御幣持ち山内三弘さんが威風堂々と先導︒手ぬきをすれば御幣でゴツン︒大藁草履は山城神社に無事奉納﹁︒へトマト︑﹂名前の由来も︑神事の意味も定かではな︒い市長さの運転手さんも︑居酒屋のご主人も︑消防団員や駐在さんに聞いても誰も知らな︒いただ一説には豊作・無病息災を祈るものであり︑小正月の年占ではないかとも︒長崎県日本屈指の奇祭真︑昼の夢か上くるり︒︑彼羽女根つたきちをははやじおめらる菰︒樽にど大草履に載せられて運ばれる女性実施日/1月第3日曜日場所/長崎県五島市下埼山地区電話/0959-72-6111(五島市)交通/福江空港→路線バス15899重珍稀下崎山のへトマト行事

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