日本の祭りレポート

野原八幡宮例大祭

のばらはちまんぐうれいたいさい

野原八幡宮例大祭1
野原八幡宮例大祭2
野原八幡宮例大祭3
野原八幡宮例大祭4
野原八幡宮例大祭5
野原八幡宮例大祭6
野原八幡宮例大祭7
野原八幡宮例大祭8
野原八幡宮例大祭9
野原八幡宮例大祭10
DATA
10月15日 ※毎年同日
熊本県荒尾市野原 野原八幡宮
0968-57-9960(荒尾市観光協会)
JR鹿児島本線「荒尾駅」からバス約30分
※取材時2024年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

宮方と武家、ふたつの行事を奉納

この祭りを担う地区はかつて「野原荘」というひとつの荘園(貴族・寺社などの私的な領地)でした。しかし荘園領主と地頭(幕府の管理人)の間で土地の領有権をめぐって衝突が頻発し、鎌倉時代のあるとき「東郷(宮方)」「西郷(武家)」に分筆。東郷からは風流(ふうりゅう)と呼ばれる悪魔払いの行事が、西郷からは神馬に節頭(神様)を乗せて練り歩く節頭行事が、野原八幡宮の例大祭に奉納されるようになりました。現在の形式は1800年頃以降のものといわれ、どちらの奉納も稚児(神様となった子ども)が主役。野原八幡宮ではひと月早い七五三がこの例大祭にあわせて行われ、晴れ着姿の親子も集います。
※この例大祭の「風流」を含む全国41件の「風流踊」が2022年ユネスコ無形文化遺産に登録

[取材・文:加藤正明]

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