日本の祭りレポート

あばれ祭り

あばれまつり

あばれ祭り1
DATA
7月第1金曜日~土曜日
石川県鳳至郡能都町
0768-72-2505(能登町商工観光課)
能登空港から車で20分   JRのと鉄道「穴水」駅から路線バス 
※取材時2010年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

これほどまでに神輿をいためつける祭りがあろうか

寛文年間この地方に「泥棒風」という疫病がはやり、多くの死者が出ました。そこで桜井源五が京都の八坂神社の牛頭(ごず)天皇を勧請して祭りをしたところ、疫病は絶滅。
“ちょうさ ちょうさ”の掛け声で若者たちは神輿を担ぎ、地面に叩きつけ、転ばします。ホースで神輿に放水する者も。「あばれ祭り」たる所以です。このような祭りは「荒れ祭り」ともいわれるもの。「荒れ」とは「生(あ)れ」のことで、神霊の新生を意味します。激しければ激しいほど霊力が増すとされているのです。さらに神輿は欄干ごしに川に投げ落とされ、激しくぶつけられ、ひっくり返され、八坂神社に神幸し、そこで火中に投げ込まれます。おそらく神輿の扱いの荒っぽさ、日本一でしょう。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

高さ7m、40数本の奉燈(キリコ)が町を練り歩き、二基の神輿を海や川、火に投げ込む勇壮な祭りです。1日目は宇出津港の波止場に奉灯が勢揃いし、松明の周りを乱舞します。2日目は入り宮までの道中で、神輿を道路や川に落としたり、神社前の置き松明の中に何度も投じたりと、神輿がボロボロに壊れるほど暴れつくします。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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