日本の祭りレポート

諏訪神社秋季例大祭・奉納煙火

すわじんじゃしゅうきれいたいさい ほうのうえんか ほうのうえんか

諏訪神社秋季例大祭・奉納煙火1
諏訪神社秋季例大祭・奉納煙火2
諏訪神社秋季例大祭・奉納煙火3
諏訪神社秋季例大祭・奉納煙火4
諏訪神社秋季例大祭・奉納煙火5
DATA
9月23日  ※毎年同日
長野市新諏訪 諏訪神社
JR北陸新幹線「長野」駅下車
※取材時2021年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

信州長野に驚異の仕掛け花火が

この祭りの奉納煙火は天保7年(1836)の疫病退散と五穀豊穣を祈って生まれたもの。硫黄や硝石のにおいが疫病を退散させると信じたのです。奉納花火は神社の境内とその後ろの郷路山と神社の間500メートルが舞台となります。演目は「御神前」「手牡丹」「立火」「額火」「仕掛」「瓜割(うりわり)の華」、さらに鯉や亀が火花のなかを上ってゆく「清瀧」、「スターマイン」「大綱火」など15種。「瓜割の華」は蛇の目傘に16本の火薬筒をぶらさげ、閉じた傘が点火によって開き、火の粉が滝のように流れる技。「大綱火」は下の諏訪神社から郷路山に500メートルの銅線を2本張り、それを伝って花火がシュルルとかけ上ってゆくもの。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

長野市・善光寺の西、諏訪神社の秋祭りに奉納される「瓜割煙火」。約180年前、疫病退散を祈願した煙火奉納が由来。仕掛け花火は地元住民からなる保存会の手作りで、伝統製法と新技法を織り交ぜて複数の花火を奉納します。神社裏の山に火玉が駆け上がる「大綱火」が披露されると熱気が最高潮に達します。

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