NPO祭り_DB001_100選
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鳴と無し神社秋の大祭なお稀ここは太平洋を背にした須崎市のリアス式海岸横浪半島海辺にある鳴無神社は人呼んで﹁土佐の宮島︒﹂雄略天皇4︵年460︑︶大国主命の長男である一言主命を勧請した古社だ︒この祭りでは豊作に感謝し︑子孫繁栄を願うための特殊神事︑ははと背よ頭ば負屋れわ主肩れ・車て御で登幣女︑場差︒・児つ守﹁のき婆添2斎う人女﹂の・神の子の結婚式が行われる︒いたいけな幼児が新郎新婦を演じる珍しいものである︒祭り前夜には前夜祭と結願祭がある︒それは前年の神の子と今年の神の子を交えて直会だ︒りは白酒で三々九度を︒穢れな餅・芋の煮つけ・味噌・イリボシが美味︒いありがた︒いなによりも私たち取材者への氏子さんたちの視線が温か︒い翌日は4人の乙女による巫女舞からはじまる︒その後︑白装束の神の子ラヤトワカハリシンメヨロヅヨマデワカミヤササラヤトワカハリシンメれる︒︶神の子の男児﹁は行児﹂供人数人︒一同は境内に据えられた神輿の前に正座して神妙に神事に臨む︒そして神の子ふたき幼い夫婦の誕生だ︒そういうことで︑ここは知る人ぞ知る縁て海から入る参道も稀少︒ササ高知県神の子の結婚神の子の祝言(撮影/宮武健仁)125実施日/旧暦8月22日〜23日(新暦要確認)場所/高知県須崎市浦ノ内東分鳴無神社電話/0889-42-8591(須崎市教育委員会生涯学習課)交通/JR「須崎」駅下車・高知自動車道「須崎東」IC67疎

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