日本の祭りレポート

鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり

かしまじんじゃれいさいとぎょさい しらかわちょうちんまつり

鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり1
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり2
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり3
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり4
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鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり6
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり7
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり8
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり9
鹿嶋神社祭礼渡御祭 白河提灯まつり10
DATA
隔年9月3週の金曜日~日曜日
福島県白河市大鹿島 白河鹿嶋神社
0248-23-3079(白河鹿嶋神社)
JR東北新幹線「新白河」駅下車
※取材時2024年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

あたたかい灯のなかに武家社会の誇りが

これは別名「儀式祭り」といわれ、武家社会の格式を現代に伝える稀少な祭り。神事、神輿の町内渡御、提灯行列、屋台や山車の引き回しなど、その所作や言葉は武士そのもの。福島県に多くみられる祭りの空気感です。
祭り初日の夜、神輿は高張提灯軍団の先導で白河鹿嶋神社を出御。それはゆらゆらゆら、あたたかく優しい灯の行列。たいこ橋の池の水面に灯りがゆらめきます。23の地区それぞれが長さ10メートルの先達竿頭提灯を先頭に、3メートルの高張提灯、神輿、しんがりが元方提灯の構成での神幸。彼らは町内を神幸したあと、順次阿武隈川に入ってゆきます。渡河による清めです。水面にゆらめく提灯の灯りが幻想的。武家社会の規律と町民の優しさの同居する「白河提灯まつり」は陸奥の秋への入り口か。

[取材・文:苦田秀雄]

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