日本の祭りレポート

朝倉の梯子獅子

あさくらのはしごじし

朝倉の梯子獅子1
朝倉の梯子獅子2
朝倉の梯子獅子3
朝倉の梯子獅子4
朝倉の梯子獅子5
朝倉の梯子獅子6
朝倉の梯子獅子7
朝倉の梯子獅子8
朝倉の梯子獅子9
朝倉の梯子獅子10
DATA
10月第一日曜日(前日:試楽)
愛知県知多市 牟山神社
0562-51-5637(知多市観光協会)
名鉄「朝倉」駅下車西知多産業道路「朝倉」IC
※取材時2023年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

命綱より相方を信じる

愛知県北西部、知多半島。この地の伝統芸能としてよく知られるのは尾張知多万歳、そしてこの朝倉の梯子獅子です。高さ9メートル、3本の細い横柱を“舞台”として、油単をかぶり獅子頭を操りながらの危険な曲芸にも関わらず、命綱はありません。囃子に合わせて櫓の上で披露される二人立(ふたりだち)獅子舞を見ようと、牟山神社の境内は立錐の余地もないほどの混みよう。演技に先だってするすると梯子を上がった若者が足場を濡れ布巾で湿らせ、お清めの塩をたくさん地面にまきました。日々の研鑽、相方への信頼、万全の準備、そして神への祈り。恐怖感を乗り越え全身全霊を込めた30分間の演舞に、いつまでも拍手がやみません。

取材・文:加藤正明

概要

今から400年程前、朝倉村に農作物を荒らす猪が度々現れ、甚大な被害をもたらしました。そんな猪を梯子攻めにして退治し、その翌年大豊作となったことから、猪の供養と豊作を祈願する祭りとしたことが起源と言われています。高さ約9メートルの櫓(やぐら)で行う二人一組の獅子舞は「運勢の舞い」などを披露し、数々の離れ業を行います。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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