日本の祭りレポート

高田観光盆踊り大会(草地おどり)

たかだかんこうぼんおどりたいかい くさちおどり

高田観光盆踊り大会(草地おどり)1
高田観光盆踊り大会(草地おどり)2
高田観光盆踊り大会(草地おどり)3
高田観光盆踊り大会(草地おどり)4
高田観光盆踊り大会(草地おどり)5
DATA
8月18日  ※毎年同日
大分県豊後高田市金谷町 中央公園イベント広場
0978-25-6219(豊後高田市 商工観光課)
JR日豊本線「宇佐」駅下車  東九州自動車道「宇佐」IC
※取材時2018年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

この踊りはいつも草地のくらしのなかにあったもの

大分県は盆踊りの宝庫です。なかでも「草地おどり」は豊後高田市草地特有の踊りとして全国的に有名。誕生は300年ほど前の享保の時代とされます。踊りの種類は「レソ」「マッカセ」「ヤンソレサ」「六調子」の4つ。前者ふたつのリズムは優しくも闊達でかつやわらかいものと、後者のふたつはメリハリのきいた勇ましい男踊りで、女性の着物から男性の法被姿に変身するところが見せ場です。
「草地おどり」は単なる娯楽ではなく、本来は草地地区全域の集落で初盆の家の前で踊るもの。いまでは草地地区の芝場集落にだけ伝承されています。今年も芝場のある家の前に住民が三々五々集合。窓は開け放たれ、仏壇に遺影が飾られ、近所の人たちがその前で輪になって慰霊の踊りをします。これは草地のソウルダンスなのです。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

300年以上前、庶民の間で広まった、県選択無形民俗文化財の「草地おどり」。踊り手は若手の女性18人で稽古に励んでいます。中でも、高田観光盆踊り大会は一年に一度の晴れ舞台。祭りを締めくくるフィナーレとして登場し、浴衣姿の優しい女踊りから法被姿の激しい男踊りへの早変わりを披露し、会場を魅了します。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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