日本の祭りレポート

数方庭祭

すほうていさい

数方庭祭1
数方庭祭2
数方庭祭3
数方庭祭4
数方庭祭5
DATA
8月7日~13日 ※毎年同日
山口県下関市長府宮の内町 忌宮神社
083-245-1093(忌宮神社)
JR山陽新幹線「新下関」駅下車  中国自動車道「下関」IC
※取材時2014年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

長府の夜に翩翻(へんぼん)と翻る巨大幟(のぼり)の群れ

第14代仲哀天皇を新羅の総大将・塵輪(じんりん)が攻めてきました。天皇は自ら弓をとり、塵輪を倒し、屍を忌宮(いみのみや)神社の境内に埋葬。それが今に残る鬼石です。しかし天皇は1年後に崩御。お妃の神功皇后はその意思を継ぎ朝鮮出兵するに際し、7日間忌籠り。「数方庭祭」もそれにちなんで7日間行われます。かつては槍や刀などをかざして踊っていましたが、元禄年間に武器を持つのはいかがなものかということで、竹の大幟(おおや)を担いで鬼石の周りを回る形となりました。大幟は長さ30メートル、重さ10キロ、最大周囲52センチにもおよび、“チャンコホイホイドンパッパ”の掛け声にのって60本ほどが若者に担がれ、境内を埋め尽くします。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

毎年8月7~13日に忌宮神社で行われる祭りです。男は、2本の竹をつないで作られた、高さ約30メートル、重さ約100キロある「大幟(おおや)」を担ぎ、女は、「切籠(きりこ)」と呼ばれる灯篭を付けた七夕飾りを持って、「鬼石」の周りを回ります。第14代仲哀天皇の時代に始まったとされ、山口県無形民俗文化財に指定されています。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

ドキュメンタリー映像

数方庭祭 ~巨竹に挑む 真夏の七日間~ / Suhoteiai
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