NPO祭り_DB001_100選
40/106

塩しお竃がまみなと祭鹽竈神社の主祭神は潮土老翁神で︑海を司る神である︒それは塩釜の人たちに塩の作り方を教えたとされる神︒それに感謝するのが神輿の海上渡御だ︒をみないものである︒重さ1ト東日本大震災で塩釜の市街地は台に位置していた神社は難をま市民の心を鼓舞するのはこの祭祭りの日︑午前11時ころ志波彦神社と鹽竈神社の神輿が神社を出御︒その豪華さは他に例ンの神輿は16人でかつがれ︑表坂の石段をおり︑市街地を渡御神が進む︒神妙な彼らの表情にみえるのは海に消えた家族や仲間の面影か︒鹽竈神社の神輿は鳳凰丸に︑志波彦神社の神輿が龍鳳丸に載せられ︑大漁旗をひるがえした漁船団に囲まれて日本三景の松島湾を巡航︒津波にえぐり取られた島が点在する︒海上渡御が終われば還御だ︒神輿のかつぎ手は202段の神社の石段に挑戦︒ここで最後の力をな表情と︑天に召された人への鎮魂の涙をみせた︒︵2011年7月取材︶宮城県海上神幸の御座舟災93実施日/7月海の日とその前日場所/宮城県塩竈市電話/022-364-1165(塩竈みなと祭協賛会事務局)交通/JR「本塩釜」駅下車36映

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る