日本の祭りレポート

神田祭

かんだまつり

神田祭1
神田祭2
神田祭3
神田祭4
神田祭5
DATA
隔年の5月第2土曜日・日曜日(神幸祭) 5月15日(例大祭)
東京都千代田区外神田 神田明神
03-3254-0753(神田明神)
JR中央線「お茶ノ水」駅下車  JR京浜東北線「秋葉原」駅下車
※取材時2015年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

これぞお江戸の天下祭!

東京外神田108町の神輿が行列を従えて都心を練り歩きます。神幸は神幸旗・鼻高面・神田囃子・御鉾・随神・一ノ宮鳳輦(ほうれん)・騎馬神職・四神旗・雅楽伶人などで、地方からの参加も。これは日本最大の都市祭といっていいでしょう。江戸時代、この祭りは天下祭とよばれ、36基の山車が江戸城に入り、将軍や大奥の女性たちにも披露されたといいます。見物する側も多くの知人を招いて店(たな)の前で賑やかに饗応。この祭りの神田囃子は絢爛な江戸文化を象徴する華やかなもので、伝承曲目は「屋台」「昇殿」「麒麟」「亀戸」「投げ合い」などがあります。この日、東京のビジネス街は江戸になります。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

日本三大祭、江戸三大祭のひとつに数えられる神田祭。江戸の総鎮守・神田明神の祭礼です。江戸城内に入ることを許され、将軍の上覧に供された数少ない祭りのひとつで「天下祭」と謳われました。今年は遷座400年という大きな節目の年。粋で洒脱な江戸っ子気質、絢爛豪華な江戸絵巻が繰り広げられます。

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