日本の祭りレポート

勝山左義長

かつやまさぎちょう

勝山左義長1
勝山左義長2
勝山左義長3
勝山左義長4
勝山左義長5
勝山左義長6
勝山左義長7
勝山左義長8
勝山左義長9
勝山左義長10
DATA
2月最終土曜日~日曜日
福井県勝山市
0779-88-8114(勝山左義長まつり実行委員会)
えちぜん鉄道「勝山」駅下車
※取材時2024年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

越の勝山、春はもうすぐ

ここは越の国。恐竜で世界的に有名になったところです。町なかで展開されている「勝山左義長まつり」へ。市内12か所の櫓の上で赤い長襦袢姿の若い男女が踊りながら太鼓を打つ、打つ、打つ。はじける笑顔。なんと楽しい演奏でしょう。これはきっと神様も喜ぶことでしょう。
そもそも「左義長」とは、宮中行事の打毬(だきゅう)という球技で使う杖が由来とされ、それは毬杖(ぎっちょう)とよばれるもの。由来は球技で壊れた毬杖を3本束ね、陰陽師が囃しながら焼いたことからとされています。これは小正月の行事で、全国各地で行われています。左右の露店の列に目をやりながら町内を歩けば勝山城下の下町の香りがぷんぷん。辻々で太鼓の演奏が披露され、ここはもう祭り一色。
夜8時、神社で採火された御神火が九頭竜川の河川敷に運ばれます。そこに立つのは御神体。御神火を点火。炎が夜空を焦がします。こうして歳徳神は天上に送られるのです。

[取材・文:苦田秀雄]

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