NPO祭り_DB001_100選
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み︑霊気ただよう熊野速玉大程︒翌16日は熊野速玉大神のその日︑雲は低く山を包みこ社は小雨にけぶり︑今日そこに熊野速玉大神が降臨︒ここは神の降る里︵故郷︶か︑異界への入り口か︒これは1900年近い歴史をもつとされる日本最古級の祭りである︒祭り初日は10月15日﹁の神馬渡御式﹂にはじまり︑熊野川端﹁の杉の御仮宮﹂で古式の神事后である熊野夫須美大神来臨の再現がある︒前日の神馬とは異なり︑神輿と斎主船︑諸手渡御する︒世界唯一の川の参道美大神は競漕の出発地点の熊野川河原の下札場︒へそこで氏子地区9町の早船競漕が行われ設けられた﹁杉の御仮宮﹂で神代の祈りが奉げられる︒松明に照らされたこの祈りの場こそ日本の神の世界︒素朴にして敬虔な空間は唯一無二︒その厳かさに躰が震えてやまない︒上野宮船︑神幸船︑早船が熊野川をだ︒大社を出御した熊野夫須る︒接岸後︑熊野川の河原に和歌山県ここは神の降る里「杉の御仮宮」での神事(撮影/芳賀日向) 御船島をまわる早船競漕(撮影/芳賀薫)重137実施日/10月16日(「神馬渡御式」は15日)場所/和歌山県新宮市新宮熊野速玉大社電話/0735-23-3333(新宮市商工観光課)交通/JR「新宮」駅下車79歴精熊野速はや玉たま大社例大祭御み船ふね祭まつり

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