日本の祭りレポート

麓山の火祭り

はやまのひまつり

麓山の火祭り1
DATA
8月15日 ※毎年同日
福島県双葉郡富岡町 麓山神社
0240-22-2111(富岡町役場 産業振興課)
JR常磐線「夜ノ森」駅下車  常磐自動車道「常磐富岡」IC
※取材時2008年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

ここに日本のムラ社会の原点が

この祭りは年2回行われる「はやまごもり」、「おこもり」ともいわれるもの。参加者は一定期間山に籠って別火、垢離(こり)などの精進潔斎を行います。祭の最後の日の神事がこの祭りの特徴であり、翌年の豊凶・村全体の吉凶だけでなく、個人の悩みなどをも占います。
夕刻、麓山神社で境内の櫓(やぐら)で太鼓が打ち鳴らされ、「火もらい」役が宮司から御神火をいただき、境内の巨大な籠松明(かごたいまつ)に火を移します。人々は次々と手松明に点火。一行は御神体を先頭に、“千燈(せんどう)、万燈(まんどう)”の掛け声で山の上に一目散。山頂で万歳を三唱して下山。富岡町や大熊町から松明の炎がよく見えれば、その年は豊作になるという言い伝えがあるのです。

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