日本の祭りレポート

灘のけんか祭り

なだのけんかまつり

灘のけんか祭り1
DATA
10月14日~15日 ※毎年同日
兵庫県姫路市白浜町 松原八幡神社・お旅山・灘各地区
079-221-2111(姫路観光協会)
山陽電鉄「白浜の宮」駅下車
※取材時2007年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

絢爛豪華な屋台に「灘モン」の心意気が炸裂

彼らは自らを「灘モン」と呼び、祭りは地域の誇りと意地のぶつかりあい。この祭りで神輿をぶつけあうのは、神功皇后が三韓から凱旋したとき、舟の牡蠣殻(かきがら)を落したことに由来する説と、出兵の際、濃い霧により船がぶつかりあった様子を再現したものがあります。
松原八幡神社に集結した金色屋台の群れには目が眩み、これでもか!という豪華絢爛さ。祭りの最後はお旅山の矢倉畑で神輿のぶつけあいです。家族は祭りにだけ帰ってくる親族をひやかします。“親の法事にうせもせず(来ないのに)、来いとも言わんのによう来たの。甘酒飲むか、寿司食うか。それともヤッサ(屋台)見に行くか”。

【取材・文:苦田秀雄】

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