日本の祭りレポート

西祖谷の神代踊

にしいやのじんだいおどり

西祖谷の神代踊1
西祖谷の神代踊2
西祖谷の神代踊3
西祖谷の神代踊4
西祖谷の神代踊5
西祖谷の神代踊6
西祖谷の神代踊7
西祖谷の神代踊8
西祖谷の神代踊9
西祖谷の神代踊10
DATA
旧暦6月25日
徳島県三次市西祖谷山村善徳 善徳天満神社境内
0883-76-0877(三好市観光協会)
JR土讃線「大歩危駅」からバス(かずら橋バス停下車)→タクシー約30分
※取材時2024年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

四国の秘境に展開する夢の世界

西祖谷は四国の秘境、平家落人伝説の伝わるところ。人口およそ150人。標高1060メートルにある天満神社で奉納されるこの踊りは、菅原道真が雨乞いのため始めたものと伝わります。
踊り手一同はまず頭屋宅の庭で踊り、山の上の天満神社へ向かいます。法螺貝が勇壮に吹き鳴らされ、踊りの開始が告げられます。次に編み笠姿の男性たちが太鼓を打ちながら小唄を唄います。太鼓は直径1メートル、重さ15キロ。男性たちは天狗、薙刀使い、棒振り、獅子、奴、身長ほどの大草履を背負った草履取り、山伏などの役を担当。その周りを20~30人の踊り子たちが輪になり、頭に花笠、扇子を手にして踊ります。曲目は15。
四国山地の、このような秘境に、夢のような世界が展開されている。日本の民俗文化の深淵を感じます。

[取材・文:苦田秀雄]

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