日本の祭りレポート

能登島向田の火祭

のとじまこうだのひまつり

能登島向田の火祭1
能登島向田の火祭2
能登島向田の火祭3
能登島向田の火祭4
能登島向田の火祭5
DATA
7月最終土曜日
石川県七尾市能登島向田町 伊夜比咩(いやひめ)神社
0767-53-8424(七尾市観光交流課)
JR北陸本線「和倉温泉」駅から路線バス   のと里山海道「和倉北」IC
※取材時2015年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

初秋の能登路を焦がす大松明

この祭りは夏越(なごし)*または虫送り*の行事が起源とされます。ご神木の大松明の芯になるのは樹齢60年の松。高さは30メートル、重さ10トン。ご神木の周りにはシバ800束を縛りつけ、崎山広場に完成したそれは神々しい威厳を放ちます。大松明への点火に先立ち、神輿とサキドラ、カマヒバシ、シンドラ、フジキリ、マーカイ、ハヤシカタ、アトドラという名前のついた7基のキリコが大松明の周りを回り、祭りに勢いを与えます。300人ほどの氏子や観光客が手松明をぐるぐる振りまわし、大松明に点火。轟々たる火が天に燃え立ちます。ほどなく大松明はどうと倒壊。山側に倒れれば豊作、海側なら豊漁という占いなのです。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

七尾市能登島で7月に行われるダイナミックな火祭り。男衆が伊夜比咩神社から神輿と大小7基のキリコ(奉灯)を担ぎ出し、広場に設置された高さ30メートルの大松明の周りを練り歩きます。熱気が最高潮に達すると、手松明を一斉に投げつけ、点火。大松明は火柱となって燃えさかり、倒れた方向で豊漁、豊作を占います。

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