日本の祭りレポート

高浜七年祭

たかはましちねんまつり

高浜七年祭1
高浜七年祭2
高浜七年祭3
高浜七年祭4
高浜七年祭5
DATA
6月30日~7月6日(6年ごとの開催)
福井県大飯郡高浜町
0770-72-7705(高浜町文化遺産化保存活用協議会)
JR小浜線「若狭高浜」駅下車   舞鶴若狭自動車道「大飯高浜」IC
※取材時2019年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

初夏の若狭の祭りのスペクタル

この祭りは京都「祇園祭」に起源をもつ疫病退散の御霊会(ごりょうえ)です。それは無実の罪で命を落とした人の怨霊や災いを防ぐため、その疫神を慰撫するもの。7年ごとに行われる祭りは初日の神幸祭に始まり、最終日の還幸祭までの7日間、3基の神輿の町内巡行、曳山芸能、神楽、太刀振り、お田植え、俄(にわか)など、参加各町が総力を結集してくりひろげられます。太刀振りは丹後東部に伝わる「振物」をベースに芝居仕立てで、その技量は驚くほど高度。曳山囃子もよく調和がとれ、美しい音曲をかなでます。祭りの最後に3基の神輿は鳥居浜で「足洗いの儀」を行い、7日間にわたり集めてきた地域の厄災を海に流すのです。若狭にこれほどの爛熟、洗練された芸能が残されていたとは。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

数えで7年に一度、多くの奉納が7日間にもわたって町の各所で行われる福井県高浜町の「高浜七年祭」。佐伎治(さきち)神社の式年大祭で、県の指定無形民俗文化財になっています。その歴史は古く440年以上前から続いているといわれています。3基の神輿が巡行し、太刀振や大太鼓などの多彩な芸能が奉納され、昔と変わらず氏子たちによって連綿と受け継がれています。町衆は言います「七年に一度だから、祭人の魂は激しく燃え上がるんです」…と。そんな伝統の祭りをこよなく愛し、生活の一部となっている家族がいました。祭りの歴史を丁寧に取材しながら、祭りが織りなす「家族の絆」を描きます。

フォトムービー

【福井県】高浜七年祭 2019年

ドキュメンタリー映像

神に捧げる太鼓の音~高浜七年祭~ / Takahama Shichinen Matsuri
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