日本の祭りレポート

石崎奉燈祭

いしざきほうとうさい

石崎奉燈祭1
石崎奉燈祭2
石崎奉燈祭3
石崎奉燈祭4
石崎奉燈祭5
DATA
8月第1土曜日
石川県七尾市石崎町 八幡神社
0767-53-8424(七尾市産業部観光交流課)
のと鉄道七尾線「和倉温泉」駅下車
※取材時2017年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

能登の港町に男の美学をみた

能登の祭りに共通するのは大型の灯籠「キリコ」です。七尾市石崎町には西1区、西2区、西3区、東1区、東2区、東3区、東4区があり、6基の奉燈が街を練ります。運営は青年団で、トップの支部長は笛ひとつで運行の指揮をとり、それに呼応して太鼓打ちがド ドン ド ドンドン。それは踊るような、エビが跳ねるような、なんとも粋のいい打ち方。浴衣姿の子どもたちが奉燈の上で笛を吹きます。鉦を打ちます。その瞬間、“いやさかさっさ さかさっさい いやさかさー”の掛け声で100人ばかりの逞しい石崎男が巨大奉燈を担ぎあげます。そして進むのです。整然とした流れ、緊迫感、これはもうたまらない美。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

漁師町石崎の氏神・八幡神社の納涼祭。大漁祈願はもとより、度重なる大火を恐れ鎮める神事としたた“奉燈”。高さ12メートル、重さ2トンに及ぶ七基の奉燈には武者や海にちなんだ絵が描かれます。ねじり鉢巻が勇ましい100人もの海の男たちによって担がれ、「イヤサカサー…」の掛け声とともに港町を乱舞します。

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