NPO祭り_DB001_100選
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睦む月つき神事る︒その所作は稲づくりの様子る︒舞は奉仕者がかけ声をあ福井市駅から南西に車を走らせる︒そこは田んぼのなかに住宅が点在する大森町︒賀茂神社の氏子一同が行列で祭場の睦は4年に一度のハレの日だ﹁︒睦月神事﹂は800年の伝統をも︑つ中世の様式をよく残す文化価値のきわめて高い奉納舞であ会館には米俵の上に戸板を渡した舞台がしつらえられていげながら会場をまわる﹁明神参り﹂からはじまる︒さらに紙貼りの大玉を棒でたたき割る﹁油おし稚︑﹂児たちによる神迎えの﹁祝い中﹁﹂ささら﹁﹂さいやいや﹂と続く︒そして﹁︑田囃し﹂﹁蚕囃し﹂があり﹁扇本﹂と進む︒所作︑衣装︑囃しなどは観るものを中世の世界に誘う︒ここでは舞の練習も必ず神前で行わという︒練習自体が神事なのだ︒祭りの日だけではなく︑この地区の人々はいつの日も神に見ていただいているという自覚で生きているという︒米作りに真摯に向きあう姿に心が洗われる︒福井県中世舞の原型を残す希少な神事芸能4重歴精稀豊穣予祝を田遊演のじ一て種五だ穀︒豊穣を予祝する実施日/2月14日に近い日曜日(4年ごと)場所/福井県福井市大森町睦月神事会館電話/0776-35-1015(福井市文化財保護課)交通/JR「福井」駅下車→路線バス60

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