日本の祭りレポート

鳩間島豊年祭

はとまじまほうねんさい

鳩間島豊年祭1
DATA
7月12~13日と、その翌々週の土、日曜日
沖縄県竹富町鳩間島
0980-82-6191(竹富町観光課)
石垣島離島ターミナルから通船で40分
※取材時2010年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

ちいさな島のおおきな祭り

飛行機で那覇空港乗り換え石垣島へ。そこからは船。鳩間島は台北より南。これは文化混合の祭りです。本土の神社に当たる御嶽(うたき)には鳥居があり、仏教の菩薩の弥勒菩薩(ミルク様)、子孫繁栄の島の神カムラーマ、大陸から伝わったハーリー、琉球の古代演舞と民謡、安来節に日本舞踊など。それが渾然一体となり、何の違和感もなく島の風習に溶け込んでいるのです。祭りは演舞、ハーリー競漕と続き、翌日曜日は有志が集まり、この年の1年の総括と島の将来について飲みながら語りあう「吟味(ぎんみ)」があり、最後は綱引きという流れ。西が勝てば豊作、東なら豊漁ということ。勝敗はどうあれ、常に西が勝ったという形にします。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

一年の収穫に感謝し、五穀豊穣を祈願する、鳩間島最大の祭りです。祭り当日は、人口数十人の島に、何百人もの島出身者や観光客が訪れます。1日目は夜通し神に祈りを捧げるユードゥシ(夜通し)。2日目はミルク行列、奉納芸能の披露、パーレー※などが行われ、3日目は綱引きと、盛りだくさんの行事が繰り広げられます。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

⽇本の祭りレポート⼀覧へ

その他の日本の祭り

お問い合わせ
PAGE
TOP