日本の祭りレポート

とぅばらーま大会

とぅばらーまたいかい

とぅばらーま大会1
DATA
旧暦8月13日
沖縄県石垣市真栄里公園
0980-82-1515(石垣市民会館)
石垣空港より車で30分
※取材時2008年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

月夜に流れる八重山の心の唄

「トゥバラマ」とは、女性が愛しい男性を意味する言葉で、男性は女性を「カヌシャマ」とよびます。沖縄は民謡の宝庫で、「とぅばらーま」をはじめ「鳩間節」「芭蕉布」「安里屋ユンタ」など、その多くは琉球の心や自然を唄ったもの。「とぅばらーま」は男女の恋唄として知られていますが、もともとは労働歌でした。いま人々は大会として月明かりの芝生に寝そべって鑑賞。“愛しや乙女子ぬ むめやらば 歌ばしいきばり きぃんだら”、“思うてぃ通やらば 千里ん また戻らば 元ぬ千里”など、言葉はなかなか理解できなくても、これはなぜか懐かしさを感じる唄。それはウチナーンチュ(沖縄の人)の深くやるせない想いを語る即興詩。心にしみます。

【取材・文:苦田秀雄】

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