日本の祭りレポート

阿月の神明祭

あづきのしんめいまつり

阿月の神明祭1
DATA
2月11日 ※毎年同日
山口県柳井市阿月 神明宮
0820-23-3655(柳井市観光協会)
JR山陽線「柳井」駅から路線バス  山陽自動車道「玖珂」IC
※取材時2012年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

神のチカラを宿す巨大な御神体

祭りの朝、阿月の浜に東と西に御神体を立てる「起こし立て」が行われます。神霊はそのときそこに降臨。御神体は紙垂(しで)が風に舞い、威風堂々。圧倒的な神のチカラです。祭りは「神明太鼓」「神明踊り」「長持じょうげ」の出しもので構成。「神明踊り」には新撰組や柳生但馬守、鼠小僧なども登場。「長持じょうげ」は裸男3人が長持を棒に縛りつけて担ぎ、奇妙な十文字のステップで町を練ります。“シャンノシャンノシャン マイドローヤー”の掛け声も独特。夜8時、総代が御神体に点火。それは炎に包まれ、どぅと浜に向かって倒れました。人々は御神体の飾りを手に家路につき、家に飾って家内安全を祈るのです。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

白装束の若者たちが酒樽に棒をかけて練り歩き、法螺貝(ほらがい)の合図で、神明(しんめい)と呼ばれる高さ約20mの御神体を東西2ヵ所に立て無病息災、五穀豊穣、厄除けを願います。「神明祭」、「小早川氏軍神祭」を合わせた独特の祭事で、平成21年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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