日本の祭りレポート

清沢の神楽

きよさわのかぐら

清沢の神楽1
清沢の神楽2
清沢の神楽3
清沢の神楽4
清沢の神楽5
清沢の神楽6
清沢の神楽7
清沢の神楽8
清沢の神楽9
清沢の神楽10
DATA
11月下旬
静岡市葵区黒俣子之神社(神事)、小林家(清澤神楽)
054-221-1066(静岡市観光交流文化局文化財課)
静岡スマートIC
※取材時2024年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

この神楽鑑賞は至上の贅沢

そこはここがまだ静岡市なのかと疑うような山の中。その山肌にへばりつくようにある小林家。ポツンと一軒家。今川家臣の子孫。その居間が清澤神楽の舞台です。笛の音がヒュルル、ヒュルルと山肌をはい上がり、鈴と太鼓がシャンシャン、ドンドン歯切れ良く。人里離れたこんな秘境でも人々は故郷の文化を紡いでいるのです。
この神楽は基本的に「湯の舞」「五方の舞」「大助の舞」「金丸大明神の舞」「安倍太刀の舞」など24演目あり、午後3時から翌朝未明まで行われます。舞は陰陽五行説にのっとり、東西南北に舞筋をとってそれぞれの方向に向かって同じ所作を繰りかえします。さらに湯立神事や反閇などの呪術的な意味合いをもった演目もあり、舞台の天井には色鮮やかな切り飾りが垂れ下がり、もしかしたらこれを鑑賞できることは至上の贅沢かも。

[取材・文:苦田秀雄]

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