日本の祭りレポート

吉田の市入祭 壇尻子供歌舞伎

よしだのいちいりさい だんじりこどもかぶき

吉田の市入祭 壇尻子供歌舞伎1
吉田の市入祭 壇尻子供歌舞伎2
吉田の市入祭 壇尻子供歌舞伎3
吉田の市入祭 壇尻子供歌舞伎4
吉田の市入祭 壇尻子供歌舞伎5
DATA
5月5日 ※毎年同日
広島県安芸高田市吉田町 清神社~町内一帯
0826-42-0560(安芸高田市商工会)
中国自動車道「高田」IC
※取材時2019年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

ここに生まれた子は本当に幸せ

“「市入祭」の「市」は「町」のことで、この祭りは「神様が町に入られる」ということです”。祭りに先立ち、宮司さんが境内で町衆や中学生たちに優しく語ります。談話には日々の心がけも。ここは毛利元就の故郷でもあり、「1本の矢は折れるが、3本束ねれば折れない」などとか。
神事が終われば神輿が町に出て11か所のお旅所を回ります。壇尻屋台で吉田中学校2年生の有志が歌舞伎を演じます。彼らにとってそれは一生に一度の晴れ舞台。演目は「絵本太功記十段目尼ヶ崎之段」。本能寺以降の明智光秀です。またオリジナルの演目「郡山懐古 三矢の訓」を通じて少年たちは元就の教えを学ぶのです。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

市入り祭の祭礼で、神輿に供奉するだんじり屋台は約350年の歴史を持ち、「千歳山」と「八雲山」が 町内を練り歩き、その上で3人の子供が歌舞伎を熱演します。だんじり屋台の上で子ども歌舞伎を上演するのは全国でも稀で、千本桜など有名な演目のよく知られた箇所を抜粋して演じられます。その回数は1日10回にも及びます。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

フォトムービー

【広島県】吉田の市入祭  壇尻子供歌舞伎 2019年
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