日本の祭りレポート

大曲の花火

おおまがりのはなび

大曲の花火1
DATA
8月第4土曜日
秋田県大仙市雄物川右岸河川敷
0187-62-1262(大曲商工会議所)
JR秋田新幹線「大曲」駅下車
※取材時2011年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

陸奥の初秋に咲く大輪の花々

この花火は全国の花火師が腕を競う全国大会です。大曲に花火が定着したのは藩主の佐竹公が国替えの際、花火職人を帯同したといいます。そのとき雄物川の洪水に遭い、ここに長逗留するうちに職人が地元の娘と恋に落ち定住。それによってここに花火が定着したといいます。
この大会には「昼花火」「10号割物花火」「創造花火」の3部門があり、すべて花火師自身の手で打ち上げなければなりません。雄物川に陽が落ち、「10号割物花火」「創造花火」が始まりました。前者は4重あるいは5重の芯をもつものまであり、それは日本最高レベルにして究極の戦い。そして後者はコンピューターを駆使したアートとなるのです。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

大曲の花火は、明治43年(1910)諏訪神社祭典の余興(よきょう)「奥羽六県煙火共進会」として開催されたのが始まりです。歴史と伝統、安全性・景観とも全国屈指の花火鑑賞地、また、全国の花火師が「腕をふるう殿堂」として認知されています。ほんの数秒の間に繰り広げられる花火師たちの精緻(せいち)な技と花火芸術の最高峰をご覧ください。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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